夏の湘南・江ノ島をお得にめぐる

昼も夜も!子どもも大人も大満足なアクティブ日帰り旅

小田急線のお得なきっぷで夏の江ノ島&えのすいへ出かけよう

▲江の島への最寄り駅、小田急線片瀬江ノ島駅の副駅名は「新江ノ島水族館 最寄駅」

小田急線新宿駅から片瀬江ノ島駅まで約70分。今回ご紹介する「新江ノ島水族館」や「江の島サムエル・コッキング苑」「江の島シーキャンドル(灯台)」「江の島エスカー」の入場券や利用が割引となるお得なチケット各種は江の島・鎌倉ナビから簡単に購入でき、平日も土日も問わず何時でもご利用いただけます。

また、休日に藤沢や江の島までゆっくり座って景色を楽しむなら小田急ロマンスカーをお薦めします。往復分の座席を予約しておけば、行きはワクワク、帰りはラクラク。現地で思う存分楽しみ、移動は疲れ知らず、スマートに。帰りの車内も楽しい時間が続きます。

夏のビーチを満喫!片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼海水浴場(9/3まで)

※「片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼海水浴場」23年の営業は9月3日に終了いたしました。

▲片瀬西浜・鵠沼海水浴場は約1キロも続く広く大きなビーチが特徴。ビーチバレーの大会なども開催されます

夏に江の島を訪れるなら、まずは海ですよね。泳がなくても、裸足になって砂浜を歩くだけ、海水に触れてみるだけでも十分に海の気持ち良さを実感できるはずです。片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼海水浴場は、江の島や富士山を望む景色と遠浅な海辺で子供から大人までが安心して楽しむことができる藤沢市の海水浴場です。「マイアミビーチショー“夏”花火」として2023年度は期間中5回、毎回約3分間の花火が打ち上げられます。

▲腰越漁港と江の島の入り江となる片瀬東浜は波も小さな日が多く、お子さんも安心して楽しむことができます

片瀬東浜では、NPO法人「海さくら」など、多くの団体・個人によって 定期的なビーチクリーンが行われており、綺麗な砂浜が特徴的です。

▲片瀬西浜の監視所前に掲げられた「ブルーフラッグ」

約1キロに及ぶ長く広いビーチが特徴の片瀬西浜・鵠沼海岸海水浴場は海辺の国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得し、自然や近隣への環境的配慮と車椅子でのビーチへのアクセスなどにも配慮した誰もが安心して楽しめる海水浴場として人気です。マリンスポーツ以外にもビーチバレーやビーチサッカーなどの大会も古くから開催され、日本のビーチカルチャーを牽引する海水浴場です。

片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼海水浴場ともに定められた遊泳区間、遊泳時間を守りお楽しみください。休憩、食事、着替えなどには海の家をご利用ください。
2023年は9月3日まで海水浴を楽しむことができます。

最新の情報や注意事項などは以下リンクよりご確認ください。

作り立てのお惣菜20種超。選ぶところから楽しいデリカテッセン(ANCHOR)

▲肩の力が抜けた明るくお洒落な店構えながら、丁寧に作られた総菜類は本格的。世代を問わず支持されています

小田急線片瀬江ノ島駅改札を出て、境川を渡らず左手方面へ川岸を歩いてすぐ。手作りの総菜を販売するデリカテッセン「ANCHOR」は、パンデミックの始まりと重なる2020年1月22日にオープン。コロナ禍を乗り越え、今ではリピートするお客さんも多い、地元民御用達のお店です。

暑い夏に元気をチャージするためにも、評判の手作りお惣菜を選んで、ランチタイムを楽しみましょう。

▲お店に入ってまず目に飛び込んでくるのは大きな冷蔵ショーケース!色彩豊かなお惣菜がずらりと並び、見ているだけでワクワク!イイダコやしらすなど地の材料を使った品もあって、しばし見入ってしまいます

▲冷蔵ショーケース上には、主菜となるメインディッシュの品々が並びます。B.B.Q.ポークは家庭では出せない甘さとほのかな酸味が絶妙なB.B.Q.ソース味が癖になる一品

▲自然な甘さを感じるスイーツ的なサラダ「カボチャマスカルポーネ」は、カボチャの色にブルーベリーの紫の刺し色が映える一品。旬の素材を使う品々の多くは、季節限定で入れ替わってゆくそうです

▲出来立ての総菜を盛り付ける、オーナーシェフの奥村さん。同じ境川沿いの言わずと知れた人気店「DIEGO BY THE RIVER」の開業時から10年間シェフとして切り盛りされたそう

