鵠沼海岸駅から徒歩8分。竜宮橋をわたって鵠沼海岸まで歩いて5分。海の香り漂う湘南の町に溶け込み、開店から17年目となる「海岸5丁目」。ランチメニューは各種定食や丼からパスタまで10種類超(キッズメニューもあり!)。「海岸5丁目」は、ローカルなファミリーレストランとして地域住民に支持され、食事とコミュニケーションの場として根付いているお店です。
鵠沼海岸駅から徒歩8分。竜宮橋をわたって鵠沼海岸まで歩いて5分。海の香り漂う湘南の町に溶け込み、開店から17年目となる「海岸5丁目」。ランチメニューは各種定食や丼からパスタまで10種類超(キッズメニューもあり!)。「海岸5丁目」は、ローカルなファミリーレストランとして地域住民に支持され、食事とコミュニケーションの場として根付いているお店です。
▲ボリュームも大満足の各種定食類
手前は「若鶏のからあげ定食」。大ぶりな鶏モモ肉の唐揚げが5つ。若者からお父さん世代まで人気の定番メニュー。おろしポン酢でさっぱりいただけます。奥は「ノルウェー産のトロサバの網焼き定食」。大きな半身のトロサバ。旨味たっぷり、脂ののった鯖でご飯がすすみます。
各種定食や丼からパスタまで10種類超あるランチメニューの多くが10年選手のロングセラー。「いろんな世代の方が来られた時に食べたいものがあるといいなぁ」という想いからメニューを作り上げてこられたそう。調理も「5丁目風」を意識して、奇をてらわずに一工夫されているそうです。
▲定食類には具沢山の味噌汁がついてきます。こういうところにお店の心意気を感じて嬉しくなります
ランチタイムメニューは各種定食類のほかにも釜揚げしらす丼や海鮮エスニックちらしなどの海鮮系やしらすを使ったパスタメニューも人気とのこと。通っていろんなメニューを制覇したくなります。
▲海岸5丁目を営む三浦さんご夫妻。海がすぐのお店なのにご主人の趣味は何と山登り!毎週のように山へ通っているそう
「小さかったお子さんが大きくなっても食事に来てくれることが嬉しいです」と自然体で話す三浦さん。店主のこの想いはきっと地域のお客さんにも伝わっていることでしょう。
太陽の光降り注ぐランチタイムもよし、夕暮れからの夜時間もよし。湘南、鵠沼海岸へお出かけの際にはお腹を空かせ「海岸5丁目」でお楽しみください。
開業は1964年(昭和39年)。先代の店主がミカン船伝説で有名な江戸時代の豪商、紀伊國屋文左衛門にあやかりたいということで文佐(ぶんざ)食堂と名付け、地元客の他、海水浴客や釣り人向けに飲食を提供したのが始まりだそうです。開業から59年を経た今でも、メニューの豊富さと、ふらっと立ち寄れる庶民的な雰囲気は昔と変わりません。
▲どこかで見たことがある外観と思いきや映画「海街diary」(2015年公開)のロケ地にも。品書きが書かれた看板が「ザ・昭和の食堂」といった風情です
江の島の弁天橋を渡り、観光客で賑わう大鳥居を横目にまっすぐ江の島ヨットハーバー方面へ。ヨットハウスの近くにあるのが、地元の人たちに永く愛されている文佐食堂。江の島ならではの海鮮料理の他に焼肉定食、野菜炒め定食、さらにはカレーライスやラーメンといったメニューまで揃い、家族連れでも楽しめる食堂です。
▲刺身5種盛り合わせの刺身定食。この日は、鮮度のいい平目とプリプリのかんぱち、地ダコ、脂の乗ったトロぶり、本まぐろというラインアップでした。内容は季節や仕入れで変わります
海近ならではのメニューが刺身、焼魚、煮魚や釜揚げしらす丼など(生しらすは扱っていません)。馴染みの魚屋で仕入れた旬の魚介を日替わりで調理しています。映画「海街diary」の中の「海猫食堂」で登場したアジフライは、当時文佐食堂にはないメニューでしたが、「ロケ地巡礼」で訪れる人たちから何度も尋ねられるのでメニューに加えたとのこと。映画はアジア各国でもヒットして、今でも韓国や台湾からの観光客が後を絶たないそうです。
▲2022年5月に母(先代)から店を引き継いだ二代目店主の柳澤さん
「母(先代)からは糠床とずっと注ぎ足しながら使っている(味噌おでんの)味噌を引き継いでいます。料理の味も昔と変えずに。」とのこと。たしかに、定食屋や丼に添えられた糠漬けはどこか懐かしい味わいでした。昔からの味を守りながら、お客様の好みでメニューも少しずつ増やしているという文佐食堂。柳澤さんの、丁寧で温かい接客と心のこもった料理が永く地元の人に愛される食堂の所以かもしれませんね。
