「江の島・鎌倉フリーパス」を使って夏を満喫しよう!

「江の島・鎌倉フリーパス」で子どもとめぐる夏の鎌倉・江ノ島1DAY TRIP

大人だけじゃない、子どももお得な「江の島・鎌倉フリーパス」とは

▲片瀬江ノ島駅。副駅名は「新江ノ島水族館 最寄駅」。2020年7月に完成した新しい駅舎

「江の島・鎌倉フリーパス」は小田急線各駅からの往復割引きっぷがついた、小田急線藤沢駅~片瀬江ノ島駅間と江ノ電全線で乗り降り自由になる、お得に周遊が楽しめる乗車券です。江ノ島・鎌倉地域の施設や飲食店などで割引などの特典も受けられます。

▲改札内に設置された新江ノ島水族館の水槽。早くも気分が盛り上がりますね

なお、小児用ICカード利用時のこども運賃は小田急線内一律50円です。江の島・鎌倉フリーパス(こども運賃)については、こちらをご覧ください。

自然と神秘をまるごと体験できる江ノ島の最奥へGO!(べんてん丸)

▲海風が気持ちのよい季節。普段は見れない角度からダイナミックな江ノ島の姿も見ることができます

片瀬江ノ島駅から徒歩7分ほど、地下道を通り江の島弁天橋手前(公衆トイレ隣)にある乗船場から遊覧船「べんてん丸」に乗ってみましょう。江ノ島の最奥、稚児ヶ淵・岩屋方面へ約6分で移動することができます。料金も手ごろで大人400円、小人200円(6才以上、小学生)、満5才以下は無料です。

▲稚児ヶ淵側の乗船所。往路だけでなく復路の利用もできます

これからの暑い季節はお子さんの体力や時間の節約にも良いですね。
安全第一での運行となっており、天候、海況より欠航の場合があります。当日の運行時間や運行状況につきましては、毎日9時半頃更新される藤沢市観光協会ホームページで確認ができます。

江ノ島で自然観察と磯遊びができる稚児ヶ淵へGO!

▲満月や新月近くの干潮時には潮がひき岩場で遊ぶことができる稚児ヶ淵(ちごがふち)。古から変わらぬ景色がそこにはあります

▲潮がひき干潮時だけ姿を現すタイドプール(磯にできる自然な水槽)。よーく見るといろんな生き物を見つけることができます!

▲日焼け、熱中症に十分気を付けてお過ごしください

慣れた親子は磯遊び用のシューズや水着で楽しんでいます。生きた小魚や蟹、貝を見つけることもでき、海藻も色と形が特徴的で見ているだけでも飽きません。

満潮時や荒天の日には稚児ヶ淵付近の磯場へは立入りできません。海況に気を付けてお楽しみください。

夏はひんやり涼しい洞窟パワースポット 江の島 岩屋へGO!

▲稚児ヶ淵の先、遊歩道を進むと江の島 岩屋入口が現れます。自然の力、海水の力によって削られ作られた洞窟を探検してみましょう

入口からすぐ、両側の壁面には江ノ島の歴史や特徴を知ることができるパネルが掲示されています。江島神社の起源とも言われる「龍神伝説」についてや葛飾北斎や歌川広重が描いた江ノ島の浮世絵も。江ノ島が古くから信仰や修行の場所であり、また避暑などレジャーの島としても親しまれてきたことが分ります。

▲岩屋は第一洞窟と第二洞窟で構成されています。海水の力によって奥深くまで掘られたということに驚いてしまいます

▲一番奥に鎮座するのは龍神様!ライトアップと効果音の演出もありますので、小さなお子さんには少し怖いかも知れません

この龍神様、最初は暴れん坊で有名だったそうですが、弁財天様に恋して以降は大人しくなったという謂れがあります。江島神社のルーツとも言われる場所で、鎌倉時代のあの武将らも参拝した記録も残っています。内部のあちこちに往時に奉納された石像があり、人々が詣でたことが分ります。

入場料は大人500円、小学生200円です。
「江の島・鎌倉フリーパス」提示で入場料が10%割引となります。

関東近郊では少ない洞窟探検が楽しめます!