40年ほど前にイタリア料理店からキャリアをスタートした奥村さん。その後、料理と同じ頃に始めたサーフィンの腕を活かしサーフィンのインストラクターとして4年ほどを過ごし、再び料理の世界へ。

料理の世界に戻るきっかけとなったのが、「DIEGO BY THE RIVER」の開店とシェフ就任だったそうです。開店前にはイタリア現地の店や都内有名カフェでも研修し、海辺に合う洗練されたアメリカンな料理が美味しいお店としての人気を確立されました。

▲「ちょこちょこ美味しいものがつまめたら嬉しいよね。僕自身がこういうお店があったら良いなと思ってはじめました。」と話す、奥村シェフ

毎日11時の開店に合わせ、和食、イタリアン、アメリカン、アジアンなど奥村さんの経験と興味の引き出しから作り出される季節ごとの総菜がお店に並びます。その数、ざっと20種類前後、25品を超える日もあります。

▲左の白い容器は「デリプレート」は主菜となるメインディッシュを1品とサイドディッシュ2品(1,371円~)、右は4種盛り合わせ(1188円~)と雑穀米(216円)。季節に合わせて夏らしい料理をセレクトしてみました

▲川岸の良い風が吹き抜けるテラス席はワンちゃんもOK。各種ソフトドリンクをはじめビオワインやビールなどもあり、食事と一緒に楽しむことができます。散歩の途中に立ち寄る地元の方も多く、週末はすぐに満席に

▲「海を連想する錨の形が昔から好きで。海や波のように日々変化はあるけれど、この場所に錨を下ろすように落ち着いて、僕らしいお店にしたいと思って、アンカーというお店の名前にしました。」

料理だけでなく、サーフィンインストラクターという異業種の経験もああったりと、今までの奥村さんの生き方が「ANCHOR」で提供されている料理やお店のスタンスとして、個性としてにじみ出ているようです。

基本的には奥村シェフ一人のワンオペ営業ですが、週末は奥様もヘルプしてくださるそう。週末のランチタイムは順番待ちとなることもありますので、品数も多い11時の開店直後がねらい目です。

それでは、ANCHORの美味しいご飯をもって、えのすいへ!

江の島見えテラスで楽しむ えのすいランチ

※「THE UNIVERSE “えのすい”×宇宙探検」展は2023年10月1日に終了いたしました。最新情報は、新江ノ島水族館ホームページをご覧ください。

▲「ウェルカムラウンジ」では、箱庭のような四角い水槽で宇宙のオアシスとしての「地球」を表現。瑞々しい緑のリシア(水草)が生い茂る中を泳ぐ小魚たちに見入ってしまいます

いつ訪れても生物たちの可愛さと学びから楽しい時間を提供してくれる新江ノ島水族館。今夏は「THE UNIVERSE “えのすい”×宇宙探検」がテーマ。身近な海、だけれど知らないことも沢山ある海。そこに棲む水中生物を通じて、宇宙への「空想」の探索の旅に出かけましょう!

▲相模湾ゾーンに入ってすぐ。「水の惑星」をモチーフに、プロジェクションマッピングが施されたボード中央に大きなミズクラゲが漂っています。宇宙人のイラストは、昔からクラゲ風が多い気がしますが・・・果たして!

▲「彼方の惑星の生命体」コーナーでは、地球から遥か遠くにある「空想の惑星群に棲む生命体」のイメージを地球に実在する生物で、宇宙観を演出しています

手前左手の水槽には、宇宙船のような形をした「ウリクラゲ」たちがほのかに虹色に発色し、身体を波打たせながら移動しています。無数の宇宙船がゆらゆらと漂っているようです。

▲まるでシダ植物のような形の「ニッポンウミシダ」。プランクトンなどを口から食べて、排出もするれっきとした無脊椎動物とは!

「彼方の惑星の生命体」コーナーでは、空想の惑星群に棲んでいそうな、まるで未確認生物、宇宙生物のような実在する水中生物たちをワラスボなどの実在する生物を通して、宇宙の生物を空想することを手伝ってくれます。展示されている水槽を見て、宇宙のこと以前に、地球のことや身近な水中の世界のことすらも「知らないことが沢山ある!」と、実感してしまいます。

▲まるで宇宙遊泳のよう?相模湾大水槽の水面近くを泳ぐ生物を至近で観察することができます!

