「江の島・鎌倉フリーパス」でめぐる春の鎌倉・江の島1DAY TRIP

「江の島・鎌倉フリーパス」でめぐる春の鎌倉・江の島1DAY TRIP

「江の島・鎌倉フリーパス」とは

小田急線各駅からの往復割引きっぷがついた、小田急線藤沢駅~片瀬江ノ島駅間と江ノ電全線で乗り降り自由になる、お得に周遊が楽しめる乗車券です。江の島・鎌倉地域の施設や飲食店などで割引などの特典も受けられます。

スマホひとつで購入から利用までできる「デジタル江の島・鎌倉フリーパス」も便利です。チケットをなくす心配もなく、快適でお得な江の島・鎌倉散策が楽しめます。

デジタル版 「江の島・鎌倉フリーパス」画面

【江島神社】令和でもパワースポット!

▲小田急片瀬江ノ島駅から歩いて江の島へ。この江の島弁天橋を渡ると一気に「島」を感じるから不思議です

お土産屋さんや食事のお店が並ぶ参道を抜けて、江島神社の入口、朱の鳥居と竜宮城を模して造られたと言われる「瑞心門」を通ります。階段や急な坂道が苦手な方は「江の島エスカー」もあります。※江の島・鎌倉フリーパス特典10%割引

▲辺津宮は言わば江島神社の入口にあるお社です

江島神社の境内は広く、江の島全体にお社が点在しています。三姉妹の女神様が祀られており、江島弁財天として信仰を集めてきました。起源は鎌倉幕府ができるずっと前、552年までさかのぼります。源氏はもちろん北条氏もいろいろな願いの成就祈念のため参拝され、江戸時代には庶民にも信仰が広がり江の島詣でで賑わっていたそうです。つまり鎌倉時代以前からもずっと信仰を集めてきたのですね。

▲参道や渡ってきた江の島弁天橋が見下ろせます。吹き抜ける島の風が心地よいです

▲奥津宮入口の鳥居。奥に見えるのは拝殿。天井を見ると「八方睨みの亀」と目が合います

中津宮や江の島シーキャンドルを経てさらに島の奥へ進むと現れるのが奥津宮。江島神社のルーツは実は江の島の最も奥にある岩屋で、岩屋本宮とも言われていたそうです。

▲龍宮(わだつみのみや)

修行の場でもあった岩屋洞窟。その真上に建つ龍宮は奥津宮のすぐ隣にあります。三姉妹の神様とは異なる龍神様を祀っています。もともと人々を苦しめていた五頭龍が弁財天と出会いました。龍神は改心し、なんと弁財天との恋を成就させたという言い伝えが残っています。岩屋、奥津宮とあわせ、近年ますます多くの方が参拝に訪れています。

【魚見亭】海と空の絶景と海鮮を楽しむランチ

▲奥津宮・龍宮からすぐ、創業140年超の歴史をもつ【魚見亭】さんへ

▲相模湾岩屋洞窟前の岩場を見下ろすテラス席が人気。店内合わせ100席を超える席数ながら週末には行列ができることも

▲新鮮な魚介を丼で楽しめる「海鮮丼定食」(2,255円)。小鉢と味噌汁付

生のしらすと釜揚げしらすの両方が楽しめる「しらすハーフ丼」(1,111円)や、さざえを卵でとじた「江の島丼」(990円)なども人気。レトロ感漂う店内でいただくクリームソーダやかき氷も写真映えしそうです。

▲2022年3月11日にしらすの禁漁期間を終えたばかり。地元湘南産の生しらすも楽しめます。生しらす単品(671円)

【宝戒寺】鎌倉へ! 大河ドラマで注目の北条氏ゆかりのお寺

お腹も満たされたので、江の島を後にして江ノ電で鎌倉へ。江ノ電江ノ島駅から鎌倉駅まで23分。単線の線路が通る町や海沿いの景色も楽しみの一つです。

▲海沿いを走る江ノ電

江ノ電鎌倉駅からは小町通りや鶴岡八幡宮の参道である段葛(だんかずら)、若宮大路を通り、北条氏歴代執権のお屋敷跡に建つ「宝戒寺」へ。

北条氏の家紋である「三つ鱗(みつうろこ)」を境内のあちこちで見ることができます。秋の萩のお寺として有名ですが、四季を問わずお花が咲く境内。梅や桜はもちろん、夏は鮮やかな百日紅も。静かで落ち着きます。

