【2024春】おさんぽコース【長谷〜藤沢】

胸が躍る春のえのかまの魅力を求めて、江ノ電で巡る女子旅さんぽ

胸が踊る、春の"えのかま"の魅力を求めて

新生活に胸が踊る春の季節、江の島・鎌倉には見どころがいっぱいあります。今回は、春の花々を鑑賞できる神社仏閣から、新生活を彩るショッピングスポット、心もお腹も満たしてくれるレストランやカフェなど、女子旅のヒントになるモデルコースを紹介します。

10:00【光則寺】旅の始まりは、樹齢約200年のカイドウが境内を彩る光則寺から

まず訪れたのは、江ノ電「長谷駅」から徒歩約7分の場所に位置する【光則寺(こうそくじ)】。鎌倉でも有数の花寺として知られ、四季折々の植物が楽しめるお寺です。

春になると参道に桜が咲き誇り、朱色の山門を美しく彩ります。また、境内には7本のカイドウの木が植えられており、本堂前の樹齢200年のカイドウは「鎌倉市天然記念物」にも選ばれています。

▲ 毎年4月ごろに見頃を迎えるカイドウ

11:00 【ヨツカド】日常を彩るセレクトショップで、自分のためのお土産探し

江ノ電「長谷駅」から徒歩5分、由比ヶ浜大通りに面した「ヨツカド」は、2017年6月にオープンした器と食品のセレクトショップ。

店主の髙橋藍さんがセレクトした、日常で使いやすく様々なジャンルの料理が映える器を、作家ものを中心に取り揃えています。「若い人にも手に取りやすいように、そして、日常的に使いやすいように、手頃な価格のものも数多く取り扱うようにしています」と髙橋さん。

▲ 鎌倉の陶芸家・青木浩二さんの作品。プレート(φ19cm)4,180円〜4,290円、ボウル4,180円〜4,400円

器や食品以外にも、アンティークビーズやボタン、天然石などで作られたハンドメイドアクセサリーも。今後は、アンティーク品の取り扱いも検討中とのこと。
とっておきの品に出会えるセレクトショップで、暮らしを彩る逸品を探して♪

▲ 由比ヶ浜大通りから小道へ続く角にある器のお店

12:00【Ninai】海を見ながら味わえる、本格エスニック料理

国道134号線沿いに位置する、海と空、江の島、富士山まで見渡せるカフェ【Ninai(ニナイ)】は、江ノ電「稲村ヶ崎駅」から徒歩約3分の海沿いのレストラン。2022年12月にオープンして以来、平日には地元の方、休日には観光客で賑わっています。

▲ 海を一望できるテラス席からは、江の島や富士山を望むこともできます

▲ 手前から「ムーヤーン」2,620円、「渡り蟹のフォー」1,475円

提供される料理は、ベトナム料理をベースとしたエスニック料理。ベトナムのレストラン「Hoa Tuc(ホアトゥック)」で研修を受けたシェフが考案したメニューの数々は、本格的な味わいです。

そして、隣接した稲村ヶ崎温泉のお湯が気軽に楽しめる“足湯”も要チェック! テラス席で贅沢なティータイムを堪能しながら、湘南散策で疲れた身体をちょこっと整えてくれます。

▲ 足湯はドリンクと入湯税込みで1,500円(タオル代別)

14:00【(E)2102】スタイリッシュな空間でコーヒーブレイク

七里ガ浜の海を見下ろす坂道の途中に、2021年2月にオープンしたカフェ【(E)2102(トゥーワンオートゥー)】。洗練された空間で、美味しいコーヒーやクラフトコーラ、自家製のグルテンフリースイーツを味わうことができます。

▲「ドリップコーヒー」680円〜、シナモンやナツメグなどのスパイスがたっぷり入った「キャロットケーキ」420円

▲ 座りやすく居心地の良い高さに設計されたベンチスペース

湘南らしい眺めの海を望む坂道から、店内に一歩足を踏み入れると、コンクリート打ちっぱなしのモダンな空間が広がります。暖かな陽射しや海から吹く風が空間を演出し、無機質なインテリアと自然の温もりが良いコントラストに。晴れの日も、また雨の日も異なった表情を見せてくれます。

16:00【片瀬西浜】湘南の思い出に残る、美しい夕景を鑑賞。

せっかく湘南へ来たのなら、絶対に見て欲しい海岸からの夕景。
日没後から数十分間だけ体験できるマジックアワーは、ぜひ海岸で過ごして欲しい。青空が徐々に色を変化させる美しい瞬間をお見逃しなく。

▲ 江の島を臨む海辺を散策しながらマジックアワーを楽しもう♪

18:00【亜酒羅】ローカルで賑わうアジアン酒場で乾杯!

江ノ電「江ノ島駅」から徒歩約3分、467号沿いに位置するアジアン居酒屋【亜酒羅(あしゅら)】。長年飲食業に携わってきた店主の堀さんが手がける、アジア料理とナチュールワインを味わえるお店です。

手作りの肉焼売やヤムウンセン、魯肉飯(ルーローハン)など、アジアの様々な料理をオリジナルレシピで提供。ナチュールワインやビールなどのお酒に合う味付けと、赤いネオンに照らされた屋台のような雰囲気も手伝って、箸もグラスもぐいぐい進みます。

▲「肉焼売」6ヶ750円(写真右)、「台湾魯肉飯(ルーローハン )」1,180円(手前)、「ヤムウンセン」680円(左)。ルイボスワイン「AUDACIA(アウダシア)」1缶1,500円などのオーガニックワインをはじめ、「SINGHA(シンハー)」680円、「Chang(チャーン)」700円などの輸入ビールも

▲ 476号沿いに立地する店舗。夜遅い時間まで地元民で賑わっています

20:00【CCC】旅の最後は、日本各地の絆を感じるコーヒースタンドで

藤沢駅から徒歩すぐの場所にあるコーヒースタンド【CCC(シーシーシー)】。日本各地から取り寄せたコーヒーの他、クラフトビールやナチュラルワインなどのお酒、クッキーやドーナツなどのおやつまで味わえる地元で人気のスポットです。

▲ 藤沢駅のすぐ近くにあるコーヒースタンド 。店舗横にはテーブル席も

コーヒーのラインナップは、日本で唯一のエイジングビーンズコーヒーメーカーに依頼したオリジナルブレンドと、オーナー沢口さんの出身地・青森県や、店長加藤さんの出身地・群馬県のものを中心に、日本各地の“つながり”を大切にしたラインナップ。離れた地で暮らしながら、生まれ育った地域の応援を続ける“地元愛”を体現しています。

▲「粒あんドーナツ」350円、「VENUS BLEND(ヴィーナスブレンド)」530円

夜22時まで営業しているので、飲み会後の一服や、仕事後の一杯にも重宝しそう。お酒も繋がりを大切にしたラインナップで、八戸カネク醸造のクラフトビールも取揃えています。ピクルスやオリーブ、ハム盛りなど、ちょっとしたおつまみも嬉しい。

旅の〆には、美味しいコーヒーを飲みながら、楽しかった湘南の旅を語り合おう♪

▲ 立ち飲みもできるコーヒースタンド。地元作家によるハンドメイドスイーツや日本各地の味が堪能できる