通称では「遊行寺(ゆぎょうじ)」と呼ばれていますが、藤澤山 無量光院 清浄光寺(とうたくさん むりょうこういん しょうじょうこうじ)が正式名称です。
鎌倉時代の僧、一遍上人は全国を遊行しながら、念仏札を配り、踊り念仏で数多くの人々に念仏の教えを伝え、時宗を開きました。
その後、一遍の教えを継いだ時宗の指導者に対する敬称を「遊行上人」と呼ぶようになりました。
四代の呑海(どんかい)上人がこの地に寺院を建立し、全国各地にある時宗寺院の総本山となります。
広い境内には数々の堂宇をはじめ、遊行寺が所有する宝物の保管施設「遊行寺宝物館」があり、時期を限り企画展を開催しています。
また、四季折々に美しい花々や木々が植えられていますが、特に紅葉のシーズンに真っ黄色に彩られる大銀杏は樹齢700年とも500年ともいわれた大木で、藤沢市の天然記念物にも指定されており見事です。