
▲落ち着いたグレージュ色の外壁が、青空と緑豊かな景観に馴染むBIRD HOTEL。赤レンガのアーチと淡い色合いのステンドグラスが映えるエントランスが出迎えてくれます
由比ヶ浜駅

▲落ち着いたグレージュ色の外壁が、青空と緑豊かな景観に馴染むBIRD HOTEL。赤レンガのアーチと淡い色合いのステンドグラスが映えるエントランスが出迎えてくれます
明治半ばから昭和初期にかけて別荘や保養の地として栄え、中でも由比ガ浜は、湘南エリアでもっとも早い1884(明治18)年に海水浴場が開設された歴史があります。海を望む浜辺近くにあった洋館2階建ての「鎌倉海浜ホテル」を中心に、西洋的な旅行文化の先駆けとなるエリアでした。
その海岸への最寄り駅、鎌倉行きと藤沢行きが交互に停車する単式ホームの由比ヶ浜駅に降りると、日常とは異なる時間の流れを感じるから不思議です。駅から海岸へ向かう道は、観光地らしい賑やかさはなく、松林だった頃の名残、住宅の松の植生に往時の面影を感じます。
そんな雰囲気のある路地を進んで行くと、クラシックとモダンが共存する【BIRD HOTEL】が現れます。

▲ホテルとレストランの入口を兼ねるエントランス。正面にはバーカウンターがあり軽食やドリンクをいただくことができます
築50年という古さを感じません。もともとは企業の保養施設だったこの場所。敷地と建物の良さを出来るだけ活かしてリノベーションし、2022年5月にオーベルジュBIRD HOTELとして生まれ変わりました。
エントランスから入ってすぐ。右手にはレストラン【THE TABLE】があります。由比ガ浜エリアでは数少ない朝食からランチ、ティータイム、そしてディナーまで営業している頼もしいお店で、宿泊せずとも利用することができます。
BIRD HOTELを手掛けているのは、鎌倉駅西口の人気店【GARDEN HOUSE KAMAKURA】を運営する企業。味とサービスに定評のある同店のファンも多く、開業から数年ながら、すでに多くのリピーターに支持されています。
チェックインは15時~。簡単に手続きを済ませ、お部屋で寛いだら、潮風を感じながら夕方の由比ガ浜を散歩してみてはいかがでしょうか。ホテル前の道を左に進めば、すぐに海岸です。

▲SUPERIOR DOUBLE A(201)のお部屋。屋根の勾配を活かした高さある空間が開放感をもたらします
落ち着いた雰囲気の6つの客室からなるBIRD HOTEL。ドアを開けて中に入ると、窓の大きさと天井の高さに驚きます。一般的なホテルの客室とは一線を画す、まさにフランス発祥のオーベルジュらしい、ゆとりのある空間が出迎えてくれます。インテリアはシンプルモダン、ナチュラルな質感の家具で統一され、落ち着きを覚えます。大きな窓からはたっぷりと陽が入り、オフホワイトの室内を明るく照らします。
SUPERIOR など30㎡を超える広さの3室は、エキストラベッドを加えて3名さままで宿泊することができるとのこと。3人で窮屈さを感じないホテルは、希少です!

▲SUPERIOR DOUBLE A(201)のテラス。常緑樹に遮られ視界は限られるも、海の気配を感じられる特等席です
BIRD HOTEL前にはレストランのテラス席があり、それを囲むように多様な植生のガーデンが整備されています。エントランス前に植わる欅や、珍しいティーツリーなどに集う野鳥のかわいい鳴き声も聞こえてきます。
そんな鳥のさえずりや風にのって届く潮騒をBGMに、静かに過ごすのにぴったりの場所が、SUPERIOR DOUBLE A(201)のテラスです。眺望はありません。テーブルと2脚のチェアがあるだけのこぢんまりとしたスペースなのに、何とも言えない心地よさがあります。スマホを置いて、話もせずに、ただ放心する。そんな時間の過ごし方も、お薦めです。

▲PRIVATE TWIN(203)のお部屋。32㎡あり、スーツケースを広げてもまだまだ余裕のあるスペースが嬉しいです
利用されるお客さまの中でも、とりわけ欧州からのお客さまは連泊されることが多いというBIRD HOTEL。客室の余白のようなスペースを見ればその理由がわかるような気がします。最もコンパクトなお部屋でも20㎡と十分な広さがあります。

▲1階にあるバスルームも清潔感あふれ、落ち着いた雰囲気です。1時間ごとに貸し切りでの利用となり、リラックスしたバスタイムを楽しむことができます
全室、客室にはトイレとシャワー室が設えられています。また別に大きな湯船のある浴室があり、貸し切りでゆっくりとお風呂を楽しむことができます。24時までと早朝から入浴することができます。
アメニティは、ナチュラル & オーガニックなブランドとして支持されるukaが採用され、浴室だけでなくすべての客室に用意されています。

▲1階のレストラン【THE TABLE】の様子。朝食やディナーはこちらで食事をいただきます
オーベルジュを謳うBIRD HOTEL。お部屋と朝食・夕食の有無を組み合わせて宿泊プランを選ぶことができます。せっかくなら夕食、朝食の2食付きのプランで、シェフ渾身の料理を存分に堪能しましょう。

▲ホテル1階にあるTHE TABLEで提供されるディナーコースのイメージ
食事付きの宿泊プランに含まれる夕食は、THE TABLEで提供されるディナーコース3種のうち最も品数の多い「Signature Course」です。近隣で栽培されたフレッシュな野菜をはじめ、三浦の魚介、そして国産の牛肉などをふんだんに使ったバラエティー豊かなお皿で構成されるフルコース。味わいの豊かさはもちろんのこと、ポーションもたっぷり。鎌倉のクラフトビール「YOROCCO BEER」やナチュラルワインのセレクトも豊富です。食事とのペアリングも楽しみましょう。

▲朝食メニューは和洋から選ぶことができます。和の「由比ガ浜の朝ごはん」と洋の「由比ガ浜ブレックファーストプレート」に自家製鶏ハムをトッピング
また朝食は、和洋から選ぶことができます。鎌倉腰越産の釜揚げしらすをたっぷりのせた丼「由比ガ浜の朝ごはん」は、鎌倉らしい和朝食として外国人のお客さまにも人気とのこと。自家製ベーグルとワカモレ、季節のスープがセットになった洋朝食「由比ガ浜ブレックファーストプレート」やアサイーボウルも用意されています。気候の良い季節なら、テラス席でいただくのがお薦めです。
ステイだけでなく、食事も魅力のBIRD HOTEL。明治時代から国内屈指の保養の地であった由比ガ浜で、鎌倉の新しいオーベルジュとして、目の肥えた国内外のお客さまから支持を集めています。駅から近く、海岸も至近の【BIRD HOTEL】で過ごすことを目的にした鎌倉旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
取材 ALOHAS
※掲載情報は2026年2月取材時点のものです。