腰越駅から海に向かって徒歩1分。白い外壁に大きな看板が目印の「池田丸」は、1階が釣り船の乗船受付、2階が食事のお店になっています。横断歩道を渡れば、腰越漁港と腰越海岸。潮風香るこの地で代々漁業などを営みながら、55年ほど前から釣り船屋を、そして漁師料理を提供する飲食店として25年営業されています。
腰越駅から海に向かって徒歩1分。白い外壁に大きな看板が目印の「池田丸」は、1階が釣り船の乗船受付、2階が食事のお店になっています。横断歩道を渡れば、腰越漁港と腰越海岸。潮風香るこの地で代々漁業などを営みながら、55年ほど前から釣り船屋を、そして漁師料理を提供する飲食店として25年営業されています。
▲2階客室は雰囲気のあるお座敷スタイル。窓からは江の島や相模湾を眺めることができます
▲一番人気の刺身定食。この日のネタはワラサ、スズキ、カンパチ、本カツオ、マダイの5種。厚く切られたお刺身が漁師風です。定食には、ご飯とお味噌汁、釜揚げしらすとお漬物が付きます
▲魚好きにはたまらない漁師の味付けの「煮付け定食(価格は日によって変動あり)」。大きなマダイが丸々一尾で食べ応えがあります。煮付けの魚種は日替わりで10種類程度から選ぶことができます
▲定食にもう一品追加したい人にお薦めなのは「しらすかき揚げ」。揚げたてのサクサク食感が絶妙、しらすの風味に、ビールもすすむ一品です
▲江の島を眺めながら本格的な漁師の味を楽しむことができます。どこか懐かしい海街らしい雰囲気が落ち着きます
提供する魚は全て相模湾鎌倉沖の定置網で活け〆した活魚。自前の船はもちろん、仲間の船からも仕入れ、旬の約20種類前後の魚種を取り揃え、お刺身、焼き魚、煮付けと調理法も指定し定食でも単品でもオーダーすることができます。厚めに切られたお刺身や程よい加減で焼き上げられた焼き魚は、季節の魚の旨さを存分に味わうことができます。
「煮付けは、醤油、みりん、砂糖、日本酒のみで調味します。醤油はコクを出すために、濃口と薄口の2種を使っています」とのこと。出汁ベースで炊くように作る和食店の煮付けとは異なるストレートなお味は、まさに漁師の味付け。魚の旨味と合わさり、ご飯がすすむ美味しさです。
名産の生しらすは、海況次第で提供できる日が限られています。メニューに「生しらす」が載っていたら、迷わずオーダーしましょう。
▲腰越という港町、海の目の前で育った代表の池田威知朗さん。ご自身は日々出航し、相模湾が仕事場とのこと
腰越漁港を拠点に、3隻の船で釣り船や漁業を生業とする池田さん。生まれも育ちも腰越で「目の前の相模湾、鎌倉の海で獲れる新鮮な地の魚の美味しさを味わってほしい」と、漁師料理のお店を始められたそうです。その想いのとおり相模湾の魚を漁師の味で提供し続け、はや四半世紀。現在は、腰越本店のほかに、稲村ガ崎にも「池田丸」のお店があり、地元の方のみならず観光のお客さんからも支持されています。
週末などは沢山のお客さんが来店されますので、平日または早めの時間の利用をお薦めします。鎌倉・江の島散策として美味しい地魚を味わいに、漁師の店 池田丸を訪れてみてはいかがでしょうか。
取材 ALOHAS
※価格はすべて税込みです。
※掲載情報は9月取材時点のものです。
※掲載している情報が変更になっている可能性がございますので、公式サイト等で最新の情報をご確認ください。