江ノ電「長谷駅」から徒歩5分の【長谷寺】。境内は一年を通して花が楽しめ、「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれるほど。初夏はあじさいが有名ですが、秋の紅葉も絶景です。
そんな長谷寺のオススメの観賞時間は "朝"。ひんやりとした秋の空気に包まれる、静かな時間帯。美しい紅葉の中を散歩すれば、自然とリフレッシュ。気持ちのいい一日がスタートできるはずです。
紅葉の見ごろは11月下旬から12月中旬ごろ。紅葉が落ち葉となるころも美しく、境内はもちろん、池の底まで紅葉色に染まります。紅葉のほかにも、タマスダレやフジバカマ、金木犀、ホトトギス、椿など、色鮮やかな秋の花も楽しめます。上境内からは鎌倉の街並みや由比ガ浜を一望、見晴台への散策路でも紅葉狩りを楽しんで。
江ノ電「長谷駅」から徒歩5分。長谷の路地裏にある【なみまちベーグル】は、2018年9月にオープンしたベーグル専門店。牛乳・バター・卵は使わず、北海道産小麦粉「はるゆたか」100%の体にやさしい素材を厳選。ベーグルの種類は年間およそ50種類。そのうち2種類は月替わりで限定ベーグルが登場します。
朝の人気メニューは、ポタージュや鎌倉野菜のミックスサラダ、ドリンクがセットになった「ベーグルサンドセット」。表面はパリッと、中はもっちり焼き上げたプレーンベーグルに、スモークサーモンとバジルクリームチーズのサンドは相性抜群。イートインでしか味わえないセットメニューです。モチモチとしたベーグルの食感がクセになりますよ。
鎌倉駅・和田塚駅から徒歩圏内の【アコテ材木座】は、料理・パン・伝統菓子などフランスの美食を堪能できるビストロ。シェフの磯部健太朗さんが創り出す料理とパン、奥様でパティシエの磯部優(ゆう)さんのデザートは、一度食べるとファンになってしまう美味しさです。
中でもオススメはカフェ・タイム。「フランスの伝統菓子をベースに、素材を活かしたお菓子を作っています」と優さん。この秋に味わってほしいのが、フランス産栗のモンブランにリンゴを使ったタルトやパイ。月替わりの季節のパルフェは、その美味しさとビジュアルの美しさからSNSでも評判です。
江ノ電「江ノ島駅」から徒歩4分。江の島へ続く洲鼻通りに2020年5月にオープンした、ジェラート専門店【ROCKREEM(ロックリーム)】。定番フレーバーとシーズンスペシャルの全8種類のジェラートから2つのフレーバーをチョイスする「ダブル」が基本です。
人気No.1は「ミルキーチーズストロベリー」。ストロベリーとクリームチーズが口の中に広がるミルキーな味わいで、子どもから大人までファンの多い王道フレーバー。人気No.2の「ビターショコラ」は甘さ控えめでさっぱりとした口当たりです。
ジェラートを食べ歩きながら江の島へ向かっても、イートインでひと息つきながらジェラートを味わってもOK。自分のスタイルに合わせたジェラート・タイムが楽しめます。ただし営業は日没まで、サンセット前に立ち寄って。
秋の一日を締めくくる風景は、江の島シーキャンドルのふもとにある【THE SUNSET TERRACE(ザ サンセット テラス)】から見る夕陽。
湘南の海と空に囲まれたテラスからは、シーキャンドルのイルミネーションはもちろん、オレンジからブルーへと移ろうマジックアワー、そして夕陽に照らされた富士山や湘南の街並みが楽しめます。シートに体をゆだね、ゆったりと寛ぎながら、贅沢なサンセットタイムを過ごしてみては。
監修 湘南スタイルマガジン
取材・文 小宮山真美
写真 熊野淳司(なみまちベーグル)
三浦安間(アコテ材木座、ROCKREEM)