鎌倉の中でも長谷エリアは、高徳院(鎌倉大仏)や長谷寺といった由緒ある神社仏閣が建ち並ぶエリアでもあり、由比ヶ浜のビーチにも歩いてすぐ行ける屈指の観光スポット。
新しいお店も続々と生まれているこのエリアですが、しっかりと地域に根差したオーセンティックなお店が多いのも特徴です。今回は湘南スタイルマガジン編集長が偏愛する3軒をめぐるお散歩コースをご紹介します!
鎌倉の中でも長谷エリアは、高徳院(鎌倉大仏)や長谷寺といった由緒ある神社仏閣が建ち並ぶエリアでもあり、由比ヶ浜のビーチにも歩いてすぐ行ける屈指の観光スポット。
新しいお店も続々と生まれているこのエリアですが、しっかりと地域に根差したオーセンティックなお店が多いのも特徴です。今回は湘南スタイルマガジン編集長が偏愛する3軒をめぐるお散歩コースをご紹介します!
江ノ電・長谷駅から歩いて3分ほど。路地裏の小径をくねくねと曲がりながらたどり着いたのは、築90年以上の古民家を活かしたセレクトショップ【Belluria 鎌倉店(ベルーリア カマクラテン)】です。群馬県桐生市に2店、高崎市に1店を構えるセレクトショップが、2012年に鎌倉店をオープンして早10年。群馬のお店と同様に、遠方からはるばる訪れる人も少なくない鎌倉を代表する名ショップとなりました。
取り扱う商品は、市松、N25、YAECA、COMOLI、AURALEE、OUTIL、SUNSHINE+CLOUD、オーロラシューズなどベーシックながら長年人気のブランドがズラリとセレクト。
“途切れることなくつながり続ける” 市松のアクセサリーのように、それぞれのアイテムがコーディネートを引き立てます。決して華美ではないですが、飽きることなく長年愛着を持ち続けられる商品を少しずつ買い足してファッションを楽しんでみて!
【Belluria 鎌倉店】を後にしたら鎌倉文学館方面へ。文学館の交差点を斜め右に入ったあたりにある【artique kamakura(アーティーク カマクラ)】でアンティークやヴィンテージの家具・雑貨を探しに行きましょう!
築100年以上の歴史を紡ぐ、いわば建物自体がアンティークとも言えるこのお店は2017年にオープン。店主の浅野さんに話を聞くと、なんでも、ここが空き物件として出ると知るやいなや、早々に大家さんに会いに行ったのだとか。大家さんとしても、古いものを後世に伝えるアンティークショップということで気が合い、すんなりと借りることができたのだそう。
取り扱う商品は、店主の浅野若菜さんと母と兄の3人でフランスを訪れて、主に蚤の市で買い付けるのだそう。直接目で見て、手で触れ、買い付けるため、商品の品質はお墨付き。その旅では、なんと1日800キロも車で移動することもあるのだとか!
お店めぐりをして、そろそろお腹が空いてきたらガッツリ胃袋に溜まる食事を。「やっぱり、鎌倉なら魚料理でしょ?」と美味しい魚料理を求めて長谷の人気店【定食屋しゃもじ】へ。
以前は由比ヶ浜のイタリアン【OCEAN HARVEST COCOMO】で働いていたという店主の松浦啓太郎さん。「毎日健康になれる食事を」と考えた際に、たどり着いた答えが和食だったそうです。おもに湘南産の季節の魚介を仕入れ、「しょうゆ麹」をはじめとして、できる限り地のモノ・自家製にこだわった料理には、何よりも松浦さんの人柄が表れています。
「少しでも観光を楽しんでもらいたいので連絡先を記入いただいて、観光に行ってもらいます。順番になったら電話してお呼びします」とは粋な計らい。こんなところからも松浦さんの優しい人柄をうかがい知れます。
長谷の魅力は、由比ヶ浜までも歩いてすぐなところ。好きなお店に行って、美味しい食事を堪能したら少しビーチを散策してみましょう。そうそう、この辺りには海に向かう小径が多いので、こんな風にレンズを向ければ、それだけでいい感じの画になります。自分だけのお気に入りの小径を探して歩いてみるのもいいですね。
取材・文 三島総太郎
写真 三浦安間
※掲載内容は2022年2月末時点のものであり、変更になることがあります。