▲鎌倉・江の島七福神の毘沙門天(びしゃもんてん)さまが祀られています

▲ご本尊は子育て経読み延命地蔵さま。堂内にあがりお参りができます

【鎌倉文学館】由比ガ浜へ ! 文学だけじゃない。庭園と洋館建築も楽しめる

江ノ電鎌倉駅から由比ヶ浜駅までわずか3分。海の気配を感じながら鎌倉文学館を目指します。この石造りのトンネルを抜けると旧前田侯爵家の別邸として建てられた洋館が見えてきます。建物の前に広がる芝の庭園も美しいです。

▲館内では鎌倉と所縁のある作家や歌人などの作品や資料などが展示されています

現存する建物は昭和11年に建てられたもので、当時のまま残るステンドグラスの丸窓(写真左)や照明器具も素敵です。所蔵される資料以外に、洋館の建築や設えも見どころの一つです。由比ガ浜の海岸や庭園を見渡せる休憩室隣接のテラス席に腰をかければ、日常の忙しさを忘れてしまいそうです。

※鎌倉文学館は2023年3月27日より改修工事のため数年間休館いたします。

【AMALFI CAFFÉ】七里ガ浜へ ! ティータイムは海風を感じながら洋菓子を

江ノ電に揺られ、由比ヶ浜駅から七里ヶ浜駅へ12分。景色を見ているとあっという間です。

▲七里ヶ浜駅からすぐ、洋菓子が美味しいと評判の【AMALFI CAFFÉ】へ。同じ建物の1階にあるケーキや焼き菓子の販売を行う【AMALFI DOLCE】ではお土産も買えます。

▲定番のカスターニャ(左/610円)、季節限定の木苺のレアチーズケーキ(右/661円)

天気の良い日にはオーシャンビューのテラス席でティータイムを楽しめます。写真の「カスターニャ(モンブラン)」をはじめ「デリツィア リモーネ(レモンのケーキ)」、「トルタ・ディ・フォルマッジオ(チーズケーキ)」などの定番ものから苺など季節の果物をつかった季節限定ケーキと常時7~8種類程度がラインナップ。ケーキ単品と飲み物を組み合わせてオーダーすると100円引きに。季節のスープとドリンクがセットになったパニーニのお食事セット(1,250円)も人気です。
※江の島・鎌倉フリーパス特典5%割引


お菓子とお茶で一息ついたら帰りの電車までもう少し散策を楽しめます。お帰りは小田急片瀬江ノ島駅からでも江ノ電藤沢駅から小田急線に乗り換えても。「江の島・鎌倉フリーパス」を使えば、乗り降り自由であちこち周遊も楽しめます。楽しかった江の島・鎌倉1DAY TRIPに浸りながら竜宮城みたいな片瀬江ノ島駅から帰りましょう♪

今日の1DAY TRIPのお得額は!

「江の島・鎌倉フリーパス」は小田急線各駅からの往復割引きっぷがついた、小田急線藤沢駅~片瀬江ノ島駅間と江ノ電全線が乗り降り自由になるお得な乗車券です。

以下は、今回のルートのおさらいです。

小田急新宿駅→小田急片瀬江ノ島駅→江島神社→魚見亭→江ノ電江ノ島駅→鎌倉駅→宝戒寺→江ノ電鎌倉駅→由比ヶ浜駅→鎌倉文学館→由比ヶ浜駅→七里ヶ浜駅→AMALFI CAFFÉ→七里ヶ浜駅→江ノ電江ノ島駅→小田急江ノ島駅→小田急新宿駅。

通常のIC利用の運賃より558円お得になりました。

また「江の島・鎌倉フリーパス」でご優待・割引が受けることができる施設や飲食店はこちらでご確認いただけます。

さらに2022年3月12日(土)からの小児IC運賃が全区間一律50円になったことに伴い、江の島・鎌倉フリーパスのこども料金が410円~430円になりました。お子さまと一緒のお出かけにぜひご利用ください。

取材 ALOHAS
※価格はすべて税込みです。
※掲載情報は鉄道運賃に関する部分を除き、取材日時点(2022年3月)のものです。