▲3年ぶりに再開したクラゲショー。日に複数回、クラゲファンタジーホールで開催されます

「海月の宇宙(そら)~海月惑星(クラゲプラネット)~」と題した映像が天上中央に映し出されます。本物のクラゲに囲まれた空間で見る3Dプロジェクションマッピングの迫力のある映像は、まさに異空間。しばし現実を忘れ、クラゲの世界、宇宙の空間にいるような時間を過ごすことができます。

▲相模湾大水槽でも日に数回のスターライト イワシショー「七つ星と宇宙」が行われています。水槽の周り天上にもキラキラとした星々が輝いています

100種類、2万匹もの魚や生物が暮らす相模湾大水槽はえのすいの中心的存在。その中でもえのすいを象徴するのが変幻自在に群れで泳ぐ圧巻のマイワシ。その身体の横には、黒い斑点が7つほど並ぶことから「ナナツボシ(七つ星)」とも呼ばれています。そのマイワシが主役の「イワシショー」は期間中、毎日3回開催されています。

▲天才的に泳ぎとターンが上手い「ゴマフアザラシ」。オットセイとの違いは?アザラシの尾びれは足みたいに二つに分かれてるの?

テーマ水槽の隣には、国際宇宙ステーション(ISS)の日本棟「きぼう」で水棲生物実験装置として使われていた実機と同等の装置類も展示し、宇宙で行われたメダカ実験の様子も紹介しています。空想としての宇宙探索のみならず、実際の宇宙空間で行われた水中生物の実験の様子を知ることができます。


身近な海やそこに棲む水中生物を通じて、未知なる宇宙を感じる「THE UNIVERSE “えのすい”×宇宙探検」展。趣向をこらした展示から、知らないことがまだまだ沢山ある地球、海、生き物のことをもっと知りたい!と感じる方も多いのではないでしょうか。


夏の新江ノ島水族館は、朝9時オープン!日曜など一部の日程は朝8時30分オープンと朝早くから楽しめるのも嬉しいです。定番のイルカショーはもちろん、有人潜水調査船「しんかい2000」やクラゲサイエンスなど夏休みの自由課題の参考になる展示も多く、子ども達は楽しみながら学ぶことができ、私たち大人は癒されながら学ぶことができる希少なスポットです。


館内をじっくり巡って、お腹が空いたら、えのすい内の「OCEAN DECK」でお昼ご飯をいただきましょう!

▲えのすい2階「OCEAN DECK」は片瀬西浜のビーチ前。江の島を望みながら休憩することができるフリースペースです

▲江の島を見ながらゆっくりお昼ごはんいただきましょう。「OCEAN DECK」など一部エリアでは、お弁当を持ち込み、食事することができます

ANCHOR の「デリプレート」(左)は「カオマンガイ」とピンク色がキャッチーな「ビーツめんたいタラモサラダ」、「しらすとブロッコリーのアンチョビガーリック」の3品。カオマンガイの下には雑穀米がたっぷり。右の「4種盛り合わせ」は、「B.B.Q.ポーク」「カボチャマスカルポーネ」「アボカドシュリンプ」「長イモとキュウリの梅肉和え」を選んでみました。(販売される内容は日替わりで変わります)

奥村シェフのお料理は、ただ美味しいだけではなく、色合いが豊かで、どこかに遊びを感じます。

暑い季節にぴったりのタイ料理「カオマンガイ」は、ほんのりスパイスが香る絶妙な茹で加減のしっとりとジューシーな鶏肉と薬味の効いた甘辛いソースも絶妙。「しらすとブロッコリーのアンチョビガーリック」には、浜野水産の釜揚げしらすがたっぷり。ほどよい食感のブロッコリーにガーリックとアンチョビの香り、そこに江の島産しらすの旨味が追い打ちをかけてきます。

見た目で楽しみ、さらに口に入れて嬉しいデリ。大人はもちろん、子供もパクパクとご飯がすすむお味に、リピーターが多いというのにも頷けます。

▲えのすい2階の飲食売店「オーシャンカフェ」では、ホットドックなどの軽食やビールなども。ロングセラーの釜揚げしらすがたっぷりとのった「しらすドッグ」

お弁当を持参して2階の「OCEAN DECK」で食べることが出来るという太っ腹の新江ノ島水族館。持ち込み不可のアミューズメント施設が多い中で、小さいお子さん連れのファミリーには嬉しい対応です。

館内にはカフェテリア「オーシャンカフェ」等があり、ホットドックや唐揚げなどの軽食・スナックをはじめ、ソフトクリームや季節限定のかき氷など、えのすい限定メニューをいただくこともできます。

江の島近隣には人気の飲食店が沢山ありますが、小さなお子さんを連れたご家族はゆっくりと寛ぐことが難しいように感じるケースも多いかも知れません。その点、えのすいの「OCEAN DECK」は、解放感たっぷりのスペースで各々のペースで食事を楽しむことや休憩することができ、水中生物だけでなく、子育てをする人類という生物にも優しい新江ノ島水族館の姿勢にも感謝です。

