片瀬江ノ島駅

文佐食堂
ブンザショクドウ

海鮮料理はもちろん、焼肉やラーメンなど豊富なメニューが自慢。地元で愛される江の島の老舗食堂(江ノ島駅)

江の島の弁天橋を渡り、観光客で賑わう大鳥居を横目にまっすぐ江の島ヨットハーバー方面へ。ヨットハウスの近くにあるのが、地元の人たちに永く愛されている文佐食堂。江の島ならではの海鮮料理の他に焼肉定食、野菜炒め定食、さらにはカレーライスやラーメンといったメニューまで揃い、家族連れでも楽しめる食堂です。開業は1964年(昭和39年)。先代の店主がミカン船伝説で有名な江戸時代の豪商、紀伊國屋文左衛門にあやかりたいということで文佐(ぶんざ)食堂と名付け、地元客の他、海水浴客や釣り人向けに飲食を提供したのが始まりだそうです。開業から59年を経た今でも、メニューの豊富さと、ふらっと立ち寄れる庶民的な雰囲気は昔と変わりません。

▲メインストリートから一本奥に入った小さな通りにある文佐食堂。品書きが書かれた看板が「ザ・昭和の食堂」といった風情です

▲目印は江の島ヨットハーバーのヨットハウス。ここと道路をはさんで向かい側にある聖天島公園奥に文佐食堂があります

▲とりあえずの一品。ふんわりとした釜揚げのしらすおろしとシャキシャキ食感のわかめ刺身(各400円。釜揚げしらすは仕入れ状況により、しらす干しに変わることもあります)

▲刺身5種盛り合わせの刺身定食(1,600円)。この日は、鮮度のいい平目とプリプリのかんぱち、地ダコ、脂の乗ったトロぶり、本まぐろというラインアップでした

海近ならではのメニューが刺身、焼魚、煮魚や釜揚げしらす丼など(生しらすは扱っていません)。馴染みの魚屋で仕入れた旬の魚介を日替わりで調理しています。定食で頼むのもよし、ビールを飲みながら一品料理をつまみ、あとで丼物やラーメンを注文するもよし。食堂の気軽さが嬉しいです。

▲壁には木札や手書きのメニューがびっしりと。あれも食べたい、これも食べたい!選ぶのに迷ってしまいます

▲一番人気のさざえ丼(1,000円 自家製漬物付き)。江の島名物のさざえがゴロゴロと入っており、甘めの味つけで、さざえの香りと食感を楽しめます

▲シンプルな4人掛けテーブル席が6つ。壁にはメニューと観光ポスターが貼られ、潮風が吹き抜ける磯の食堂のイメージそのものです

▲文佐食堂が映画「海街diary」(2015年公開)のロケ地となった時の出演者のサイン色紙

映画「海街diary」の中の「海猫食堂」で登場したアジフライは、当時文佐食堂にはないメニューでしたが、「ロケ地巡礼」で訪れる人たちから何度も尋ねられるのでメニューに加えたとのこと。映画はアジア各国でもヒットして、今でも韓国や台湾からの観光客が後を絶たないそうです。

▲2022年5月に母(先代)から店を引き継いだ二代目店主の柳澤さん

「昔はヨットクラブの合宿で来ている学生さんがよく朝食を食べに来ました。今は、近所の人が散歩がてらとか、釣りの人。週末はセーリングのあとに一杯というお客さんが多いです。それから、『海街diary』効果でアジアからのお客さんもたくさん。」と語る店主の柳澤さん。
「母(先代)からは糠床とずっと注ぎ足しながら使っている(味噌おでんの)味噌を引き継いでいます。料理の味も昔と変えずに。」とのこと。たしかに、定食屋や丼に添えられた糠漬けはどこか懐かしい味わいでした。昔からの味を守りながら、お客様の好みでメニューも少しずつ増やしているという文佐食堂。柳澤さんの、丁寧で温かい接客と心のこもった料理が永く地元の人に愛される食堂の所以かもしれませんね。


取材:ALOHAS
※価格はすべて税込みです。 
※掲載情報は2023年2月取材時点のものです。
※営業日や営業時間は天候や仕入れ状況により変更される場合があります。事前に店舗にお電話でご確認ください。

掲載記事

概要

※掲載している情報が変更になっている可能性がございますので、公式サイト等で最新の情報をご確認ください。

店舗名
文佐食堂
ブンザショクドウ
住所
〒251-0036 藤沢市片瀬江の島1-6-22
TEL
0466-22-6763
アクセス
片瀬江ノ島駅から徒歩15分、江ノ電江ノ島駅から徒歩20分
営業/拝観時間
11:30-16:00
※営業日や営業時間は天候や仕入れ状況により変更される場合があります。事前に店舗にお電話でご確認ください。
定休日
火曜日