#和菓子の名店探訪①

鎌倉のオススメ和菓子のお店3選

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鎌倉時代にお隣の宋へ留学した僧侶たちによって、日本の和菓子は飛躍的に発展したと言われています。古都鎌倉にはお寺が多く、お茶会も盛んなため、さまざまなタイプの和菓子屋さんがそろっています。この記事を読んでいるあなたも、お気に入りの和菓子を目当てに鎌倉散歩にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

シンプルで上品!今も昔も鎌倉人のソウルフード 【力餅家】の権五郎力餅

長谷から極楽寺に抜けるエリアの御霊神社参道沿いにある堂々とした佇まい、そのレトロな雰囲気に思わず足を止めてしまいます。創業は1690年、江戸時代から300年以上続く、鎌倉でも最も歴史のある老舗【力餅家(ちからもちや)】。こちらの名物「権五郎力餅」は、つきたてのお餅になめらかな餡がのったシンプルなつくり。ほどよい甘さが上品で、何個でも食べられてしまいます。昔から根強いファンがいることも納得ですね!

歴史を感じさせる力強い書体の白い暖簾。古都の雰囲気にぴったり

一番人気の権五郎力餅。9代目となるご主人が昔ながらの製法でつくるやさしい味わい

現在の建物は昭和の時代に建てられたそう。宮大工に依頼したものでホッと落ち着く雰囲気。レトロなショーケースには力餅以外にも夫婦まんじゅうや、煎餅など多くのお菓子がそろう

たっぷりのあんこが入った珠玉の味!【初祖 岡埜榮泉總本舗】の豆大福

鎌倉駅から長谷方向に、由比ガ浜大通りを歩いていくと目に入る赤い暖簾が目印のこのお店。屋号の横には "上野広小路" の文字、そう、こちらは江戸時代に上野で創業した和菓子屋【初祖 岡埜榮泉(しょそ おかのえいせん)】です。2014年に鎌倉の地で再建された老舗、その看板商品はなんといっても「豆大福」。なんと1日に数百個が売れる人気商品なのだとか! 食べ応えのあるお餅とたっぷりのあんこが上品に口の中でとろけていく、創業以来の味を守っています。

由比ガ浜大通りにはためく赤い暖簾が目印

豆大福はこしあんと粒あんの2種。昼前には売り切れてしまうこともあるので気になる方は予約を!

歴史を感じさせる菓子箱は、上野時代に池之端の「岩崎邸」へ出前をしていた際に使っていたものなのだとか

地元はもちろん、遠方からも豆大福を求めて老若男女が訪れる

贅沢な味わいで、手土産にもぴったり!【鎌倉いとこ 長谷本店】のきんつば

こちらは長谷の中心となる長谷観音前交差点の一角にあるきんつばの専門店。店頭にはトレードマーク「かぼちゃのきんつば」の黄色を模した暖簾がたなびいています。お店の一角ではきんつばを、一つひとつ丁寧に焼き上げる様子が見えるようになっており、ほんのりといい香りが漂ってきます。伝統の製法に加え、スチーマーであんを蒸し上げるなど現代的なアレンジも加えて、もちもちの食感、濃厚な味わいなのにさっぱりとした甘さを生み出しています。

長谷の中心地で2006年に創業。今や鎌倉土産の定番的存在に

店名の「いとこ」はかぼちゃとあずきの「いとこ煮」から名付けられたそう。手前が元祖「かぼちゃのきんつば」。ほかにも全10種以上があり、食べ比べてみるのも楽しい。

銅板の上で仕上げの焼き上げをする。タイミングがよければ焼きたてを食べられることも!

イートインスペースもあるので、抹茶などのドリンクとともにきんつばを楽しめる

取材・文 土屋智弘
写真   高橋創平

※掲載情報は2022年1月末時点のものであり、変更になることがあります。