# Welcome! New Faces, New Shops

鎌倉・江ノ島で新規開店やリニューアルされたカフェ3選(2024年春編)

2023年12月から2024年3月までに新規開店された3店舗をご紹介します。いずれも朝から軽食やドリンクをお楽しみいただけるお店です。鎌倉・江ノ島エリアへ散策でお越しの際にぜひお立ち寄りください。

7:30開店【Rajah Coffee】横断歩道の先は海。焙煎工房併設のコーヒーショップ(腰越駅)

小動岬の交差点近く、2024年3月オープンしたのがRajah Coffee(ラージャーコーヒー)です。鎌倉で最も海辺に近い焙煎工房併設のコーヒー専門店として毎朝7時半から営業しています。

▲大阪の町工場で作られたという真新しい焙煎機。焙煎士としてのキャリアをスタートさせた店主

「もともとコーヒーが好きで、自分で焼いた豆で淹れるコーヒーの美味しさに目覚めまして。10年ほど前から趣味で焙煎をしていました」とは、店主であり焙煎を担当する伸之さん。豆の産地や品種により生豆の形状や状態も異なるため、それぞれ火力や焙煎時間など「焙煎度」を調整し、丁寧に焼き上げているそう。

▲注文が入ってからハンドドリップで抽出され提供されるホットコーヒー。コーヒーと相性の良いプリンやケーキなどのお菓子も自家製です

オーダーできるコーヒー豆の種類は、常時7種類ほど。個性豊かな豆の香りを確かめながら注文することができます。アイスコーヒーはもちろんのこと、自家製のクラフトコーラや鎌倉ビールもメニューに並んでいます。

▲コーヒーと鎌倉が好きという想いから、腰越にコーヒー専門店を開いた吉井さんご夫婦。カフェ営業のみならず焙煎した豆の量り売りも行っています

淹れたてのコーヒーは1階客席と、大きな窓から腰越の海も見える2階席でいただくことができるほか、テイクアウトにも対応。「地元のサーファーの皆さんにも普段使いしてもらいたくて、朝早くからお店を開けることにしました」とは、お菓子メニューも担当される優夏さん。

コーヒー好きの二人が出会い、結婚を機に鎌倉でコーヒーのお店を開く夢を実現させました。フレッシュなお店で焼かれた味わい深い至福のコーヒー。歴史ある腰越、小動岬に出来たRajah Coffeeへお出かけください。

Rajah Coffee
住所 〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越2丁目6-3 1号
TEL 0467-37-3772
アクセス 腰越駅から徒歩4分
営業時間 7:30-19:00
定休日 火曜日

※掲載情報は取材日時点(2024年4月)のものです。

10:00開店【カズローデリカマクラ】ヴィーガンレシピの中東料理を朝から楽しめるカフェ(鎌倉駅)

鶴岡八幡宮から徒歩5分。2023年12月、金沢街道沿いにオープンしたのが「カズローデリカマクラ」です。中東地域の庶民的な食べ物ファラフェルサンドと野菜たっぷりのベジボウルを中心にした、動物性食材を使わないヴィーガンメニューが評判のカフェです。

▲中東のストリートフード「ファラフェルサンド」はカズローデリでも人気のメニュー

「ファラフェルサンド」は店主の渡邉さんが毎朝フライパンで焼くピタパンに、ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)、フムス、トマト、レタス、玉ねぎ、キヌアをはさみ、豆乳ヨーグルトのディップをトッピングしたもの。ヘルシーで食べごたえもあり、単品でもスープとのセットでも注文ができます。

▲卵や乳製品を使わずに作られる自家製ヴィーガンケーキ。優しい甘さながら食べ応えも充分

食事メニューからスイーツ類、そしてコーヒーをはじめミントレモネード、ザクロのソーダなどのドリンク類も全て開店の10時からオーダーすることができ、テイクアウトにも対応されています。フムスやキャロットラペなどのお惣菜の一部は量り売りで求めることも出来るとのこと。

▲一人で店を切り盛りされている店主の和郎(カズロー)さん

お客様は鎌倉在住の外国人や地元の女性が中心で、少しずつ海外からの旅行者も増えてきているそうです。
日本ではまだ馴染みの薄い中東の料理やヴィーガンメニューですが、食を通じて、その国の文化が見えてくることもあるかもしれません。古刹の多い鎌倉の地で、精進料理にも似て非なるヴィーガン料理を味わいにお出かけください。

カズローデリカマクラ
住所 〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下4-1-19
TEL 0467-28-5351
アクセス 鎌倉駅から徒歩17分。JR・江ノ電「鎌倉駅」東口からバス4分「大学前」バス停下車。バス停から徒歩約1分。鶴岡八幡宮から徒歩5分。
営業時間 10:00-18:00
定休日 月曜日

※掲載情報は取材日時点(2024年4月)のものです。

10:00開店【古民家カフェ ユキノシタ】築80年の古民家カフェで味わう手づくりヴィーガンスパイスカレー(鎌倉駅)

鶴岡八幡宮境内入口から徒歩2分ほど。路地を入ったところにあるのが「古民家カフェ ユキノシタ」です。趣のある築80年の日本家屋と庭をいかしたカフェで、動物性食材を使わないのにコクのある美味しさのヴィーガンスパイスカレーやケーキなどをゆったりと楽しむことができるお店です。

▲庭の植栽に囲まれた趣のある日本家屋は、観光で賑わうエリアとは思えない静けさに包まれ、初めて訪れたのに懐かしさを感じます

カフェへの入口は砂利が敷き詰められ、縁側や奥の庭へのアプローチになっています。手前にある沓脱石(くつぬぎいし)の所からガラス戸を開けて靴を履いたまま店内に入り、先に注文をします。気持ちのよい風が吹き抜ける縁側やお庭にある席はワンちゃん連れもOKです。

▲爽やかなスパイスの香りと濃縮された出汁の旨味が特徴的な「ユキノシタ スパイスカレー」

カフェ一番の人気メニュー「ユキノシタ スパイスカレー」は昆布や椎茸などの乾物と野菜で丁寧に出汁を取り、長期間熟成の味噌や自家製の玉ねぎ麹で旨味とコクを出し、オリジナルで調合されたスパイスをふんだんに使って完成する手間暇のかかった一品です。

▲鎌倉市坂ノ下の人気古民家カフェ「サカノシタ(sacanosita)」に続き、姉妹店「ユキノシタ」をオープンさせたオーナーのリサさん

取り壊し寸前であったこの建物と出会い、改修に約半年もの時間をかけ築80年の日本家屋を再生し、お店を開いたリサさん。「鎌倉には素敵な建物がたくさんあるのに、どんどん取り壊されていってしまうのが寂しく、残念に思っていました。建物を遺して、古民家カフェや宿泊施設などがもっとできて、みんなが集える場所がたくさんできたらいいなと思います。」

家屋と一緒に譲り受けた家具や食器も大切に使い、その想いを引き継ぐ。また、地産地消を意識して地域の食材を積極的にメニューに取り入れるなど、サステナブルな価値観を持つ「古民家カフェ ユキノシタ」。隠れ家のような素敵なカフェで、丁寧に作られた食事や喫茶をお楽しみください。

古民家カフェ ユキノシタ
住所 〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-13-13
TEL 0467-33-6105
アクセス JR・江ノ電「鎌倉駅」東口から徒歩12分
営業時間 平日10:00-17:00 土日祝 10:00-18:00
定休日 火曜日

※掲載情報は取材日時点(2024年4月)のものです。