#路地裏の隠れ家へ

えのかま上級者に教えたい、とっておきの秘密のお店

湘南の最新情報に敏感な“湘南LOVER”に教えたい、とっておきのお店を4件ピックアップ! 異国の風を感じる地元の人気店から、バスに乗ってでも訪問したい美味しいスイーツ、スキンケアブランドが展開する新サービス、最近話題のレトロ喫茶など。湘南旅をよりディープに楽しめる、秘密にしたいお店の情報をお届けします。

【POMPONCAKES BLVD.】 “うちのおやつ”がベースになった、素朴でちょっと特別なスイーツ

鎌倉・梶原に佇む「POMPONCAKES BLVD.(ポンポンケークス ブールバード)」。鎌倉の住宅街の立地でありながら、地元民だけでなく、遠方からの来店客も多いスイーツ店です。

代表の立道嶺央さんが、お菓子の研究家でもある母・有為子さんのレシピを元に、美味しくて思い入れのある日常のおやつを提供しています。立道家の定番おやつがベースとなっているお菓子は、農薬をできる限り減らして育てた貴重なリンゴや無農薬のレモンなど、素材選びにもこだわっています。「できる限り身体に優しいものを」という母の愛情が根幹にある、素朴で温かく、美味しいおやつなのです。

▲ 店内での飲食も可能。手前から、山形県大江町のリンゴを使用した「アメリカンアップルパイ」 734円、シフォンケーキの原型とも言われているアメリカで定番のホームメイドスイーツ「エンゼルフードケーキ」 486円、コーヒー450円

▲ 陽が差し込む明るい店内。アメリカの田舎町をイメージしたカントリー風のインテリア

▲ POMPONCAKES BLVD.の外観。「鎌倉駅」または「藤沢駅」からバスに乗り「梶原口」バス停で下車します

【enso】自分自身と向き合える、食・香り・スキンケアの複合施設

スキンケアブランド「OSAJI(おさじ)」が手がける複合施設「enso」が2022年、鎌倉にオープンしました。レストラン、調香専門店「kako -a scent-」、ショップ「OSAJI」が織り成すさまざまなサービスを体験することができます。

かつては芸妓置屋だったという築約100年の古民家を改装した店舗は、古都鎌倉に馴染む趣ある佇まい。暖簾をくぐった先の引き戸を開け店内へ進むと、庭の木々がゆれる音、床の軋み、アロマの香り、旬食材の味わい……。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、五感を研ぎ澄ませ、自分自身を見つめ直し、本来の自分へと調律していく場所となっています。

▲「調香体験+エッセンシャルオイル10ml」8,500円〜、「調香体験+ルームフレグランス100ml」8,000円〜。エッセンシャルオイルの種類により価格が変動します

調香専門店「kako -a scent-」では、予約制で調香ワークショップが体験できます。家の香りを意味する店名の通り、日常の生活に彩りを与える香りづくりが可能です。30種類以上のシングルエッセンシャルオイルから、使うシーンや心地よさ、好みなどをゆったりと想像しながら、香りの強さや持続性を含めた全体のバランスに気を配り調香し、“自分だけの香りづくり”をしていきます。

▲ 店舗奥には、レストランフロアが広がります

▲ カフェタイムにも味わえる季節のデザート「旬の香りのデザート」950円、「足柄緑茶」500円

またOSAJIが手がける初めてのレストランは、ランチ、カフェタイム、ディナータイムにて営業。ランチとディナーでは、完全予約制で全6品のコース料理を提供しています。
毎朝レンバイで仕入れるという鎌倉産の食材を中心に、その時期の美味しいものを厳選。モダンフレンチをベースに、自家製の発酵食品などの和の要素を取り入れた季節の料理を堪能することができます。

【Melting pot】スウェーデンのグルメと文化を体験できる、長谷の北欧カフェ

スウェーデンをはじめとした北欧の文化を発信するお店「Melting pot(メルティング ポット)」。自家製スイーツやスープを味わえるだけでなく、スウェーデンから取り寄せた雑貨などを購入することもできます。

2016年にオープンして以来、幼稚園や保育園が近くにあることもあって、近隣のママたちの憩いの場になっています。
木材をふんだんに使った店内は、ナチュラルでくつろげる雰囲気。店内の一角にある物販スペースは、スウェーデンにある田舎のコンビニLanthandel(ラントハンデル)をイメージし、北欧の雑貨や紅茶から、コーヒー、お菓子まで取り揃えています。

▲ スープは月替わりで、2種類から選べます

▲ 手作りのスープやパンで、暖かな朝食を。「Today’s soup & bread」750円、「シナモンロール」380円

朝食や軽めのランチ、おやつにもぴったりなスープは、毎日2種類が用意されています。2024年春からは、シナモンロールなどのパンや、ブラウニーやビスケットなどの焼き菓子、ケーキなどの種類も増え、スウェーデンには欠かせないティータイムを楽しむことができます。

▲江ノ電「長谷駅」から徒歩約5分、由比ガ浜まですぐの場所に立地するカフェ。朝9時から営業しているので、朝の海岸を散歩した後にモーニングに立ち寄りたいスポット

【ジュリアン】ゆっくりと時が流れる、レトロ喫茶

藤沢駅近くの路地に佇む「ジュリアン」。サンドイッチやドリア、パフェ、メロンソーダなどの喫茶店の定番メニューが味わえるレトロ喫茶です。

創業約58年の店舗は、時が止まったようなレトロな空間。レンガ造りの外壁と丸い窓が目印で、ガラス戸を開けると外観のイメージを裏切らない、クラシックな店内が広がっています。テーブルやメニュー表、食品サンプルなどもレトロなムードを演出し、どこか懐かしく、ゆっくり寛げる雰囲気が魅力です。

▲ 丸い窓が特徴的な外観

▲ レトロでシックな昭和の喫茶店。現在は全席禁煙となっています

「ペアソーダ」は、メロンといちごの2色のソーダが味わえるジュリアンのアイコン。生クリームが添えられたいちごソーダと、メロンソーダにアイスが乗ったクリームソーダが一度に味わえる、甘くて可愛い飲むデザートです。
カプセルトイシリーズに選ばれ、ミニチュアが作られるほど。お店でこの「ペアソーダ」のミニチュアを購入することもできます。

▲いちごとメロンのソーダが味わえる「ペアソーダ」780円