運行情報

小田急線: 小田急線は平常どおり運転しております。

江ノ電: 平常通り運転しています。

Language

チケットを
使う

鎌倉駅

RURU KAMAKURA
ルルカマクラ

日本庭園をイメージした「水テーブル」で味わう濃厚な羊羹テリーヌ（鎌倉駅）

鎌倉駅東口から、観光客で賑わう小町通りを歩いて6分ほど。若宮大路へつながる路地を右折してすぐの商業ビル2階に2023年8月オープンしたのが、モダン和風カフェ「RURU KAMAKURA（ルルカマクラ）」です。お店の中央にある大きなテーブルの上面には、お寺などの庭園を思わせ白い砂紋があり、その上を静かに水が流れています。この斬新なデザインの「水テーブル」で、羊羹に見立てた濃厚なテリーヌと香り高い抹茶ラテをいただくことができる新しいコンセプトのカフェです。

▲イタリアンや寿司店などが入るランプ雪ノ下の2階にオープンしたRURU KAMAKURA。入口を入ると、左側にスタッフカウンター、右側にテーブル席があります

▲ガラス張りの明るい店内は白と茶を基調とした和モダンな空間。センターに14席のスタンドチェアが囲む長方形の「水テーブル」が置かれています

▲砂紋と石で日本庭園をイメージした「水テーブル」

ロの字型の「水テーブル」には乳白色の小石が敷かれ、箒で掃いたような砂紋が描かれています。そして、その上をさらさらと静かに水が流れて行くという、何とも不思議な空間。これは、石や砂だけで水の流れを表現する日本庭園（枯山水）のイメージから発想したものだそうです。本来の枯山水とは意味合いが異なりますが、水を使った枯山水ということで、RURU KAMAKURAでは「濡山水（ぬれさんすい）」テーブルと呼んでいます。目の前で揺らめく水の動きを眺めていると、小町通りの賑わいが嘘のような、別世界にいるような気分になります。

▲「水テーブル」の上で白木のトレイにのせてサーブされる羊羹テリーヌ（お抹茶＋ほうじ茶）とお抹茶ラテのセット

RURU KAMAKURAのメニューは羊羹テリーヌとドリンクのセットメニューのみ。羊羹テリーヌを、お抹茶、ほうじ茶、お抹茶＋ほうじ茶、レアチーズの4種（すべて800円）の中から選び、これにお抹茶ラテ、ほうじ茶ラテ、カフェラテなどのドリンク（600～800円）をプラスして注文するスタイルです。（テリーヌのみ、ドリンクのみのオーダーはできません。）

▲笹の葉にのせて供されるお抹茶とほうじ茶のテリーヌ

抹茶やほうじ茶にホワイトチョコ、生クリーム、バター、卵を合わせ、じっくりと低温で焼き上げるのがRURU KAMAKURAの「羊羹テリーヌ」です。濃厚ながらしっとりした食感で、それぞれのお茶の風味が口のなか一杯に広がります。和皿、笹の葉、木のフォークとともに供され、見た目は和菓子そのものですが、中身はパティシエがつくる本格的な洋風スイーツとなっています。
レギュラーのテリーヌ以外に、さつまいもなど旬の素材を使った季節限定のバリエーションも提供されているそうです。

▲厳選したクリームチーズと発酵バターを使用したレアチーズの羊羹テリーヌは滑らかでリッチな味わい。下に敷かれた甘酸っぱいミックスベリーソースがよく合います

▲ラテに使われる抹茶やほうじ茶は京都宇治産の高級茶を使用。注文が入ってからスタッフさんが一杯ずつ茶筅で点ててくれるので、フレッシュなお茶の香りを楽しめます

▲点てたお茶は最後の一滴まで丁寧に注がれます。お茶のまろやかな旨味と苦みが少し甘みのあるミルクに溶け込み、羊羹テリーヌと抜群の相性です

▲テーブル中央には川のような階段状の水路があり、流れ落ちる水の動きを楽しめます。テーブルを静かに循環する水は毎日入れ替えられ、常にクリーンに保たれているそうです

▲水の流れと店名RURU(るる)をイメージしたロゴ。家紋のようなお洒落なデザインが鎌倉の町並みにマッチしています

▲RURU KAMAKURA店主の奥田恵梨さん

オープン以来、連日お客様でいっぱいのRURU KAMAKURA。鎌倉での開店にあたって、店主を務める奥田さんは古都鎌倉のイメージに合う和風バージョンの水テーブルカフェということで、日本庭園の枯山水から発想した「濡山水」をコンセプトにテーブルや店舗のデザインを行い、羊羹に見立てたテリーヌというメニューを開発されたそうです。

世界で一つだけの「濡山水」テーブルでいただく羊羹テリーヌやラテ。鎌倉散策途中の癒しスポットとして、一度「体験」されてみてはいかがでしょうか？

取材　ALOHAS
※価格はすべて税込みです。　
※掲載情報は11月取材時点のものです。