#絵はがきになる日常を #2026夏

【2026夏】リゾート気分を満喫する、夏の寄り道トリップ

夏の湘南は、予定を詰め込むより“寄り道”がぴったりな季節です。庭園を望む古民家で朝食をとったら、歴史の風を感じる古の港で、昼は海を眺めながらできたてクラフトアイスで乾杯して、花火を見上げたらワイン片手にサルデーニャ島気分——。まるでリゾートみたいで、でもちゃんと日常の延長にある。そんな“夏のプチ・グルメトリップ”へ出かけませんか。

9:00【Cafe & Restaurant EGAO】手間暇かけた洋食やスイーツを、緑豊かな庭園を眺める鎌倉の古民家で

鎌倉市指定の景観重要建築物をリノベーションした古民家カフェ&レストラン【EGAO(エガオ)】。 由比ガ浜海岸に程近い閑静な住宅街に佇む、趣のある邸宅の一角にあり、四季の花々が咲き誇る庭を眺めながらゆったりと過ごせる「隠れ家」的な空間です。

看板メニューは、自家製の「燻製ベーコン」を使用したプレートやパスタ。他にも鉄板で提供される、ふわふわの卵で包み込んだ「ナポリタン」や、じっくり煮込む「8時間ミートソース」、「EGAO特製オムチーズハンバーグ」など洋食メニューが多彩に揃います。

▲土日限定のモーニングのみ、スキッレットで提供されるドイツ風パンケーキ「ダッチベイビー」(ドリンク付き)は、クリームチーズとブルーベリー、自家製はちみつレモンシロップがたっぷりのトッピング「自家製はちみつレモンスカッシュ」とのペアリングがオススメ!(1日限定10食)

▲ハーブや香辛料をブレンドした塩水に2日間漬け込み、手間隙を惜しまず作り上げた厚切りのベーコンは、雑味がなく肉そのものの旨味が凝縮した風味豊かな味わい。「自家製ベーコンのステーキ・ランチセット」(ソフトドリンク付き)。新鮮な鎌倉野菜のサラダとローズマリーの香が爽やかなフォカッチャも添えられ、ボリュームもたっぷりのワンプレートです

▲どの席からも四季折々の花と緑を見渡せる、サンルームのような明るく開放的な空間

10:30【材木座海岸】日本最古の築港遺跡「和賀江島」もある古くからの海水浴場

古民家カフェで朝食を楽しんだら落ち着いた海辺まで軽く寄り道してみましょう。【材木座海岸】のいちばん端、潮が引いたときだけ海面から姿を現すのが「和賀江島」。

一見ただの石浜に見える場所が、実は鎌倉時代に築かれた日本最古級の築港遺跡だと知ると、足元の一つひとつの石が急に物語を帯びて見えてきます。干潮の時間帯には石のあいだに潮だまりが生まれ、カニや小魚を探す“磯あそび”も楽しめるのがこの場所ならでは。観光のついでに立ち寄るというより、「潮の時間に合わせて会いに行く」そんな体験が似合う、海辺の史跡です。

普段は海面下に沈んでいるため、しっかり見るなら大潮の干潮が狙い目。行く日は潮見表で干潮時刻を確認して、干潮の少し前から現地にいると、海が引いていく変化ごと楽しめます。干潮のタイミングは毎日変わるので、事前に確認してみてくださいね。

【2026年夏】10時〜12時に大潮の干潮になる日(気象庁データより)
・6/14(日) 10:09 -3cm
・6/15(月) 10:57 -10cm
・6/16(火) 11:44 -13cm
・7/13(月) 10:04 -4cm
・7/14(火) 10:52 -11cm
・7/15(水) 11:37 -11cm
・8/12(水) 10:41 -5cm
・8/13(木) 11:20 -2cm

