小田急線各駅からの往復割引きっぷがついた、小田急線藤沢駅~片瀬江ノ島駅間と江ノ電全線で乗り降り自由になる、お得に周遊が楽しめる乗車券です。江の島・鎌倉地域の施設や飲食店などで割引などの特典も受けられます。
小田急線各駅からの往復割引きっぷがついた、小田急線藤沢駅~片瀬江ノ島駅間と江ノ電全線で乗り降り自由になる、お得に周遊が楽しめる乗車券です。江の島・鎌倉地域の施設や飲食店などで割引などの特典も受けられます。
▲「デジタル江の島・鎌倉フリーパス」は、改札でスキャンすればOK
▲「江の島・鎌倉フリーパス」は、小田急線、江ノ電、提携施設で利用できます
スマホひとつで購入から利用までできる「デジタル江の島・鎌倉フリーパス」は、チケットをなくす心配もなく、快適でお得な江の島・鎌倉散策が楽しめます。
▲海沿いを走る江ノ電にのって七里ヶ浜駅へ。海と江の島と江ノ電が入る写真スポットも随所に PHOTO©N.Ichikawa
江の島や七里ガ浜など藤沢や鎌倉方面へのお出かけなら小田急線の利用が便利です。小田急線新宿駅から片瀬江ノ島駅までは約70分。江ノ電に乗り換えて、江ノ島駅から七里ヶ浜駅まで約8分。腰越駅から先は、車窓から海の景色が広がります。
坂道も多い鎌倉・江の島を散策する日帰り旅行、まずは腹ごしらえからスタートしましょう。少し早めのランチタイムに便利なのが、11時~営業するTEDDY’S BIGGER BURGERSです。
▲目の前は海。サーファーが波と戯れる姿と潮騒の非日常感の中、大きなハンバーガーをがぶりっ!ワイルドにいただきましょう
TEDDY’S BIGGER BURGERSは、ハワイの地元新聞社主催の読者投票で24年超ベストハンバーガーに選ばれ続けている人気店です。出来立て熱々を提供するのがモットーというだけあり、オーダーを入れてから調理が始まります。このインパクトのあるハンバーガーは食べる前にまずは写真を撮らずにはいられません。
▲米国産100%のパティと高さのあるバンズの組み合わせ。一番人気の「アボカドチーズプレミアムバーガー」
オーダーが入ってから調理するのがTEDDY流。少し待ちますが、出来立ての味わいはやっぱり格別です。写真のパティは通常サイズですが、店名のとおり「BIGGER」や「BIGGEST」にパティのサイズ変更(増量)もできます!味わいだけでなくボリュームもハワイ感が溢れていますね。
ハンバーガーは他にもパティとの相性も抜群の「チェダーチーズプレミアムバーガー」や自家製テリヤキソースを使った「テリヤキプレミアムバーガー」も人気メニューとのこと。ぜひお試しください。
▲人気のテラス席。この解放感の中で美味しいハンバーガーが楽しめるなんて
▲七里ヶ浜駅から歩いて2分。海に出たら右折してすぐ。青い色の外壁のビルの2階です
豊富なハンバーガーメニュー以外にもサラダ、スープなどサイドメニューも充実しています。テイクアウトもできますので、浜辺で楽しむのも良さそうです。
▲ランチの後は少し浜辺を歩いてみましょう PHOTO©N.Ichikawa
▲珊瑚礁本店やSEIYUなどがある七里ガ浜プロムナードからすぐ。ココア色の壁と白い入口ドアが目印
ランチ後は、散歩もかねて七里ガ浜の海辺から坂をのぼり丘の上にあるウクレレの専門店【Quiet Village】を目指します。柔らかく夏らしい音色のウクレレ。いくつかのコードさえ覚えれば、簡単に弾けるという噂を耳にして初めてのウクレレを選びに、せっかくなら長く使える一本を専門店で選びたいと訪ねることにしました。
▲ウクレレ販売の長いキャリアでお客さんの相談に応えてくださる店主の堀口さん
▲初心者向けから上級者用、プロ用まで。中にはビンテージ物の希少品も
楽器を作る専門学校を経て、都内の有名ウクレレ専門店で10年の修行を積み2016年に開店された「Quiet Village」。スラックキー ギター演奏家の山内雄喜さんのカバー盤の「Quiet Village」に魅了されたことから店名に掲げたそうです。(「Quiet Village」は洗練された南国サウンドの先駆けMartin Dennyの1959年の作品が有名)。
七里ガ浜の丘の上、店名に相応しい静かな町にたたずむお店で落ち着いてウクレレ選びを楽しみましょう。そう、まだ弾けなくても数あるウクレレの中から自分にあった1本を選ぶプロセス自体が楽しいです!
