江ノ島・鵠沼海岸で体験しよう!

ビーチタウン湘南のアート・スポーツ・食・夜景を巡る周遊モデルコース

江ノ島・鵠沼海岸へのお出かけには小田急線が便利です

▲鵠沼海岸への最寄り駅となる小田急線「鵠沼海岸駅」。駅前はローカルなお店が軒を連ねる商店街があり、活気があります!

今回は、鵠沼海岸と江の島にあるアートやスポーツを体験できるスポットや冬の江の島の代名詞ともなっている「湘南の宝石」を巡るモデルコースをご紹介します。鵠沼海岸へは小田急線「鵠沼海岸駅」が、江の島へは小田急線「片瀬江ノ島駅」が最寄り駅となります。小田急線「新宿駅」から「片瀬江ノ島駅」まで約70分。土日祝日を中心に特急ロマンスカーも運行しています。

「湘南の宝石2024-2025」を存分に楽しむのにぴったりなのが小田急線の往復乗車券と江の島シーキャンドル(展望灯台)のご利用券、江の島エスカーの利用料がセットになった「江の島シーキャンドルセット券」です。他にも、小田急線往復と江ノ電沿線の周遊にぴったりのチケットなども。旅のプランに合ったお得なチケットを活用して、江の島や鎌倉へお出かけください。

【Umie】手造りソーセージと自家製パンだけじゃない。具材選びも楽しい!海近のホットドッグ専門店

▲鵠沼海岸まで550mという距離感。店名は「海へ」まっすぐ続く道、この場所に由来しているそうです

鵠沼海岸駅から徒歩約12分。賑やかな駅前の商店街と住宅街を抜けた幹線道路沿いにあるのがホットドック専門店【Umie】です。土日祝日は朝9時30分から、平日は朝10時30分から営業しています。潮風薫る湘南での朝食やブランチに、クラフトなホットドックを楽しみましょう。

▲珪藻土の白い壁とウッディーなインテリアで統一された店内にはテーブル席とカウンター席があります

2015年11月のオープン以来、近隣のお客さまはもとより、遠方からもサーフィンなどで鵠沼海岸を訪れるお客さまに支持される人気店です。店主である豊崎さんご自身のサーフボードもインテリアとして飾られており、サーフタウンらしい雰囲気の素敵なお店です。

▲ホットドックにサラダやスープをお手頃なセット料金で追加することができます

「小麦粉、バター、塩、酵母と水だけで作るパンを毎朝焼きあげて提供しています。引き算のレシピでシンプルな調味料と豚肉を詰めただけ、燻製して仕上げる手造りのソーセージと合わせています」と話すのは、波乗りで日焼けした店主の豊崎さん。オーダーが入ってからパンは温める程度に焼き、ソーセージは軽く茹でたあとに焼きあげて、具材と合わせてパンに挟んで提供しています。

「グァカ・モーレ & サルサ(写真上)」は新鮮なグリーン色も映える野菜たっぷりの一品。ほどよく果肉感をとどめたアボカドは、その濃厚さをライムの酸味が和らげています。サルサはトマト、オニオン、セロリにパプリカと野菜がたっぷり。酸味のあるサルサソースとパイナップルの甘みのバランスが絶妙です。

▲お豆たっぷりの「チリ・ビーンズ」。ソーセージの濃縮された豚肉の旨味との相性も抜群!

「ツナクリームチーズ」や「キーマカレー」など10種類超のホットドックの中で、一番人気なのが「チリ・ビーンズ」。チリ・ビーンズもちろん自家製で、豊崎さんのレシピで作られています。味わってみると、チリパウダー独特の香りは柔らかく、辛さも控えめ。ひよこ豆やレッドキドニーなど豆そのものの味わいとソーセージの旨味がよく合っていて、女性のお客さまも多くオーダーされるというのも頷けます。

▲フレッシュなミルクたっぷりで作る「アイスカフェラテ」。店頭にはワンちゃんもOKのテラス席もあります

アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが出演した映画「マイ・インターン」にも料理名が出てくる「グァカ・モーレ」は、メキシコの定番料理。本場ではたっぷりのニンニクと唐辛子が入るそうですが、【Umie】のグァカ・モーレはアボカドの「重さ」を感じさせません。チリ・ビーンズもしかり。「パンもソーセージも、トッピングする具材の味付けも足し算ではなくて引き算で。素材の風味を引き出すように考えています」と、豊崎さんは言います。

