Welcome! New Faces, New Shops ⑤

町を彩る新規開店やリニューアルされたお店をご紹介【菓子 巡り】

住宅街の奥で出会う、作り手の心とこだわりの洋菓子「菓子 巡り」

ブルーのファサードに大きなガラス窓、ロゴイラストのスタンド看板が目印

由比ヶ浜大通りから少し入った閑静な住宅街にある「菓子 巡り」。長谷の「Cafe Luonto(カフェ ルオント)」で3年間パティシエを務めた石垣さんが2022年4月に開店した洋菓子店です。ちょっと不思議な店名「菓子 巡り」には、「愛情も幸せも優しさも、世の中の大切なことは全て巡っている。この菓子屋を通して何か“良いもの”が誰かに、またその先に巡ってほしいという想い」が込められているそうです。

白いカウンターに整然と並ぶ出来立てのケーキと焼き菓子

ケーキはベイクドチーズケーキなどの定番ものから季節限定のフルーツケーキまで常時6種類をラインアップ。焼き菓子もスコーン、パウンドケーキ、オートミールクッキーなど10種類ほどあり、目移りして選ぶのに困るくらいです。

ずらりと並ぶ焼き菓子。いろいろと取り混ぜて手土産にする方も多いとか

豊富な品ぞろえの焼き菓子の中で、特に人気なのがショートブレッドや全粒粉のスコーンとのこと。シンプルで飽きがこない風味なので、リピート買いするお客様も多いそうです。

素材にこだわった米粉のキャロットケーキ(580円)

目指すのはカジュアルなお菓子屋さん。特別なものではなく、日常的に食べてほしいから、なるべく身体にやさしい素材、オーガニックな素材を選んでいます、と店主の石垣さん。自然栽培の人参をたっぷりと使ったキャロットケーキにはレーズンやココナッツ、くるみがゴロゴロと。絞ったライム果汁が入ったフロスティングも爽やかです。グルテンフリーなので軽い食感で、ペロリといただけました。

菓子づくりから接客まで一人でこなす店主の石垣さん

店内スペースが限られているためテイクアウトが原則ですが、希望があれば店内の小さなベンチでハンドドリップのコーヒーや紅茶とともにケーキやお菓子をいただけます。「せっかく住宅街の奥まで足を運んでいただいたお客様に一息ついてほしい。そして、そこに店主との会話やお客様同士の繋がりがあったら嬉しい。」と言う石垣さん。幸せの「巡り」は、美味しいお菓子と笑顔から始まりますね。

取材:ALOHAS
※価格はすべて税込みです。
※掲載情報は取材日時点のものです。