店内に沢山の種類が展示してあり迷ってしまいそうですが、堀口さんのアドバイスを聞きながら、実際に見て、触れて確かめながら選べるから安心ですね。価格の違いもきちんと理由があるのがわかります。
「初心者の方には1万円を切る価格ながら造りもしっかりしているモデルが人気です。じっくりと練習して上達を目指すなら、国産ブランドで3万円前後のモデルを選ぶ方が多いですよ」と実際の音を確かめながら丁寧に説明してくださります。
遠方から相談にこられるお客様も多いそうで、購入後のメンテナンスなどもお願いできるのも嬉しいですね。上手になったら本場ハワイのブランドにするか、日本人ビルダーが作る一本にするか。夢が広がります。
▲ウクレレ関連製品以外にも、ウクレレの形をしたイヤリングやオリジナルグッズなども
楽器を入れるケースやストラップなどの関連品だけでなく、オリジナルのTシャツやバンダナ、バック類なども充実。ウクレレと一緒にあれこれ欲しくなってしまいます。
▲イラストやデザインを担当される暁子さん。ご夫婦でお店を切り盛りされています
優しい音色とご夫婦の柔らかい雰囲気が出迎えてくれるウクレレ専門店。名曲「Quiet Village」から名付けた店名のお話には続きがありまして、ご夫婦が出会う以前からそれぞれがこの曲が好きで思い入れがある楽曲だったとのこと。「この曲がなかったら今の自分たちは無かったと言えるほど運命的な楽曲でもあったため、お店の名前にお借りしました」と、堀口さん。息の合ったお二人の素敵なお店で選ぶウクレレ。きっと運命の一本に巡り合えるに違いありません。
なお、予約のお客様を優先されているそうですので、日程お決まりの際には、予めホームページから予約の連絡をおススメします。
▲七里ガ浜の丘を下って、再び江ノ電に乗って長谷へ向かいましょう PHOTO©N.Ichikawa
七里ヶ浜駅から再び江ノ電にのって、大仏で有名な高徳院や、四季折々の花を楽しめる長谷寺の最寄駅、長谷駅で下車。鎌倉で一番古い神社「甘縄神明神社」の参道に2020年にオープンされた「喫茶あまから」さんで夏の喫茶を楽しみましょう。
▲自家製のおやつメニューはどれも絶品。定番のバスクチーズケーキなども人気。この季節は水出しのアイスコーヒーも良いですね
▲甘縄神明神社の山側から吹き抜ける風が入ってくる店内。趣のある調度品が素敵で入った瞬間に気持ちが華やぎます
▲お店の正面はまるでスクリーンか舞台のセットのような家庭風のキッチンカウンター。店主の内藤さんが忙しく手を動かしています。聞こえる水道の音すら心地よく感じてしまうから不思議です
「いつか地元で自分の店をオープンする」という夢を、ついに実現させた店主の内藤さん。前職は全国の食の作り手や飲食店オーナー、シェフたちと一緒にプロジェクトを立ち上げ伴走するお仕事をされていたそうで、お店を始めることで自分も作る側へ。全国の生産者さんらとの培った関係があるからこそ「作り手さんたちと素材を大切に」を念頭に、メニューに使う食材や調味料を吟味されているそうです。食事からお菓子、そしてコーヒーやお茶まで、上質な素材を活かした「あまから」流の味付けで美味しくお客さんに提供してくださっています。
▲参道に面した大きなガラス越しに見える夏の景色。本を読もうかとページを開いても、思わず視線が長谷の落ち着いた景色に奪われ時間が過ぎてゆきます
▲季節ごとの食材をつかったお菓子類も数量限定で楽しめます。こちらは「古山果樹園 とろもものババロア」。淡い色あいも涼し気で佇ずまいが美しいです
ピンク色の果肉の自家製桃のコンポートと濃厚なババロアの組み合わせ。ババロアにもしっかりと桃の果肉が。至福とはこのことなり、と思わず脳内で繰り返しながら口の中で溶けてなくなってしまう儚さもまた良いのかも知れません。果樹園から直接仕入れた旬の桃は様々な品種に切り替わってゆくそうです。
▲「四代目徳次郎日光天然氷のかき氷 八女抹茶」星野製茶園のお抹茶を使った自家製のシロップとご近所にある山屋製餡所さんの小豆との相性も◎ 大きな氷の山に食べきれるかなと一瞬不安がよぎりますが、甘さもほどよく溶けて液体になった残り汁まで完食。食べ終えたあともすっきりさわやか!