お子さまと一緒に楽しめる海見えイタリアンへGO!(iL CHIANTI BEACHE)

▲新江ノ島水族館隣、ビーチフロントの【iL CHIANTI BEACHE(イルキャンティビーチェ)】。晴れた日には客席から富士山も見えます

江ノ島でたっぷり遊んだあとは、お腹ペコペコなお子さまと一緒にカジュアルなイタリアンをいただきましょう。全席オーシャンビューという解放感溢れる店内は、客席数も多く、お子さまと一緒の食事でもストレスなく食事を満喫することができます。

▲子どもから大人まで楽しめるメニューが多数。スパゲッティやピザなどはサイズ展開(M、L、LL)があるのも嬉しいです

せっかくの江ノ島、鎌倉ということで「しらす」を使ったメニューも充実しています。「シラス・マルゲリータ」ピザや「昔ながらのナポリタン」スパゲッティはお子さんにも食べやすくて人気とのこと。もちろんドルチェなどの甘い物、ドリンク類も充実しています。午後の活力をチャージしましょう!

相模湾・太平洋の自然と生物を丸ごと楽しめる日本を代表する水族館、えのすい へGO!

▲世代を問わず楽しめる工夫が盛りだくさん。入って最初にあるのは相模湾ゾーン。お子さまの視線の高さが水中の様子がちょうどよく見えるようにしているそうです

日本で最初にイルカショーを開催したことでも有名な(旧)江の島水族館のDNAを引き継ぎ、2004年に「新江ノ島水族館」としてグランドオープン。「えのすい」という愛称で地元からも愛され、目の前に広がる相模湾と太平洋の生物たちを中心に、独自の見せ方や新しい企画で、いつ訪れてもフレッシュな気分で楽しめる総合レジャースポットです。

お子さま連れに嬉しいポイントとして、(1)入口すぐの女性用トイレが広く快適(2)お誕生日入場特典「えのすいハッピーバースデー」(前日正午までの申し込みが必要)(3)ベビーカーの移動に快適な広い通路やエレベーター(4)屋外テラス席(オーシャンデッキ)での持ち込みお弁当飲食もOK!などなどお子さまと一緒に楽しんでもらえるような配慮が沢山あります。

▲まるで絵画のような「岩礁水槽」。相模湾に実際に群生する海藻を特集したもの。水中に漂う緑や茶色の海藻のゆらぎの合間をコブダイや小魚たちが泳ぐ姿に時間を忘れ見入ってしまいます

▲相模湾大水槽。この大きな水槽を見上げると、相模湾に実際に生息する海の生き物たちを一堂に見ることができます

下から見上げると約8000匹のマイワシの群れが常に形を変化させ光を反射させ泳いでいます。優雅に泳ぐエイやサメの姿も。約2万匹が泳ぐ迫力の水槽からはディスプレイ越しでは得られない感動があります。本物の魚たちが目の前を泳ぐ姿に時間を忘れてしまいそうです。

▲2017年から展示が開始された「しんかい2000」。大きな実物が展示されています

1982年から2002年までの間に1411回の潜航を行った有人潜水調査船 JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の「しんかい2000」。日本の深海調査、研究に大きな貢献をもたらしたそうです。えのすいでは、光の届かないような深海での調査の様子や深海の生き物も一緒に紹介しています。

「エデュテインメント型水族館」を掲げる新江ノ島水族館は、海の生き物たちをただ見て楽しむだけではなく、学びや新たな気づきにも導いてくれます。

海で採集したカタクチイワシ(成魚)を飼育し、産卵した卵を育て、累代繁殖をしながらシラスからカタクチイワシまでの成長の過程を紹介する「シラスサイエンス」コーナーをはじめ、小さな水槽で生き物を観察しやすくした「相模湾キッズ水槽」、逗子など近隣の水辺や相模川と関連した展示など、地域密着のテーマと重ねて身近な自然を凝縮して知ることができ、体験できるように工夫されています。

▲何といっても人気なのがイルカショー。奥には江ノ島も見える絶好のロケーション!

子どもだけでなく大人までも思わず笑顔になってしまうイルカショー。あの大きな身体のイルカが宙を舞う姿、ダイナミックな演出に見入ってしまいます。

また屋外展示のウミガメやカピバラコーナーも間近で大きな実物を見れてKIDSたちも嬉しそう。「タッチプール」では、ネコザメなど相模湾に棲む生物に直接触れることもできます。

じっくりと生き物を見て、触れ合うような楽しみ方以外にも、ぼーっと水槽の中を眺める癒し的な楽しみ方も。2回分の入場料で購入できる年間パスポートが人気でリピーターさんが多いというのが頷けます。

「江の島・鎌倉フリーパス」提示で入場料が10%割引となります。
夏のハイシーズン期間は事前予約が必要な日もありますので、ホームページをチェックしてお出かけください。

