Hilo Homemade Ice Cream アイス

#夏のごほうび

夏のお楽しみ!湘南のひんやりスイーツ3選

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キラキラ輝く太陽がまぶしい季節、今年も暑い夏がやってきました。江ノ電の旅の合間にほっとひと息、ひんやり冷たいスイーツはいかがでしょう。湘南エリアより選りすぐりの3店舗をご紹介します!

【こまち茶屋】 鎌倉・小町通りを代表するかき氷の行列店

鎌倉で一年中かき氷を楽しめる甘味処と言えば【こまち茶屋】。夏シーズンは、かき氷の種類がさらに豊富になり、毎年話題になる人気店です。自家製シロップかき氷(さがほのか、梅氷、黒蜜きなこ、生メロン、湘南ゴールド)の他、期間限定の紫陽花氷や、とろふわかき氷(苺・柚子みかん、抹茶・わらび餅、マンゴー・黒蜜きなこ、湘南ゴールド)も登場し、取材時には10種類ものラインナップが揃っていました。

オーダーしたとろふわかき氷のコンセプトは、上も外も中も食べて楽しいかき氷。信州の純氷に自家製シロップと特製エスプーマをかけ、氷の中には果実やわらび餅など、それぞれのかき氷に合った具がたっぷり入っています。

▲神奈川県特産の『湘南ゴールド』(左)と『抹茶・わらび餅』(右)。ネーミング通りのとろふわ感を実感

早速、『湘南ゴールド』をいただきましょう!爽やかな酸味が口一杯に広がり、喉をうるおしてくれます。練乳のエスプーマ、宇治抹茶クランチ、湘南ゴールドと青みかんのゼリーもいいアクセント。宇治抹茶にマスカルポーネのエスプーマを合わせた『抹茶・わらび餅』は、お茶の豊かな香りとわらび餅のもちもち感が人気の逸品です。

最初はかき氷の大きさに圧倒されますが、甘味、酸味、苦味などの味わいや食感の変化を楽しんでいるうちにペロリと完食。「最後のひと口まで美味しく、上品なかき氷を意識しています」という店長の山内さんの言葉に納得です。

▲メニュー開発も担当する店長の山内宏幸さん。数々のビジュアルが美しいかき氷や、アイデアあふれるドリンクの生みの親

また、【こまち茶屋】の甘味に使用しているきな粉は、幻の大豆と称される神奈川県産の津久井在来大豆。香りや甘味の強い『湘南きな粉』は、その希少性から数量限定で【こまち茶屋】店内だけで販売しているそう。ここでしか買えない通な鎌倉土産としてもおすすめですよ!

▲32席ほどのゆったりとした店内。開店直後と閉店前は並ばずに入れる確率が高いそう

▲商業ビル・アイザ鎌倉2Fにある【こまち茶屋】は、鎌倉駅から徒歩1分。小町通りの入り口というアクセスの良さ

【あずきや氷伝】 個性派の自家製氷は、藤沢の夏の風物詩

藤沢駅北口から10分ほど、南仲通りに佇む【松月堂わびすけ】は1938年の創業から親しまれてきた和洋菓子店。3代目店主の佐藤修一さんが、【あずきや氷伝(こでん)】として夏季限定(5~9月)で販売するかき氷は、今や藤沢の夏の風物詩です。

▲2015年からスタートした老舗菓子店のかき氷【あずきや氷伝】。注文は並びの菓子店【松月堂わびすけ】で、月、金、土、日曜日のみ販売 

▲かき氷はこちらのイートインスペースでも食べることができます

【あずきや氷伝】のかき氷は、氷自体がなんと自家製! やわらかな口当たりの電解水、牛乳、天然素材などをもとに、一日ずつ違う温度の冷凍庫に移動させながら4日かけて冷やし固めているのだとか。「氷とアイスクリームの中間のような感じ」と佐藤さんが削ってくれた氷は、しっとりミルキーな新食感。従来のかき氷のイメージをくつがえす衝撃でした。

