Welcome! New Faces, New Shops ⑥

町を彩る新規開店やリニューアルされたお店をご紹介【RESTAURANT KIBIYA】

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「RESTAURANT KIBIYA」と言えば、豊富な種類の薄生地のピザと洋食が人気のお店で、2006年に惜しまれながらクローズした鎌倉を代表する人気店でした。16年の時を経てバトンを引き継ぎ、再開店を果たした新生「RESTAURANT KIBIYA」を訪ねました。

16年の時を経て移転再開店を果たした名店で味わう懐かしくも新しい王道の洋食(RESTAURANT KIBIYA)

鎌倉駅西口から御成通りを由比ガ浜大通り方面へ向けて徒歩4分

「トーセイホテル ココネ鎌倉」の隣に2022年8月3日にオープンした「RESTAURANT KIBIYA」。白い外観に馴染むアンティークのドアが印象的です。道路を挟んで向かい側の路地を入ったところには姉妹店の「KIBIYAベーカリー」も。

新しく開店されたお店なのに漂う老舗感

古い建物を大幅にリノベーションし1970年のRESTAURANT KIBIYA開店当時から使われていた家具や装飾品、調度品がふんだんに使われています。

重厚なアンティークのテーブルや椅子が並ぶ店内

料理と合わせお店の雰囲気を懐かしむ旧店舗時代から通われたお客さまも多いとか。2006年の旧店舗閉店時から大切に保管されてきた家具や扉などが再び活躍しています。素敵な空間がひろがる店内で、お料理を楽しみましょう。

ナスと地鶏のサラダ。ローストされた滋味あふれる地鶏と茄子が山盛りのレタスなどの野菜の上に。ドレッシングは醤油も入ったオリジナルドレッシング。たっぷりなボリューム感も嬉しいです

RESTAURANT KIBIYAと言えば、薄生地のピザ

「THE JAZZ」という名前のピザはクリスピーな生地と生地よりも厚いたっぷりのチーズの上に枝豆と鶏肉、オリーブにケッパー、そして生のルッコラがトッピング。バランスが絶妙です。

定番のピザ(ミックス、マルゲリータなど)のほかにJAZZをテーマにしたピザがラインアップ。店頭で質問しながら選んでください。ご希望の方にはお好みの具をトッピングすることもできるそうです。

「ハンバーグ150g デミグラスソース(ほかにおろしポン酢の選択も可)」

ボリューム感のある塊から牛肉の旨味が溢れる熱々のハンバーグ。丁寧な仕事ぶりがしっかりと分かる 添えられたポテトフライやソテーされたニンジン、ブロッコリー。王道の洋食を体現した一皿です。

他にも各種前菜はもちろん、グラタンやパスタ類など洋食のメニューが沢山。人気の姉妹店「KIBIYAベーカリー」のパンもいろいろなメニューで楽しめます。

「RESTAURANT KIBIYA」を復活させた牧野竜太郎さん。JAZZシンガーとしての顔も併せ持っています。後ろにはアップライトピアノ!

「お客さまとのコミュニケーションが大好きで、お客さまに喜んでもらえるのが何より嬉しいです」と店主の牧野竜太郎さん。お父様が大切に作り育ててこられた「RESTAURANT KIBIYA」の味や空間を、ご家族の協力のもと、再び鎌倉によみがえらせました。

「父はRESTAURANT KIBIYAはちょっと上質なファミリーレストランだと言っていました。鎌倉では少ない本格的な洋食を、この新しいお店で楽しんでもらいたいです。家族や友人たちと寛いでいただける温かいお店にしたいと思います」。

実は、竜太郎さんのご家族、牧野家は鎌倉でいろいろなお店を経営されています。「KIBIYAベーカリー」はお姉さんが、長谷のビストロ「Oui Oui」は妹さんご夫婦が、さらに小町の「Jazzクラブ DAPHNE(ダフネ)」はお母さまが店主。竜太郎さんも、音楽を米国で学び帰国した後は、家業の手伝いもされ飲食の現場も若い頃から経験されていたそうです。

その後、修行と経験を重ね、歌い手となる夢をついに実現させ2008年にご自身のフルアルバムをリリース!この15年ほどはプロのミュージシャン、JAZZシンガーとして多方面で活躍されています。

今回、新型コロナウイルスによる社会の変化や物件とのご縁も重なり、家業である「RESTAURANT KIBIYA」を引き継ぎ店主となることを自ら決められたとのこと。もちろんミュージシャンとしての活動も継続されるそうです。

旧店舗ではピザのメニューだけで数ページにもわたるほどのメニュー数だったとか。2階の壁に掛けられた絵もノスタルジック!

お店のコンセプトはずばり「ノスタルジー」と言い切る竜太郎さん。新しさを追わないお店の在り方に惹かれます。1970年の開店当時から(16年の休店期間を乗り越え)半世紀を経た現在も風化しない「RESTAURANT KIBIYA」の味と空間とお客さまをもてなす姿勢。家族だからこそ引き継げるものが在るのかもしれませんね。

オープンからひと月が経過。「ミュージシャンとしての活動とお店の営業と両方ありハードに感じる時もありますが、とても楽しく充実しています。今の気持ちを曲で言えば、ですか?そうですね“It don’t mean a thing”です。この曲の通りスイングしないと(楽しまないと)意味がない!という心境です」と、明るい笑顔で答えてくださりました。

ランチ営業もされていますが、ゆっくりと家族や友人と楽しむなら、夜の時間がお薦めです

店内にはピアノもあり、キッチンのスタッフ皆さんそれぞれギターやトランペットが趣味で楽器も持込済みと言うさすがのメンバー。バースデーソングやお祝いの1曲など、竜太郎さんの歌声が聞けることもあるかも知れません。往時を知る方も、知らない方も、次世代に引き継がれた新生RESTAURANT KIBIYAの食事と空間、そしてサービスを体験しにお出かけください。

取材 ALOHAS
※掲載情報は取材日時点(22年9月)のものです。