秘密のえのかま限定メニューは「よもぎと柑橘系の香りで感じる江ノ電の春」と題した、江ノ電のグリーンとイエローをイメージした茶葉から抽出する"春香るハーブティー"をお届けします。色はほんのり蜜柑色。よもぎと園庭の蜜柑の皮を乾かした茶葉から抽出。最後にフレッシュな蜜柑を絞って香りづけした、春めく一杯です。
考案したのはCYAN KAMAKURAの竹中さん。家庭菜園で採れたよもぎをお茶にしたところ、その香りや美味しさに感動したところからコラボメニューのアイデアに。園庭の蜜柑を使うというところも、“自然を活かす” CYAN KAMAKURAならではです。
鎌倉駅の喧騒から離れた場所にある佐助エリア。中でも佐助稲荷神社は朱色の鳥居が連なる人気の観光地。その佐助稲荷神社の入口付近に2024年3月に誕生したのが、複合施設【CYAN KAMAKURA(シアン カマクラ)】です。
築50年の古民家をリノベーションし、1階はカフェや食事利用、2階はドレスのレンタル事業を営んでおり、一棟貸し切りで少人数での結婚式も手掛けています。また、ポップアップ等で利用できるキッチン設備も備え、この春には敷地内にギャラリースペースもオープン予定です。
CYAN KAMAKURAで楽しめるのは、ランチにカフェ、スイーツ、アルコールメニューまで幅広いラインナップ。中でもイチオシなのは、ノンカフェインで楽しめるハーブティー「ドラゴンミント」。生姜をベースに、ミントや鷹の爪などのハーブが10種ほどブレンドされたドリンクです。
ネーミングからスパイシーな印象を受けますが、想像の上を行くクセになる美味しさ。常連客のリピートや口コミでも広がり、今やCYAN KAMAKURAのNO.1人気ドリンクに。冬はじんわりと心も身体もホットにしてくれ、夏はスッキリとクールに。百聞は一見に如かず、ぜひお試しあれ。
庭では季節の花が開き、冬には柚子や蜜柑などの柑橘類が実をつけます。庭で採れた柑橘を自家製ドリンクやスイーツにアレンジして提供しています。
店内へは庭石を通り抜けて小上がりから大広間へ。テーブル席やちゃぶ台など、好みの席へ。自然いっぱいの庭を眺めながら、心地よいレコードからの音楽に耳を傾け、ほっとひと息。
ここで流れる静かな時間は、 “古き良きを活かすような価値観”を大切にするCYAN KAMAKURAだからこそ気付くことができるもの。ただカフェを訪れるというより、自然体な自分に戻るサードプレイスとして、佐助エリアに来る度に訪れて。
監修 湘南スタイルマガジン
取材・文 小宮山真美
写真 立原継望
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