#小田急線 #江ノ電 湘南の駅近グルメスポット

小田急・江ノ電沿線の評判のレストラン&カフェ5選(2025年秋編)

小田急線と江ノ電の駅からアクセスしやすく、美味しいと評判のお店をご紹介します。個性あふれるお店には、支持される味だけでなく、独自のセンスやカルチャーがあるようです。江ノ島・鎌倉エリアへお越しの際にぜひお立ち寄りください。

【シクロ 本鵠沼店】フォーやバインミーからタピオカまで!ベトナム家庭料理の専門店(本鵠沼駅)

▲店名「シクロ」は、ベトナム語で三輪車を意味するそう。ファミレスのようなテーブル席が並ぶフロアは、どこかアットホームな雰囲気が漂っています

時には食に刺激を求め、脂っぽいものや辛いものを欲する時もありますが、非日常的な味を欲する時、ベトナム料理は一つの最適解かも知れません。生春巻きやフォー、さらにはバインミーなど日本でもすっかり定着した感のあるベトナム料理ですが、「本場のベトナムの家庭の味が楽しめる」と評判のお店が藤沢市にあります。2008年に横須賀から移転オープンした【シクロ本鵠沼店】です。本鵠沼駅から歩いて9分ほどの場所にある、ベトナムご出身のご家族が営むお店です。

▲昼夜問わず人気のフォーボー(牛肉のフォー)は、ベトナムの定番料理

終日メニューに並ぶフォーには、牛肉の「フォーボー」と鶏肉の「フォーガー」の2種類あります。肉などの具材が違うだけでなく、スープもそれぞれ別で仕込んでいるのだそう。「フォーボーはコクがしっかりあるスープで、フォーガーはサッパリ系ですが旨味がしっかりあります」とのこと。フォーボーは、白濁したスープに平たいフォーの麺がたっぷり。さらに牛肉とパクチーがトッピングされて提供されます。こってり感のないマイルドな味わいのスープですが、奥深い味わいで女性にも大人気の一品です。

▲料理の味変に現地でも人気というスリラチャソースやホイシンソースを手にするスタッフのHさん。店頭ではベトナム料理の食材や調味料も販売しています

お店を切り盛りするのは、幼少の頃にご両親と一緒に日本に移住し、後に帰化したという佐々木さんです。姉妹店の【シクロ湘南藤沢南口店】が本店で、他にも横浜や辻堂にも姉妹店があり、家族経営でベトナムの家庭料理店を営んでいるそうです。

さすが専門店だけあって、フォーやバインミーなどの食事系はもちろんのこと、サラダや酒の肴、デザート類も豊富です。火曜~土曜は11時の開店とのことで、江の島散策前の早めのランチでの利用はもちろんのこと、鎌倉江の島エリアを存分に楽しんだ後の、夜の食事にも重宝するお店です。湘南の海風が薫る鵠沼で、ベトナムの家庭料理とビールで一日を締めくくるのも、良い思い出になりそうです。


シクロ 本鵠沼店
住所 〒251-0028 藤沢市本鵠沼3-12-30 藤沢ビル 2F
TEL 0466-33-5378
アクセス 小田急線「本鵠沼駅」から徒歩約9分
営業時間 ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30 )※日曜のみ11:30開店
     ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00 )
定休日 月曜(祝日の場合は営業し翌日休業)

※掲載情報は取材日時点(2025年11月)のものです。

【Lani Burger 湘南店】繊細なレシピで作るハンバーガーが話題。地元出身プロサーファーが営むカフェ(鵠沼海岸駅)

▲「鵠沼海岸駅」から歩いて4分ほど。Lani Burgerの看板が目印です

鵠沼海岸駅を出て、マリンロードと呼ばれる鵠沼海岸商店街の通りを江の島方面へ進んでゆくと、右手にあるのが【Lani Burger 湘南店】です。グレーの外壁に、Lani Burgerのロゴの看板が掲げられ、見落とすことはありません。2025年5月末に開店したばかりのお店です。本店は千葉県のサーフィンスポットで有名な一宮にあり、こちらの店舗は2号店とのこと。お店を営むのは、お隣りの茅ヶ崎市ご出身のプロサーファー川畑友吾さんです。

▲湘南店限定の和牛100%バーガー

お店の旗艦メニューは、鵠沼海岸商店街の老舗【有田商店】から仕入れた和牛だけを使った、その名も「和牛100%バーガー」です。パティ以外の具材はシンプルに、レタスとチーズのみ。内側をバターで焼き温めたバンズに、レア気味に焼き上げたパティをサンド。がぶりと頬張れば、柔らかなパティから旨味と肉汁が溢れてきます。バンズも味わいがあり、ほのかにガーリックが香るアリオリソースとチーズも、打ち寄せるさざ波のようにジワリと追い打ちをかけてきます。

