箱根駅伝でもおなじみ、旧東海道は屈指の上り「遊行寺坂」を登り切り、国道1号線を目指す途中の住宅街に佇む【coffee tailor LITTLE HOUSE(コーヒーテーラー リトルハウス)】。
「こんな住宅街にコーヒーと古着が売りのカフェが?」と恐る恐る住宅街へと一歩足を踏み入れると、白い外観に控えめな看板が足元に。コーヒーのいい匂いが鼻孔をくすぐった瞬間、初めてここが目的地であることを知らせてくれます。
箱根駅伝でもおなじみ、旧東海道は屈指の上り「遊行寺坂」を登り切り、国道1号線を目指す途中の住宅街に佇む【coffee tailor LITTLE HOUSE(コーヒーテーラー リトルハウス)】。
「こんな住宅街にコーヒーと古着が売りのカフェが?」と恐る恐る住宅街へと一歩足を踏み入れると、白い外観に控えめな看板が足元に。コーヒーのいい匂いが鼻孔をくすぐった瞬間、初めてここが目的地であることを知らせてくれます。
幼い頃から父親が毎朝コーヒーを飲むのが日課で、コーヒーの香りに日々触れていた鎌倉生まれのオーナーの岡崎奏未(かなみ)さん。料理好きが高じて東京の飲食業界に従事するも、アルコールが苦手だったことから次第にコーヒーにハマり、その奥深さに魅了されていったといいます。
かつて片瀬江ノ島にあったSTREAMER COFFEE COMPANY(現在は閉店)で約2年間研鑽を積み、その後藤沢のSoundwave Coffee Roastersへ。この店を始める直前までの約1年間、同店で焙煎機を借りて、イベントなどで豆の販売をしていたといいます。
駅から離れた決してアクセスがいいとは言えないこの店ではコーヒーだけでなく、集客要素を模索していたという岡崎さん。では自身が好きな古着と掛け合わせてみたらどうだろう? というこの地だからこそ得た着想によって、普遍的なコーヒーと普遍的な古着が売りのcoffee tailor LITTLE HOUSEが誕生しました。駅前の便利な立地ではなく、SNSを駆使してわざわざ通いたくなる店づくりを、と日々創意工夫を凝らすことも怠りません。さらには、仲間がつくる商品などを取り扱うことによって、人が人を呼ぶ良い循環が生まれています。
生産者の顔が見えるコーヒーと選りすぐりの古着、そして仲間たちが丹精込めてつくったアイテムなど、手触り感のあるもので囲まれた、心地いい空間を醸すcoffee tailor LITTLE HOUSE。
間口が広くまさに老若男女が集う憩いの場として、もはやこの街にとってなくてはならない存在。いつ何時訪問しても店主である岡崎さんはじめ、ここに存在するコミュニティが温かく迎え入れてくれる。“コーヒーと古着をテーラーメイドする唯一無二のオアシス”で、ゆるりとしたひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?