▲濃厚な味わいの湘南イチゴとマンゴーをあいがけした丼氷。特大サイズなのでシェアがおすすめ。練乳かけ放題が嬉しい 

平日イートイン限定の丼タイプのかき氷は4種、通常のカップタイプは2種の味を選べます。地元藤沢『はやしふぁーむ』の湘南イチゴなどのフルーツ系や、抹茶、黒蜜きなこ、あんこなどの定番、さらには珈琲ゼリー、ココア、ティラミス、ピスタチオといった個性派もありますが、「世代を問わず食べやすい味にしています」と佐藤さん。ソースやトッピングも、もちろん手作り。試食させてもらった珈琲ゼリーはしっかり風味がありながら苦すぎず、あんこもふっくらでかき氷にしっかりマッチ! 老舗菓子店の味に、幸せのため息が出ます。

▲かき氷を堪能したら、合わせて立ち寄りたい【松月堂わびすけ】

チャレンジャーの3代目が開発した【松月堂わびすけ】の新名物、和菓子と洋菓子の技術を掛け合わせた独自製法の生ドーナツも必食ですよ。「朝仕込む和菓子の“朝生”のように、作り置きはせず、当日焼いたもののみを販売しています」と教えてもらいました。おいしく食べてほしいという、あたたかな想いが詰まった藤沢銘菓です。

【Hilo Homemade Ice Cream】ハワイ島の手作りアイスクリームを鵠沼海岸へ

湘南のアイスクリームと言えば名前が上がる【Hilo Homemade Ice Cream(ヒロ ホームメイド アイスクリーム)】。鵠沼海岸にあるこのアイスクリーム工房は、1970年代にハワイ島・ヒロで日系アメリカ人の夫婦が自宅の裏庭で始めた手作りアイスクリームの味がルーツです。90年代後半に、当時のオーナーとのご縁から5代目として【Hilo Homemade Ice Cream】を引き継いだのが、永江仁さん。日本に帰国した後も、鵠沼海岸で16年以上アイスクリームを作り続けています。

▲アクセスは小田急江ノ島線「鵠沼海岸」駅より徒歩12分、ヒロと雰囲気が似ていたことがこの土地を選んだ決め手だそう。海のまち特有ののんびりした雰囲気が漂う

▲販売とイートインスペース、工房を兼ねた店内。ショーケースには、マカダミアナッツ、コナコーヒー、リリコイ、ハワイアンソルトなどのハワイらしい定番フレーバーや、旬の素材を使った季節限定フレーバーが並ぶ

ホームメイドという名の通り、機械を使わず人の手で作ることを重視しているので、例えばスイカのアイスクリームならば種も手で取り除いているのだとか! 素材を扱う段階から完成まで、手間をかけて丁寧に作ることを大切にしています。

また、アイスクリーム作りは卵でコクを出すことが多いのですが、【Hilo Homemade Ice Cream】では卵は使いません。卵アレルギーの人にもアイスクリームを楽しんでもらえるように、そして素材の味わいをしっかり感じられるようにレシピが考案されています。一度食べたら忘れられない濃厚な味わいとさっぱりした後味は、人工添加物や香料に頼らないアイスクリームだからこそ感じられる自然の美味しさ。今回オーダーした夏期限定の『ミント&チョコチップ』も、着色や香りづけは一切せず、ミントの葉を鍋で煮て抽出するところから作っているそうです。

▲地元藤沢産のブルーベリーの酸味とコクがマッチした『ブルーベリーチーズケーキ』(左)。『ミント&チョコチップ』(右)は全国のチョコミン党を唸らせるような清涼感 

▲オーナーの永江仁さん。『ミント&チョコチップ』の素材である、地元・藤沢『農園たそりあ』の無農薬のキャンディーミントを見せてくれました。近くに寄っただけで鼻がスーッとするほど香り高い

「最初にハワイ島で【Hilo Homemade Ice Cream】のアイスクリームと出会った時は、その美味しさだけでなく、ヒロの住民から本当に愛されていることに驚きました。ヒロの産物が活かされていて、皆が大事に食べている、地元にとって特別なアイスクリームなんですよね」と永江さん。「機械を使わずにアイスクリームを作るのは本当に大変。でも、応援してくれる人がいるから日本でもお店を続けられています」。絆は日本でも育まれ、取材時には絶え間なく常連さんが訪れていました。自然素材にこだわり、人の手で作られた温もりのある味は、鵠沼海岸の地で愛され続けています。


取材・文 二木薫
写真 市川紀元