14:00【HOLIDAY ICE CREAM STORE】海を眺めながらホリデー気分で堪能する、できたてのクラフトアイス

国道134号線沿い「トライアングル七里ヶ浜」内の一角にある、店内の工房で作られる、できたてのアイスクリームを味わえるクラフトアイスクリーム店。レシピ開発を担当する一平さんと作り手の尚美さんが夫婦で営んでいます。フルーツをむいたり絞ったり、ナッツはローストしてからペーストにしたり、トッピングのクッキーやトフィーも店内で焼き上げるなど、手作りと素材選びにこだわる理由は、「作り手が“おいしい”と感じるものを提供したい」という思いから。

素材のそのものの甘味や酸味、食感、個性的ながら軽やかでさわやかな後味など、オールシーズン食べ比べしたくなる豊富なフレーバーも魅力です。

▲定番ラインナップの代表格は、2年かけて熟されたシチリア産のピスタチオをお店で軽めにローストし、それをたっぷり使用した「ピスタチオ」(プレミアム)。香ばしいだけのピスタチオ風とは異なる贅沢な味わい。神奈川県産「きんたろう牛乳」を使用したミルク感たっぷりでさっぱり後味の「ミルク」。京都宇治の老舗「利沼園茶舗」の抹茶を贅沢に使用した奥行きのある渋みを感じる「抹茶」(プレミアム)などなど

▲これまで登場した夏限定フレーバーは「すいかシャーベット」、「白桃とジャスミンティー」、「とうもろこし」、「ルビーグレープフルーツ」「ルビーグレープフルーツ」などなど。どれもさわやかな甘さや酸味が夏にぴったり! この夏はどんなフレーバーが登場するか乞うご期待!

▲店名は、アイスクリームは短時間で溶けちゃうので、アイスを食べてる時くらい海を眺めながらぼーっとしよう。その短い時間で、休日気分を味わってもらえたら。そんな思いが込められているそう

17:30【サルデーニャ料理とワイン greco】湘南にいながら地中海の神秘の島、サルディーニャ島にプチトリップ!

鵠沼海岸の住宅街にひっそり佇む「サルデーニャ料理とワイン greco(グレコ)」は、長年イタリアンで研鑽を積んだオーナーシェフ石原光太郎さん夫妻が営むアットホームなリストランテ。イタリア本土の西部に位置する地中海のサルデーニャ島に伝わる郷土料理と、40種類以上の現地ワインを楽しめる隠れ家的なお店です。

素朴ながら味わい深い料理と島の海風と太陽に育まれたサルデーニャワインで、“島のバカンス気分”に浸れる一軒です。

▲島伝統のパリパリの薄焼きパンにトマトソース、羊のチーズ、ポーチドエッグを乗せた郷土料理「パーネフラッタウ」。パリッと軽い食感が、前菜にもぴったり

▲スペイン産ムール貝、帆立、アサリの旨味をたっぷり含んだプチプチ、モチモチした食感の粒状のパスタ料理「貝類のフレーゴラ タロス風」。フレーゴラは、パスタのこと、タロスは土地の名前だそう

▲外観同様に地中海を思わせる白とブルーを基調とした明るい店内。メニューは、島の美しい風景写真で彩られています。テーブルとカウンター全8席のため、事前予約がオススメ

19:40【片瀬西浜・鵠沼海水浴場】海の帰り道に、5分間だけ夜空が咲く

左手に江の島、右手に富士山。視界が大きく開ける【片瀬西浜・鵠沼海水浴場】は、湘南を代表する約1km超のロングビーチです。遠浅で砂浜が広く、海水浴はもちろん、波打ち際の散歩や夕景の鑑賞、サーフィンなどのマリンスポーツまで、同じ場所で“夏の目的”がいくつも叶うのがこの海。2021年には国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得したことでも知られ、海辺の心地よさを大切にしながら、気持ちよく過ごせる浜づくりが進んでいます。

この浜の夏を、ぐっと特別にしてくれるのが、毎年夏に行われる“約5分間の花火大会”の「江の島マイアミビーチショー“夏”花火」。日没後の浜に人が落ち着きはじめるころ、19:40から19:45の短い時間だけ、夜空にぱっと花が開きます。ディナーでひと息ついてから浜へ出て、花火の余韻を楽しんでくださいね。

監修 湘南スタイルマガジン
取材・文 橋本幸恵
写真   立原継望