七里ヶ浜の海岸線から坂道を上り、丘の上の住宅街にある【Quiet Village(クワイエット ヴィビレッジ)】。珍しいヴィンテージ、オーダーメイドの一点ものから初心者向けのポピュラーなものまで揃うウクレレ専門店です。
20代前半の頃、たった一枚のCDがきっかけでその音色に魅了され、都内の有名ウクレレ専門店で10年の修行を経て専門店を開くまでに至ったという潤さんと暁子さん夫妻が営んでいます。
国内でも屈指の品揃えと人柄から、全国の愛好家からも慕われている店ですが、初心者向けのウクレレのワークショップや弾き語りのライブも定期的に行われているので、生の音色を聴いてみたい! という方は、ぜひ心に沁みる優しい音色を体感してみて。
▲選りすぐったこだわりのウクレレとギターがずらり。色や形も様々でウクレレを初めて目の当たりする人でも、一点一点にデザインや材質に個性があるのが分かります
▲店主の潤さんとグラフィックデザインなどを手掛ける暁子さん夫妻「ウクレレは、年齢も性別も関係なく手軽に楽しめる楽器。近所のイベントで小さな子どもからお年寄りまで一緒に演奏している姿を見られるのが嬉しい」と潤さん。お二人の穏やかな雰囲気とウクレレの心地よい音色は息もピッタリ
▲ウクレレ関連のものだけでなく、暁子さんが手掛ける羊毛フェルトの作品や知人の作家さんによるアクセサリーなども並びます。暁子さんのお気に入りモチーフはシロクマ! 店内のあちこちに飾られているさまざまなポーズの愛らしいシロクマを探すのも楽しい
▲七里ガ浜のウクレレ製作家・三井達也氏に依頼し、オーダーから4年の月日を経て届けられた作品。美しいフォルムと細部までこだわり抜いた手仕事を感じられる貴重な一点ものです
▲一口にウクレレといっても、大きさや材質、木の硬さや弦の柔らかさなどで音色は変わるそう。潤さんが生演奏で、その違いを聴かせてくれました。目の前でポロン♪と最初の一音だけでも分かる響きと癒される音色に、ウクレレの奥深い魅力を感じるひとときです
▲ウクレレはサイズによって主に4種類に分けられるそう。最も小さいのが「ソプラノ」(左)で、軽やかな音色が特徴。最も大きなサイズで重厚で低音の効いた音色が「バリトン」(右)。2台並べると大きさだけでもかなりの違いが分かります
▲七里ガ浜を代表する有名カレー店【珊瑚礁 本店】や【Pacific Bakery】などがある七里ガ浜プロムナードからすぐの住宅街の一角にあります