由比ガ浜通りを歩いていると、漂ってくるコーヒーの香り。煉瓦壁にグリーンのファサードのアジア商会には、自家焙煎コーヒー、輸入食品、製菓・製パン材料を求めて、常連のお客様が次々とやってきます。
由比ガ浜通りを歩いていると、漂ってくるコーヒーの香り。煉瓦壁にグリーンのファサードのアジア商会には、自家焙煎コーヒー、輸入食品、製菓・製パン材料を求めて、常連のお客様が次々とやってきます。
戦前からコーヒー豆や輸入食品を取り扱い、鎌倉の御用邸に納める卸売業を営んでいたアジア商会。太平洋戦争で一時閉店しましたが、1952年に事業再開し、2022年で創業70年になる老舗です。現在は、香り高い自家焙煎のコーヒー豆を鎌倉市内のカフェや飲食店に卸しているほか、店頭販売も行っています。
父親(創業者)の背中越しに、焙煎技術を習得したという二代目。焙煎歴40年を超える今でも、一番良い状態のコーヒー豆をお客様にお渡しするために、生豆の煎り上がりをイメージし、五感を駆使して毎日焙煎を続けています。 今では珍しい直火式の焙煎機で、気温や湿度の変化に気を配り、豆の状態を何度も確認しながら、1種類につき20分かけて丁寧に。多い時は1日に10回も焙煎することもあるそうです。
「価格と品質のバランスが良く、毎日飲んでも飽きないコーヒー」で人気No.1「アジアブレンド」(100g 390円税込)は先代から引き継いだロングセラー商品です。また、モカの香りのよさと飲み口の軽さが特徴の「エチオピア イルガチェフェ」なども売れ筋です。挽いた豆をご希望のお客様には雑味になるチャフ(シルバースキン)を取り除いてからお渡しする、という徹底ぶりも含め、アジア商会のお客様本位の姿勢は創業以来変わりません。
取材 ALOHAS
※掲載情報は取材日時点のものです。