※「OCEAN DECK」は屋外のため、荒天時はご利用いただけません。また気温の高い夏季は熱中症などに注意してご利用ください。

マイアミ香る思い出のフローズンレモネード(腰越レモネード)

▲腰越駅からわずか徒歩1分。通過する江ノ電の車両も見える腰越の町に溶け込む「腰越レモネード」

えのすいで思いっきり楽しんだ後は、腰越の町で、夏らしく冷たいものをいただきましょう。新江ノ島水族館からは江ノ島駅から一駅、歩いても16分ほどで到着します。風情ある海辺の町の散策もお薦めです。

生まれも育ちも腰越という佐々木さんが自宅を改装し、フローズンレモネードのお店を開いたのは2018年4月。週末と祝日だけの営業ながら、親子連れのみならず、大人たちも小休止に訪れるお店として地域に根付いています。

「若い頃に一人旅で訪れたマイアミで、歩き疲れた時に飲んだレモネードの味が忘れられなくて。灼熱の中、冷たくて甘酸っぱいレモネードが美味かったんです」と、ニコニコと話す佐々木さん。以来、記憶の片隅にはレモネードがあり、時々思い出すことも。数年後に定年退職を控え、その後の仕事に何をしようかと考えた時に、ふと30年以上も前に飲んだレモネードを思い出し、お店を開くことを決意されたそうです。

▲ほどよい甘さとレモンの酸味が格別、キンキンに冷えたシャリシャリのレモネード。300円

お店を始める前には、お子さんたちも連れて家族4人でフロリダを再訪します。記憶を頼りにお店を探したものの、30年の時を経て町も変わり・・・。通りすがり人に聞きながら、ようやく公園の駐車場に見つけたフードカーのお店(A.C.’s Icees)は、今も繁盛していて、当時の面影が残る現役の店主にも無事に再会。

レモネードをオーダーしたら「30年経っても、やっぱり美味しかった」と、佐々木さん。30年前のレモネードの話と合わせ、日本でレモネードのお店を始めることを伝えたそうです。

思い出の味の記憶を上書きし、帰国。氷と自家製レモンシロップで作る佐々木さんのフローズンレモネードのレシピも完成し、住み慣れた町の自宅にレモネード屋さんを本当に開業します。

▲自家製のジェラートは常時5-6種を用意。ダブルで350円!

現在は、レモネード以外にも、自家製ジェラートなども販売。いずれのメニューも観光地らしからぬ、お手頃価格に驚きます。「今じゃ100円で何も買えないでしょ。自分が子供だった頃みたいに、100円握りしめて行けば何か食べれる、そんなお店にしたかったんです」と、小学生以下にはキッズジェラートとして100円で販売されています!

▲営業は、土日祝日限定10時頃から17時頃まで。夏だけでなく通年営業されています

海で遊んだ帰りの親子、観光散策中の外国人など次から次へとお客さんがやってきて、佐々木さんのレモネードやジェラートをオーダー。軒先のテーブル席で食べたり、路地の日陰で飲んだりと、潮風香る海辺の町、腰越での夏のひと時を楽しんでいます。

▲お店からすぐの片瀬西浜海水浴場。江の島を見ながら、作りたてのフローズンレモネードで小休止しませんか

おじいさんが江ノ電の運転士だったという、生粋の腰越人の佐々木さんの作るフローズンレモネード。佐々木さんがマイアミで飲んだ時のように、あなたにも甘酸っぱい記憶として残るかもしれません。江の島散策の途中に立ち寄って、味わってみませんか?

夏の江ノ島の風物詩「江の島灯籠2023」(8/31まで)

※「江の島灯籠2023」は2023年8月31日に終了いたしました。

ビーチで海水浴を楽しむ人々を横目に、江の島弁天橋を渡って夕涼みも兼ねて江の島へ参りましょう。片瀬江ノ島駅からは徒歩約11分で、参道の仲見世通り入口に到着します。海況が良ければ、江の島弁天橋入口にある乗り場から「べんてん丸」に乗船し、一気に江の島最奥の岩屋方面へアクセスすることも。江ノ電バスも1時間に2本程度の頻度で江の島と江ノ島駅を経由して、藤沢駅間を往復しています。

▲2022年11月にリニューアルされたばかりの「江の島エスカー」1区。「江の島灯籠2023」期間中は、江の島起源の伝説「天女と五頭龍」をイメージしたモーショングラフィックが映されています。冷房が効いたエスカレーターに乗っているとあっという間に江島神社 辺津宮へ