手作りの安心感と優しい味わいだからこそ、ご近所のお客さまは普段使いのお店として支持し、週末にはサーフィンやアーバンスポーツ系のプロやオリンピアンたちもお腹を空かせて立ち寄るのでしょう。

なお、平日、週末問わず売切れ次第閉店されるとのこと。早い日には14時頃にクローズされることもあるそうですので、早めの時間帯がお薦めです。鵠沼海岸や江の島周辺にお出かけの際には、ぜひご利用ください。

お腹を満たしたら、2024年6月にオープンしたばかりの、【鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK(ハグライドパーク)】へ行ってみましょう!

【鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK(ハグライドパーク)・ムラサキパーク鵠沼海浜公園店】富士山と江の島の眺望も!リニューアルされたスケボー・サーフィンの新聖地

▲国道134号線沿い、引地川河口の西側に位置する【鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK(ハグライドパーク)】

2022年10月まで20年以上にわたり営業してきた【鵠沼海浜公園スケートパーク】(以下、スケートパーク)は、湘南エリアにアーバンスポーツを「カルチャー」として根付かせた国内での先駆者的スポットとして親しまれていました。一年半の休園期間を経て、2024年6月1日にスケートパークを含む公園全体で生まれ変わったのが【鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK】です。江の島周辺で今もっとも話題のスポットとなっています。

東京2020大会やパリ2024大会などオリンピックでも注目を集めたスケートボードやBMXを楽しむことができるスケートパークはリニューアルで一段と広く、設備も充実しました。明るく広いスケートパークで楽しむプレイヤーの様子を見学するだけでなく、道具のレンタルや初心者向け教室に参加してスケボーを体験することもできます。

▲スケートパークの利用には、ムラサキパーク鵠沼海浜公園店での手続きが必要です

スケートパークの管理を行っているのは、【ムラサキパーク鵠沼海浜公園店】。ムラスポの愛称でおなじみのムラサキスポーツの系列です。スケートパークの利用(入場)は、ショップ内にあるチェックインカウンターでの手続きが必要です。(※小学生以下のご利用の場合は、保護者の同意が必要です。)

スケートパークは10:00から利用でき、夕方の閉場時間(17:00~18:30)は季節によって変わります。土日祝日と藤沢市立小中学校の長期休み期間は、1部と2部の入れ替え制となりますが、平日は通し営業で入退場も自由にできます。スケートパークの利用料金は1回400円(高校生以上)、100円(小・中学生)とお手頃価格。通う方には回数券も用意されています。

▲【ムラサキパーク鵠沼海浜公園店】の入口付近には、スケートパーク利用者向けの休憩スペースも。ドリンクやアイスクリーム、カップ麺などの用意も!

▲ご自身も小学生の頃からスケボーを楽しんでいるという山口店長。安全にスケボーをはじめるための道具の選び方などを丁寧に説明してくださります

店頭ではスケートボード、プロテクター、ヘルメットの3つの道具を一式レンタルすることもできます。スタッフさんの説明を伺いながら、ご自身にあった道具を選びましょう。

なお、まったくの初心者の方向けには、「スケートボード超初心者体験会STEP1」として、毎週土日は午前と午後の2回の有料レッスンも用意されています。お子さまから大人の方まで参加できますので、はじめてスケボーにトライする方は、ぜひご参加ください。(申込み方法などはムラサキパーク鵠沼海浜公園店ホームページをチェックしてください)

▲売り場も併設されており、スケートボードやBMXなどの道具類をはじめ、アパレルや関連する商品まで充実しています!

▲約6,700㎡という広さを誇るスケートパークは全面コンクリート製の路面となり、滑り心地も良さそうです!

入場せずとも「スケパーテラス」からスケートパーク内の様子を見学することができます。トップクラスの大会にも対応するコンビプールや新設された入門者向けミニボウルだけでなく、初心者向けエリアも広く確保されており、これからスケボーをはじめたいという方も安心して利用できることが分かります。

江の島や富士山も見えるロケーションはまさに日本屈指。ここでスイスイ滑れて、技をメイクできたら、さぞ気持ちの良いことでしょう!驚くことに、スケートパーク内で楽しんでいるのは小学生以下のお子さまからシニアと呼ばれる方々まで。もちろん女性のライダーも多いことがすぐに分かります。ジェネレーションやジェンダーを問わず楽しめるアーバンスポーツの魅力も垣間見ることができます。

