宝戒寺は、北条氏を滅ぼした後醍醐天皇がその霊を弔うために建てられた天台宗のお寺です。この場所は、北条義時以降、歴代の執権屋敷跡であったと言われています。季節ごとに咲く花が美しく、特に秋に咲く白萩が有名であることから「萩寺」とも呼ばれています。
宝戒寺本堂の右手には德崇大権現社や、自刃した最後の得宗・北条高時の像があり、現代でも5月22日には北条氏鎮魂の「德崇大権現会」「大般若経転読会」が行われています。本尊は国の重要文化財である「子育て経読み延命地蔵」。また、毘沙門天は鎌倉七福神のひとつとしても有名です。