2008年から始まった「江の島灯籠」は、地元住民も毎年楽しみにしている夕涼みにぴったりのイベントです。江島神社境内や参道、江の島サムエル・コッキング苑などに設置された1,000基の灯籠が18時に点灯します。日が暮れるにしたがって、灯籠の明るさが浮かび上がり、夏の夜の江の島をほのかに彩ります。

▲まずは、江の島サムエル・コッキング苑内の江の島シーキャンドルを目指しましょう。夕景を楽しむなら、日没前に余裕をもって到着を

江の島シーキャンドル(灯台)の最上部にある灯具は10秒に1度光を発し、その光は約40km先まで届くそう。この灯具の下にある屋外展望フロア(海抜101.5m)と屋内展望台(海抜97.7m)からはぐるっと360度江の島からの眺望を楽しむことが出来る人気スポットです。

七里ガ浜、稲村ガ崎や逗子、葉山方面はもちろん天気が良ければ、夕日に染まる相模湾や富士山を見ることも。特に最上部の屋外展望フロア(江の島で最も高い場所)は海上を吹き抜ける風もあり、平地よりもずっと過ごしやすく感じます。設えてある木製ベンチに座ってゆっくり変化する夕景を眺めながら日没を待つという、非日常的な贅沢な時間も楽しむことができます。

▲だんだんと茜色に染まる片瀬西浜・鵠沼海岸方面と藤沢の町。暮れた後の夜景も綺麗です

▲天候が良ければ富士山はもちろん、丹沢・大山方面の眺望も。古くから航海の目印ともされた大山は今なおシンボリックな山容で存在感を放っています

▲2022年11月に開設されたばかりのUMIYAMA DO隣のUMIYAMA GALLERY前にもカラフルな灯籠が並びます。苑内のあちこちにランタンも飾られています

▲日が暮れると、灯籠の光がいっそう浮かび上がり雰囲気が出てきます。日中より気温もさがって夕涼みを兼ねた散歩にぴったり

▲「江の島灯籠」は、江島神社の各社境内付近も会場となっており、奥津宮前の参道にも灯籠が並びます。夜の帳が降りた静かな江の島島内の散歩も風情があります

▲辺津宮の前には、夏らしい貝の飾りが設置され、海風に揺られ涼しげな音を奏でています

▲龍宮城を模した御神門「瑞心門」には江の島誕生の伝承「江島縁起」をもとにしたインスタレーション「光の絵巻」が投影され、夜の江の島へ来訪を出迎えてくれます

江の島灯籠 2023は江の島島内の江島神社の各境内、参道をはじめ江の島サムエル・コッキング苑を中心に8月31日(木)まで毎日開催。点灯時間は平日18:00〜20:30まで、土・日・祝と8/11(金・祝)~16(水)は18:00〜21:00までとなっております(雨天・荒天の日は中止)。

夏の江の島散策の締めくくりに、江の島灯籠へぜひお出かけください。

マイカー利用でも使える「えのしまえのすいエリアパスポート」がお得です!

▲夕日にも映える江の島のシンボル「江の島シーキャンドル」

今回のコースで紹介した「新江ノ島水族館」や「江の島サムエル・コッキング苑」「江の島シーキャンドル(灯台)」「江の島エスカー」の入場券や利用がセットで割引となるお得なチケット「えのしまえのすいエリアパスポート」。こちらのチケットは、マイカーなど電車以外で江の島・鎌倉へお越しの方もご利用いただくことができます。


チケット名:えのしまえのすいエリアパスポート+ナイト(夜間入苑券付き)※イベント開催期間中のみ発売
新江ノ島水族館、江の島エスカー、江の島シーキャンドル(展望灯台)、江の島サムエル・コッキング苑(夜間)、岩屋すべての入園、利用ができます。

えのしまえのすいエリアパスポート+ナイト(夜間入苑券付き)価格
大人 3,980円、高校生 3,130円、中学生 2,710円、小学生 1,850円

各施設の通常料金(大人)
新江ノ島水族館 2,800円
江の島エスカー全区間 360円
江の島シーキャンドル(展望灯台) 500円
江の島サムエル・コッキング苑(夜間入苑) 500円
岩屋 500円
総額 4,660円

大人の場合、680円お得になります!
電車、クルマでのアクセスを問わず、江の島周辺の見どころを全ておさえて楽しむなら、「えのしまえのすいエリアパスポート」がお薦めです。

お子さん連れで江の島へお越しの場合は、小田急線のこども運賃が全線一律50円(小児用ICカード利用)とお得になっておりますので、ぜひ小田急線をご利用ください。