みんな大好きアイスクリームを求めて七里ガ浜へGO!(HOLIDAY ICE CREAM STORE)

▲江ノ電江ノ島駅から七里ヶ浜駅へ。写真 ©Ichikawa Norimoto

▲目の前の七里ガ浜海岸を見ながら、クラフトなアイスクリームをいただきます

七里ヶ浜駅から海沿いを徒歩4-5分程度で到着するのが2022年1月に新しくできたばかりの【HOLIDAY ICE CREAM STORE】。国道134号線の向こうは相模湾。江ノ島が見える絶好のロケーション。

▲白く明るい店内で作られる自家製のアイスクリームたち。毎日定番から個性的なフレーバーまで8種類程度が並びます

▲左がレギュラーサイズ、コーンのダブル。右がキッズサイズのダブル

「毎日変わる七里ガ浜の景色は見ていて飽きないです」と語る店主の前野さんご夫婦。神奈川県足柄産のきんたろう牛乳をベースにした「ミルク」をはじめ、濃厚な「クッキー & クリーム」などの定番ものから、「抹茶フランボワーズ」や「トフィー ピーカンナッツ」などユニークなフレーバーも。乳製品不使用のソルベ(シャーベット)も含め毎日8種程度から選ぶことができます。コーン以外にカップも選べ、持帰りにも対応されています。

レギュラーサイズ(カップ)はシングル480円、ダブル600円。10歳までOKのキッズサイズはシングル300円、ダブル350円!というお子さま連れには嬉しい価格も魅力的(コーンの場合はレギュラーサイズ+50円、キッズサイズ+30円)。1日お子さまと動き回った疲れた身体に冷たくてスイートなアイスクリームは最高です。

「毎日いろんなことがあると思いますが、そんな日常の中でもアイスクリームを食べるひとときくらいは、そういう日常を忘れ、まるで休日=HOLIDAYのような気分を楽しんでほしいという願いを込めてHOLIDAY ICE CREAM STOREという店名にしました」。週末は観光のお客さんが多いそうですが、地元の方にもすっかり定着し、日々地域の方々にHOLIDAY気分を提供されています。

店内と店頭に飲食スペースがあります。お子さまとの1DAYトリップ、HOLIDAYの仕上げのおやつに、七里ガ浜までアイスクリームを食べにGO!

フリーパス提示で特典あり!ローカルお土産が揃う湘南藤沢スーベニールズへGO!※2023年6月25日をもって閉店しました

藤沢駅2階コンコースにある「湘南藤沢スーベニールズ」は観光案内所と地域のお土産を販売しているスポットです。江ノ電藤沢駅から小田急線への乗り換えの際にも、南口のロータリー上の遊歩道を経ての通り道です。

藤沢や鎌倉のローカルなお土産が数多く揃っています。そのまま小田急線にも乗れますので1DAY TRIPの最後のお買い物にもぴったり。
お会計時に「江の島・鎌倉フリーパス」を提示すると、お子さまも喜ぶ記念品がもらえます!お楽しみに。

今日の1DAY TRIPのお得額は!

▲ こども料金:小学生の場合

「江の島・鎌倉フリーパス」は小田急線各駅からの往復割引きっぷがついた、小田急線藤沢駅~片瀬江ノ島駅間と江ノ電全線が乗り降り自由になるお得な乗車券です。

以下は、今回のルートのおさらいです。

小田急新宿駅→小田急片瀬江ノ島駅→江ノ島(稚児ヶ淵、江の島岩屋)→iL CHIANTI BEACHE、新江ノ島水族館→江ノ電江ノ島駅→七里ヶ浜駅→HOLIDAY ICE CREAM STORE→七里ヶ浜駅→江ノ電藤沢駅→小田急藤沢駅→小田急新宿駅。

提携施設の割引も含めますと通常のIC利用の運賃よりおとな426円、こどもで60円お得になりました。

さらに、iL CHIANTI BEACHEでは江の島・鎌倉フリーパスの提示で飲食代金が5%割引!
その他の優待・割引施設はこちらでご確認いただけます。

2022年3月12日(土)からの小児IC運賃が全区間一律50円になったことに伴い、江の島・鎌倉フリーパスのこども料金が410円~430円となっています。お子さまと一緒のお出かけにぜひご利用ください。

取材 ALOHAS
※価格はすべて税込みです。
※掲載情報は鉄道運賃に関する部分を除き、取材日時点(2022年6月)のものです。