▲スケートパークの向うは鵠沼海岸のビーチ。「パーク前」というポイントがあり、波がある日にはサーファーが集います

これだけの設備もあり、時にはオリンピックに出場したことがあるようなライダーも練習に訪れているのだとか。
おもわず「ヤッ ベー」とオリンピックでの解説を務めた瀬尻稜さんの口調を真似したくなるような熱いシーンもあちこちで見ることができます。

リニューアル以前と変わらず、夕方には下校した近隣の小中学生が練習に集まってきます。キッズたちが楽しそうにプレイする姿から、鵠沼にアーバンスポーツがカルチャーとして定着していることが伝わってきます。

▲広いスケートパーク内は初心者向けのゾーンもあり、慣れていない方も安心して練習することができます

江の島だけでなく、富士山も望むことができる、西側に向けた眺望も格別。隣接している建物には、湘南エリア初出店の飲食店も営業されていますので、海やスケートパークを身近に感じながら食事やスイーツを楽しむこともできます。

▲鵠沼海浜公園の名称通り、誰もが利用できる公園エリアも。隣には24時間利用できる駐車場も整備されています

スケートパーク利用以外にも、目の前の鵠沼海岸でサーフィンを楽しむ方向けの有料シャワー設備も整い、海浜公園としての機能も一層充実しています。スケボーやBMXの体験や見学のみならず、海辺でのゆっくりとした時間も過ごすことができる進化した【鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK】へ、ぜひお出かけください。

【Gallery & Cafe Gigi】彫刻家が作るキッシュとケーキも評判。作家が営むギャラリー併設の路地裏カフェ

▲歩行者専用の「江の島弁天橋」の長さは海上部分で389メートル。相模湾越しに富士山が見えることも

【鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK】からは海岸沿いに整備された気持ちのいい遊歩道を歩いて約40分。「片瀬江ノ島駅」からは徒歩約15分で、参道の仲見世通り入口に到着します。江ノ電バスも1時間に2本程度の頻度で江の島と江ノ島駅を経由して、藤沢駅と往復しています。

「江の島弁天橋」を歩きながらだんだんと大きくなる島影に、気分も盛り上がります。1821年に建てられた青銅の鳥居をくぐり、江島神社の参道にあたる仲見世通りを歩きましょう。この通りは「江の島詣」が大流行したという江戸時代にも宿や食事を提供する茶屋が軒を連ねていたそうです。

▲江島神社参道の仲見世通りの終盤、「岩本楼本館」の向かいにある路地に入って、突き当りを右へ。なまこ壁が見事な蔵が【Gallery & Cafe Gigi】です

鵠沼海岸に根付いた最新のアーバンスポーツを目撃した後は、人間の根源的な営みの一つ、アートの世界に触れることができるカフェを訪れてみませんか。ギャラリーと雑貨販売を行うカフェとして2012年に江の島島内に開店し、翌年にこの場所へ。風情ある蔵を改装したお店です。

▲お店に入ったところがギャラリーとなっており、ギャラリーだけの入場もできます。(24年12月「𠮷田結美 個展 Home Away from Home」風景)

ギャラリー期間中は、作品が展示され自由に鑑賞することができます。グループ展や個展が定期的に企画され、期間中は作家さんが在廊されることも多く、作り手と直接コミュニケーションをとることも。現代美術の作品を身近に感じることができる場所となっています。

▲奥には3つのテーブル席があるカフェスペース。落ち着いた空間が広がっています

窓枠やインテリアとしてアンティークのステンドグラスや欄間(らんま)が設えてあり、古い教室のような床板にもノスタルジックな気分を掻き立てられます。観光客が押し寄せる江の島において、ゆっくり落ち着いてお茶や食事を楽しむことができる貴重な空間です。

▲ギャラリーの運営からカフェの調理や接客までをほぼ一人で担う店主の石川さん。コンパクトで美しいキッチンはワンオペ仕様

「観光で人が大勢集まる江の島で、ふいにアートに触れる場所を作りたかったんです。橋を渡って島に来る途中の景色や自然に触れて、視覚や身体も都会とは違う感覚で、構えずにアートを体験して貰えるような気がしています」と、店主の石川さん。