▲オーナーの川畑 友吾さん。

「和牛100%バーガーは、一宮の本店にはない鵠沼店だけの限定メニューです。ハンバーガーと言えば『牛肉』ということで、パティの肉もバンズも試行錯誤を繰り返しました。いろんなレシピを試して、せっかくなら鵠沼らしく作ろうと有田商店さんの牛肉だけを使ったハンバーガーが完成しました」と、友吾さん。ポーションもちょうど良い感じで、ポテトもいただくとしっかり満腹に。ガッツリと食べたい時には、ベーコンや目玉焼きなどをトッピングしても良さそうです。

Lani Burgerは、ハンバーガー以外にも各種プレートなど食事メニューが充実しています。さらに濃厚な風味が評判というアサイーボウルや10種類近くもあるスムージーを目当てに来店されるお客さまも多いとのこと。鵠沼海岸周辺でのアクティビティー後の食事だけでなく、江の島周辺の散策途中のコーヒーブレイク的な利用もおススメです。


Lani Burger 湘南店
住所 〒251-0037 藤沢市鵠沼海岸2-7-5
TEL 0466-20-4738
アクセス 小田急線「鵠沼海岸駅」から徒歩4分
営業時間 平日 10:30~19:00(L.O.)
     土日祝日 10:00~19:30(L.O.)
定休日 無休
※最新の営業日は、お店の公式インスタグラムにてご確認ください

※掲載情報は取材日時点(2025年11月)のものです。

【Oui Oui】10時開店!地魚や地元野菜の料理から小粋なデザートまでが揃う異国情緒あふれるビストロ店(長谷駅)

▲タイル張りのフロアにゆったりとテーブルが配置され、窓からの明るい光にあふれる店内の様子

2012年、鎌倉御成通りの【KIBIYAベーカリー】2階で創業し、2016年に小町通りの路地に移転して営業を続けていたフレンチビストロの【Oui Oui(ウィウィ)】。バラエティ豊かな前菜と本格的フレンチの一品料理を種類豊富なワインとともに楽しめるということで大人気のお店でしたが、店舗一帯の再開発に伴い一時休業し、2022年4月に場所を長谷駅近くに移し、再スタートしました。さらに2025年6月からは、肉類を一切使わない、新鮮な魚介と地元野菜に特化したメニューへリニューアル。海外旅行客の食文化、食習慣にも配慮した「Pescatarian(ぺスカタリアン)& Halal Friendly(ハラールフレンドリー)」のビストロとなり、古くからお馴染みのお客さまに加え、多くの新しいお客さまが訪れています。

▲日替わりのシェフのおまかせ惣菜5種盛り

毎日10時から始まるランチタイムのメニューは、シェフのおまかせ惣菜5種盛り(※)と選べるメイン料理(魚介料理3種の中からセレクト)、KIBIYAベーカリーの自家製自然酵母パン(またはライス)がセットになったプリフィックスコースとなっています。内容は日替わりで、季節感を味わえる地元野菜と鮮度の良い魚介を堪能できるボリュームたっぷりのランチです。プリフィックスコース以外に、黒米、ヴィーガン・デリ、ファラフェルが盛り合わせになった「ヴィーガンブッダボウル」も人気で、多様な食嗜好に対応しています。

▲オーナーシェフの青沼さん

また、ディナータイム(15:00~19:00 ※土日祝は21:00まで)は、前菜からメインやデザートまで揃うアラカルトのメニューとなり、ワインなどの飲み物とともにゆっくりと食事を楽しむことができます。

長谷や由比ガ浜散策の途中に立ち寄って、ランチや多彩な惣菜と厳選ワインを味わってみては、いかがでしょう。朝10時の開店のタイミングにブランチ的に利用して、美味しいもので満たされてから、鎌倉巡りをスタートするのもよいですね!


