鎌倉・梶原に佇む【POMPONCAKES BLVD.（ポンポンケークス ブールバード）】。鎌倉の住宅街という立地でありながら、地元民だけでなく遠方からの来店客も多いスイーツ店です。
代表の立道嶺央さんが、お菓子の研究家でもある母・有為子さんのレシピを元に、美味しくて思い入れのある日常のおやつやケーキを提供しています。立道家の定番おやつがベースとなっているお菓子は、農薬をできる限り減らして育てた貴重なリンゴや、無農薬のレモンなど、素材選びにもこだわっています。「できる限り身体に優しいものを」という母の愛情が根管にある、素朴で温かく、美味しいおやつなのです。
“うちのおやつ”がベースになった、素朴でちょっと特別なスイーツ
▲ 店内での飲食も可能。手前から山形県大江町のリンゴを使用した「アメリカンアップルパイ」 734円、シフォンケーキの原型とも言われているアメリカで定番のホームメイドスイーツ「エンゼルフードケーキ」 486円、コーヒー450円
建築や街づくりなどの仕事をしていた嶺央さんが、「地元・鎌倉の街を知りたい」とカーゴバイク（自転車）でケーキの販売を始めたのは約13年前のこと。母の作るお菓子を見て学び、そこに大好きな西海岸カルチャーのテイストをプラスして。観光客が少なくなった夜の鎌倉で、手作りのスイーツを販売し始めました。
スイーツ好きの人だけでなく、仕事帰りの男性など、さまざまな客層の人と触れ合えることが楽しかったそう。「夜間に販売をしていたので、ほとんどが地元の人でした。『鎌倉を面白くしたい』と始めたことでしたが、『鎌倉ってすでに面白い』って気づいたんです」と嶺央さん。
▲ 陽が差し込む明るい店内。アメリカの田舎町をイメージしたカントリー風のインテリア
その後、梶原に店舗「POMPONCAKES BLVD.」をオープンしたのは2015年。その約5年後には、クッキーの量り売りや、アパレルアイテムを販売する「POMPON PANTRY（ポンポンパントリー）」、2023年に鎌倉駅西口すぐの場所にギャラリー「POMPONCAKES GARE（ポンポンケークス ギャレ）」をオープンしました。
▲ お土産に人気の「レモンケーキ」356円
ポンポンケークスのアイコン的お菓子の「レモンケーキ」は、愛媛県三島「うみそら農園」や、小田原片浦産の無農薬レモンを使用。レモン果汁とレモンピールをたっぷりと練りこんだ、酸味を感じる爽やかなお菓子です。箱入りでも販売されており、鎌倉土産としても定番になりつつあります。
また、梶原のPOMPONCAKES BLVD.では、約6年前からモーニング営業も開始。水曜、木曜、金曜、土曜限定で、自家製のグラノーラやキッシュ、KOMOPANのトーストなどのモーニングセットを食べることができます。特に土曜は、DJがレコードを回すちょっと特別なモーニング。気持ちの良い店内で、DJがセレクトした音楽に身を委ねる、贅沢な朝のひとときを堪能して♪
▲ POMPONCAKES BLVD.の外観。「鎌倉駅」または「藤沢駅」からバスに乗り「梶原口」バス停で下車します
▲ レコードから気持ちのいい音楽が流れる店内。爽やかな風と暖かな陽射しを感じ、まるで海外にいるような空気が流れる