実は彼、お店を営業していない日には茅ヶ崎のアトリエで彫刻に励む作家でもあります。まだまだ日本にアートの価値が根付いていないと感じる作家としての葛藤と、大学時代にともに学んだ周りの優秀な作家の卵たちの作品もしっかりと定着させたいという想いがあり、ギャラリー併設のカフェ経営と作家としての創作活動を続けています。

▲15時までオーダーできる「ランチプレート」は、メインとなるキッシュの他に、サラダ、ケーキ、飲み物付き。定番の「豆と塩豚のキッシュ」と季節限定の「栗のケーキ」をセレクト

「作家さんが自身の作品展の告知をする時に、カフェの料理も美味しいから来てね!と安心して言ってもらいたいので、提供している料理やケーキも手を抜いていません」と、はにかむ石川さん。お皿に盛り付けられたキッシュやケーキが、なんだか彫刻の作品のような「塊」感を感じさせるから不思議です。

「高さのあるキッシュを作りたくて。崩れにくく、ソリッドな食感に仕上がるように生地から手作りして、中の具材の配分や焼き加減も工夫しました。水分量がポイントですね」と、キッシュをまるでアート作品のように語る石川さん。塩豚から自家製という「豆と塩豚のキッシュ」は、豚肉と豆の旨味がしっかりあって食べ応えのある一品です。キッシュなのにパイ生地という珍しい組み合わせに、常識にとらわれない彫刻家としての気質を感じます。

▲毎年10月頃から2月頃までの季節限定でメニューに並ぶ「栗のケーキ」

フォークを下ろすまでは、勝手に焼菓子の硬さを想像していた「栗のケーキ」は、すっーとフォークが入る柔らかさに驚くほど。「蒸し焼きで作っています。栗のケーキは季節限定ですが、一番評判がいいかも」。まるで石を切り出したような素朴な見た目ながら、スポンジの繊細さと存在感のある栗の実、さらにはちょうどよい甘さ加減に驚きます。

普段は石に向き合う彫刻家が、食材に向き合って手作りするキッシュやケーキにも、石川さんがしっかりと現れているようです。

▲最近のテーマは「自立しない人」という石川さん。作品からは、自立って何だっけ?そもそも自立しているモノなんて存在するのだろうか?という問いかけを感じます

お店の営業は木曜日から日曜日。他の日は、彫刻家として創作に時間を充てている石川さん。湘南エリアのみならず、都内などでも個展やグループ展で作品を発表し続けています。店内にも少しだけ石川さんの作品や過去のZINEなどもあります。作品については、石川さんご本人にお声がけください。

▲近所の散歩から帰ってきた看板猫のココ。店名にもなっているジジもふいに現れるとか

コーヒーは、お店の看板猫の「ジジ」と「ココ」の名を冠した2種類の他に、お父さまが自家焙煎しているという豆も。すべてハンドドリップで丁寧に淹れて提供しています。ケーキはガトーショコラやフルーツケーキもあります。

日常とは時間軸も変わってしまうように感じる江の島へ渡ったら、まっさらな自分に戻ってアートに触れ、【Gallery & Cafe Gigi】で小休止するという贅沢を味わいましょう。彫刻家としての石川さんの活動はInstagramでチェックできます。

【江の島サムエル・コッキング苑 & 江の島シーキャンドル】進化した輝きで夜を彩る「湘南の宝石2024-2025」へ(25年2月末まで)

▲江の島シーキャンドルの最上部、屋外展望台でのマジックアワー。富士山のシルエットや丹沢や大山の稜線がくっきり見える日も

【Gallery & Cafe Gigi】でカフェ時間を楽しんだ後は、冬の江の島のメインイベントを体験しましょう。今回で24回目を迎え、すっかり江の島の冬の風物詩となっている「湘南の宝石」は、【江の島サムエル・コッキング苑】を中心に島内外の各所をイルミネーション装飾で彩る冬季夜間限定のイベントです。

イルミネーションの点灯(※)は毎日17時(1月11日以降は17時30分)ちょうど。せっかくなら、夕暮れが始まる1時間ほど前には到着して、江の島シーキャンドル(灯台)の海抜100m前後の高さを誇る屋外展望フロアや屋内展望室から夕日に染まる相模湾や富士山のシルエットを楽しむことをお薦めします。ぜひ時間に余裕をもってお出かけください。