使用する氷は、日光の清らかな水を使い自然の中で作られた「四代目徳次郎日光天然氷」。とても硬い氷を室温にならしてから業務用のかき氷機でつきっきりでゆっくり丁寧に薄く削り、氷の層を重ねて整えてゆきます。削られたばかりの氷はまるでカンナで削った木の薄膜の様。その氷の山に自家製のシロップをかけて仕上げたかき氷。季節のフルーツを使ったシロップなど10月末まで日々5種類ほどのかき氷が楽しめるそうです。
地元のお客さんが多いそうで、食事を楽しみに通われるお客さんも多いとのこと。夏季限定の冷やし中華やパスタなどの麺類からごはん物や定食まで。お一人で営業されているのにも関わらず食事だけでも日替わりで10種類近く用意されているから驚きです。今度はゆっくり食事も楽しみたいと思いました。
▲気持ちのよいテラス席では、吹き抜ける海風を感じながら食事と会話を楽しむことができます
長谷での散策を楽しんだら、再び長谷駅から七里ヶ浜駅へ。夏の夕暮れ時の湘南らしいディナータイムを楽しみましょう。七里ヶ浜駅から徒歩2分。国号134号線越しの相模湾、七里ガ浜の海を間近に感じることができるのが、【Double Doors 七里ヶ浜本店】です。2025年6月2日に、リニューアルオープンしたばかりですが、はやくも連日多くのお客さまで賑わっています。
▲Double Doorsの代名詞とも言える定番&人気の「コブサラダ」。食べ応えも充分のボリュームです!
レタスをはじめ、オニオン、ミニトマト、アボカド、チリビーンズ(レッドビーンズ)、ベーコン、ガルバンゾー、オリーブ、チーズ、ゆで卵、チーズ、シュリンプ・・といろんな具材がボウルにいっぱい。素材の味をベースに、酸味の効いたサウザンドレッシングとマヨネーズがまとめ上げてくれます。栄養的にはもちろん、味わいや視覚的にもパーフェクトフード的な一品。何はともあれ、Double Doorのコブサラダは外せない定番メニューです。
▲「和牛ステーキ with ガーリックライス」は、ランチもディナータイムも一番人気の食事メニュー
「みんな、これを食べに来ています。と言えるくらい、一番人気のメニューです」とは、店主の野水さん。香ばしく醤油などで調味されたガーリックライスの上には、ほどよい火入れ加減の和牛ステーキのスライスがトッピングされています。ガーリックライスと言えども、にんにく臭はほぼありません。塩と胡椒のシンプルな味付けが和牛の旨味を感じさせ、食が進みます。1998年に開店したDouble Doors藤沢店(2020年に閉店)の開店当初からのDouble Doorsのロングセラーというのも頷けます。
メニューは、ランチタイム(15時まで)とその後のディナータイムで分かれています。「コブサラダ」や「和牛ステーキ with ガーリックライス」など一部メニューはランチ、ディーナーで共通となっています。なお、ランチタイムにはサラダやドリンクとのお得なセットも用意されています。
▲テラス席はもちろんのこと、店内全席から水平線が見える絶好のロケーション
大きな窓からは、七里ガ浜沖の海が見えるだけでなく、角度によっては江の島も見える眺望の良さは変わりません。ステンドグラスやペンダントライトなどの設え、店内家具の一部はアンティークで、新しいお店なのに、落ち着く空間が広がっています。リニューアル以前からのリピーターさんも違和感を覚えない居心地の良さが流石です。
▲店頭からは江の島や富士山も。四季を問わず、サンセットを楽しみながらの食事にぴったりのお店です
リニューアル以前と変わらず、米国やイタリアンな味付けのオリジナル料理が基本ですが、通年提供する定番メニュー以外は、料理だけでなく、スイーツやドリンクも定期的入れ替わるのだそう。訪れるたびに変化があるメニューが新鮮で、地元に限らずリピートするお客さまが多いそうです。
青空広がる景色を見ながらの食事も楽しいですが、雨上がりの夕方など、真っ赤な夕陽に染まるマジックアワーを体験することができるかも知れません。そんな景色を目の当たりにしながらの食事や会話は、きっと忘れることができない思い出になるでしょう。
「江の島・鎌倉フリーパス」は小田急線各駅からの往復割引きっぷがついた、小田急線藤沢駅~片瀬江ノ島駅間と江ノ電全線が乗り降り自由になるお得な乗車券です。
以下は、今回のルートのおさらいです。
小田急線新宿駅→小田急線片瀬江ノ島駅→江ノ電江ノ島駅→七里ヶ浜駅→【TEDDY’S BIGGER BURGERS七里ガ浜店】→【Quiet Village】→七里ヶ浜駅→長谷駅→【喫茶あまから】→長谷駅→七里ヶ浜駅→【Doble Doors 七里ヶ浜本店】→七里ヶ浜駅→江ノ電藤沢駅→小田急線藤沢駅→小田急線新宿駅。
交通費は通常のIC利用の運賃よりなんと536円もお得になりました。
当日の乗車前にスマホからも簡単に購入ができますので、急なお出かけの際にもぜひご活用ください。
なお「江の島・鎌倉フリーパス」でご優待・割引を受けることができる施設や飲食店があります。詳細はこちらでご確認ください。さらに2022年3月12日(土)からの小児IC運賃が小田急線全区間一律50円になったことに伴い、江の島・鎌倉フリーパスのこども料金が410円~430円になりました。お子さまと一緒のお出かけにぜひご利用ください。
取材 ALOHAS
※掲載情報は取材日時点(2022年7月)のものです。
※Doble Doors 七里ヶ浜本店は、2025年6月取材時点のものです。