江の島へお出かけの際にはお腹を空かせ「文佐食堂」でお楽しみください。
(2023年4月上旬ごろまで休業予定)
今もしらすやわかめ漁など漁業の町のおもかげを残す材木座に2016年11月に開店された「燻製食堂 燻太」。鎌倉駅から材木座海岸を目指して徒歩17分(バスを使えば約10分)ほど、お店から材木座海岸までは一直線に歩いて5分の立地。長く映像制作に携わってこられた濱田雅裕さんが、55歳の節目に奥様の美幸さんと始められたお店です。
お店の由来を尋ねると「二人ともお酒が好きで、晩酌のための料理を凝って作っていたんです。子供たちにはカレーとかテキトーに食べさせておいてね!(笑)」と明るく話す雅裕さん。お店を始める以前から仕事に余裕があるときは自宅の台所で調理をしていたそう。食に対する興味と調理も好きということが高じて定年を待たずに会社を辞められ始められたとのこと。
「お店で食べた美味しい料理を覚えて帰って、家で再現するように工夫して料理をしていました。開店当初のメニューにはそういう昔から家で作っていたようなおつまみ的な料理が多かった。でもね、だんだんと自分でもちゃんとした本物の食べ物、料理を作りたいって想うようになってきたんです。」
▲旨味たっぷり、ほのかに香るしらすと山菜と錦糸卵、そしてホタテがのった「燻製しらすのわっぱ飯」。小鉢、お漬物、味噌汁付き。この日の小鉢はポテトサラダ。具の下にはたっぷりの熱々ご飯が。ボリュームにも大満足
「燻製というとしっかりと香も色も付いた物が一般的だと思うけれど、引き算で考えるようになって。今ではほんのり香りをつけるくらい。色もさほど付かない程度に仕上げます。このやり方だと食材本来の味を活かせて、食材が本来持つ旨味を引き出せるんですよ。」
わっぱ飯にのせられた燻製しらすをひと口いただくと納得の口福感。釜揚げされたばかりの熱々しらすも柔らかく美味いけれど、この燻製されたしらすは、さらに旨味が濃くなり食感も良き。ご飯との相性も抜群です。
▲手前は「宮崎地頭鶏の炙り焼き」具沢山味噌汁、小鉢、漬物付き。メインの料理は雅裕さん。副菜、香の物や汁物は美幸さんご担当。息の合った二人のお料理が一度に味わえます
「宮崎地頭鶏の炙り焼き」は厚手のスキレットに熱々の地頭鶏がゴロゴロと入って出てきます。宮崎の郷土料理である鶏の直火焼きは見た目の黒さに驚くほど。「薪の直火の火力と一緒に木の香りを鶏肉に移すから、僕の中では一種の燻製という位置づけです。」コリコリと食感も楽しめ、ご飯がすすむ一品です。
牛蒡や大根、人参にぶなしめじと油揚げ、まさに具沢山の味噌汁も満足感がこみ上げる一汁。定食として鶏肉だけでなく野菜もバランスよくいただけて嬉しいです。白飯も炊き立て熱々とくれば、無心になって箸を進めるしかありません。
▲とにかく楽しそうに料理について話す濱田さんご夫婦。この二人の雰囲気を感じるだけで、ある意味ご馳走様です、と言いたくなるようなお店です
異業種からの転身ながらお二人の柔軟な考え方と行動力で見事にお店を軌道にのせ、コロナ期間を経て、より深みと幅が増した燻太の料理。美味しい物好きのご夫婦が形にした定食の一つの理想形。それぞれがじっくりと味わい甲斐がある構成。定食は奥が深いかも、と感じさせる体験でした。
定食メニューは燻製系として他に「燻製チキンときのこのグリル」「ベーコンリゾットと紅茶ゼリーセット」「燻製文化鯖」なども。また「ピリ辛鶏ネギ丼と紅茶ゼリーセット」など台湾屋台飯系も提供されています。
定食以外にも一品料理も魅力的なメニューが多数。燻製された白身魚のお刺身をはじめ厚切りベーコンステーキ、信州鹿もも肉のたたきなどのジビエも。ほんのり香りがついた"燻製された"白身魚のお刺身は、昆布締めのような奥深い味わいに衝撃を受けてしまいました。お酒好きのお二人が営むお店ですから言わずもがな、地ビールをはじめワインなどお酒のラインナップも充実。ちなみにメニューは昼夜問わずすべて注文できるのも嬉しいですね。
鎌倉へお出かけの際にはお腹を空かせ「燻製食堂 燻太」でお楽しみください。