Oui Oui
住所 〒248-0016 鎌倉市長谷2-17-6 2F
TEL 0467-81-3352
アクセス 江ノ電「長谷駅」から徒歩1分
営業時間 ランチ10:00~14:00(L.O.)
     ディナー15:00~19:00(L.O.)※土日祝は15:00~21:00(L.O.)
定休日 水曜
※最新の営業日は、お店の公式インスタグラムにてご確認ください
※お支払いはキャッシュレス(クレジットカード、電子マネー、QRコード決済)のみです。

※掲載情報は取材日時点(2025年11月)のものです。

【TEMPLE cafe & bakery】エスプレッソと手作りドーナッツも評判。長谷の町に溶け込むカフェテリア(長谷駅)

▲古い日本家屋を改装した建物の1階。柔らかいピンク色は落ち着いた長谷の町の景観にも馴染んでいます

長谷の町の中心である「長谷観音前」交差点からほど近い場所に、2024年5月15日にオープンしたのが「TEMPLE cafe & bakery」です。ピンク色の外壁にナチュラルな木戸の組み合わせ、POPで洗練された外観が目を引きます。

▲手作りのドーナッツをはじめケーキやブラウニーなどの焼き菓子がショーケースに並びます

一般的なイーストドーナッツで使うバター、牛乳、卵黄を使わないプラントベース(卵や乳製品を使わない製法)のドーナッツは、毎日手作りで提供しています。グルテンフリーのケーキなどの焼き菓子もアメリカンなお菓子のような力強さがあり、サイズも大きめです。

▲お店のオーナーであるイクミさんとユウコさんご夫婦。小さなお子さん連れも大歓迎とのこと

店内は、こぢんまりとしたスペースながらも、ゆとりのある配置でテーブル席が並び、お店の世界観が初見で伝わってきます。季節が良くなると引き戸は開け放たれ、オープンカフェになるそう。イートインだけでなく、テイクアウトにも対応されています。

オーダーが入ってから豆を挽き、丁寧に抽出するイクミさんのエスプレッソは、飲みやすく飽きない味わいが評判です。「お菓子とコーヒーで満足してもらえたら嬉しいです」と、ユウコさん。自然体のお二人から作られる雰囲気とカフェメニューを味わいに、ぜひお出かけください。


TEMPLE cafe & bakery
住所 〒248-0016 鎌倉市長谷1-14-18
アクセス 江ノ電「長谷駅」から徒歩4分
営業時間 10:00~17:00
定休日 木曜

※掲載情報は取材日時点(2024年9月)のものです。

【+h café kamakura /アッシュカフェ カマクラ】創作オリエンタル料理と自家製スイーツを楽しむ隠れ家カフェ(鎌倉駅)

▲森を抜ける風を感じ、鳥のさえずりや虫の声が聴こえるテラス席。ゆったりとした非日常の時間が流れています

鎌倉の苔寺として有名な妙法寺の裏山中腹に忽然と現れるアッシュカフェ カマクラは、2024年6月にオープン。この場所にあった日本家屋を6か月かけてリノベーションされたそうです。「カフェ全体に広がりを持たせるため、ウッドデッキのテラスを設け、妙法寺さんの森をカフェ空間の一部として取り込むようにしました」と、設計を担当したオーナーで建築家の浅見さん。

▲カレーペーストから手づくりしている豚バラカレー

ランチメニューは「鎌倉野菜のオリエンタルライスプレート」、「キッシュプレート」、「本日のボールプレート」の3種類で、それぞれ週替わりでその内容が変わります。「本日のボールプレート」(写真上)は、ココナッツミルクを使わないタイ北部の豚バラカレー。弱火でじっくり煮込まれたバラ肉がほろほろと柔らかく旨味たっぷり。サイドディッシュも洗練された味わいで、スパイシーなカレーにもぴったりでした。

▲オーナーの建築家 浅見和宏さん、シェフ/パティシエの浅見博子さん夫妻

風の抜けるウッドデッキの席も心地よいですが、店内も素敵な空間が広がっています。30年前からタイに通って買い付けたというアンティークのコレクションも並び、さながらアートギャラリーのようです。

浅見夫妻が7年間暮らしたパリの人たちのように、鎌倉でも「日常的に自分の時間を存分に楽しんでもらえるような場所を提供したい」という想いで、森に抱かれた隠れ家のようなカフェでお客様をお迎えしているそう。

大町周辺の寺社巡りの際に立ち寄り、ゆったりとリゾート気分に浸って美味しい食事やデザートを楽しんでみてはいかがでしょうか。


+h café kamakura /アッシュカフェ カマクラ
住所 〒248-0007 鎌倉市大町4-8-29
TEL 0467-37-6736
アクセス 「鎌倉駅」東口からバス4分「名越」バス停下車、バス停から徒歩6分。「鎌倉駅」から徒歩約18分。
営業時間 平日・祝日 9:30~16:00
     土・日 10:30~17:00
定休日 火曜、第二・第四水曜 最新情報は公式インスタグラムでご確認ください。

※掲載情報は取材日時点(2024年8月)のものです。