※江の島岩屋のイルミネーション点灯は毎日9時からとなります。

▲江島神社 辺津宮までの1区は2022年に「江の島 LUMINOUS WAY」としてリニューアル。さらに2024年4月には、全区間自動改札化に対応し交通系ICカード等でも利用ができるようになりました

【江の島シーキャンドル】や【江の島サムエル・コッキング苑】への島内のアクセスで便利なのが、江の島エスカーです。江の島エスカーは1959年(昭和34年)に日本初の屋外エスカレーターとして開業。現在は計3区間(4連)の合計は長さ106m、高低差46mをトータル5分ほどで登ることができます。お子様と一緒の場合や、タイパを優先して移動されたい方にも利用されています。

▲【江の島シーキャンドル】が建つTHE SUNSET TERRACEからの眺め。灯台下にはウッドデッキの広いテラスが広がっています

点灯時刻の17時(1月11日以降は17時30分)10秒前からカウントダウンが響きわたり、点灯の瞬間には、あちこちから歓声も。他では味わうことができない高揚感をぜひ現地で体験してください。茜色に染まる湘南の空に光り輝くイルミネーションが映え、これから始まる江の島の夜に期待が膨らみます。

▲【UMIYAMA GALLERY】では、地元写真家の湘南エリアの風景写真展が開催されています 

夜の江の島サムエル・コッキング苑内の散策を楽しみましょう。2022年に新設された【UMIYAMA GALLERY】は、ガラス張りの建物で明るい空間で、館内のベンチでは休憩することも。藤沢市と姉妹都市として交流を続ける長野県松本市の魅力を伝えるカフェ【UMIYAMA DO】も隣接しており、産地のりんごを使った名物のアップルパイと温かい飲み物で冷えた身体を温めてはいかがでしょうか。

▲【サムエル・コッキング温室遺構展示体験棟】周辺の様子

【UMIYAMA GALLERY】や【サムエル・コッキング温室遺構展示体験棟】からツバキ園周辺は、新しい低電力 LED を活用したイルミネーションを多用し、流木などを組み合わせた自然に優しい演出の「ホウセキFOREST」エリアとなっています。夜風に揺れる木々の葉といっしょにゆらめくLEDも幻想的です。

▲湘南の宝石の名物「湘南シャンデリア」。眩い光のトンネルの中には、クリスタルのシャンデリアも!

約50メートルもの長さを誇るアーチ型の光のトンネルは、まさに圧巻です。LEDに反射するクリスタルビーズが作り出す幻想的な光の中を歩いていると、トンネル半ばには、デザインがリニューアルされ、よりゴージャスになったクリスタルのシャンデリアが!燦燦と輝く光に心を奪われ、歩きながらも思わず恍惚とした表情を浮かべてしまいます。

▲「湘南の宝石2024-2025」エントランスシャンデリア付近の様子。今年から設けられた新しいスポットは、記念写真にもぴったり!

湘南の宝石は、20年以上の継続しているイベントであり「関東三大イルミネーション」や「日本夜景遺産」など数多くの夜景タイトルに認定されています。さらに今年は「International Illumination Award」において、イルミネーションイベント部門 優秀ストーリー賞 第1位を受賞。国際的にも認知され、外国人の旅行者にも人気のイベントとなっています。

▲【江の島シーキャンドル】にかかるイルミネーション。「光の大空間」が広がっています

「光の大空間」と銘打つ、江の島シーキャンドルを中心にした一帯エリアが、湘南の宝石を代表するメインスポットです。周辺の木々をはじめ、大型のオブジェが設置された地面一帯もイルミネーションが施された異空間に、【江の島シーキャンドル】(灯台)が美しく建つ姿は、現代社会の豊かさや平和の象徴のようにも感じます。海況の安全を守る灯台としての役割だけでなく、周辺の景観と合わせて、湘南独自の美しい景色を見せてくれます。


2024年6月にリニューアルオープンした【鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK】をはじめ、手作りソーセージと自家製パンのホットドック専門店や気鋭の若き彫刻家が営む江の島島内のカフェ、そして24回目を迎えた「湘南の宝石」など、変化する時代の中でも、しっかりとアートとスポーツ、フードカルチャーとして地域に根差した話題のスポット巡るモデルコースをご紹介させていただきました。

お子さんから大人まで大満足の一日となることをお約束いたします。ご家族はもちろん、お友達や大切な方を誘って、温かい服装でお出かけください。


取材 ALOHAS
※掲載情報は取材日時点(2024年11、12月)のものです。