江ノ電江ノ島駅から徒歩5分。龍口寺門前の鈴伝商店は200年以上前から海産物を扱う商売を始め、昭和初期から干物作りを本格的に行うようになった老舗ひもの店。その鈴伝に代々受け継がれてきた伝統製法の干物を定食で味わうことができるのが、「炭火焼ひもの 伝」です。
江ノ電江ノ島駅から徒歩5分。龍口寺門前の鈴伝商店は200年以上前から海産物を扱う商売を始め、昭和初期から干物作りを本格的に行うようになった老舗ひもの店。その鈴伝に代々受け継がれてきた伝統製法の干物を定食で味わうことができるのが、「炭火焼ひもの 伝」です。
相模湾の地物の魚を仕入れ、添加物を使わず塩だけでつくる鈴伝の干物。「冷凍も、作りおきもしません。出来立てがうちの自慢です。」と店主の鈴木健太さん。会社勤めのあと、家業を手伝うことを決め、2021年7月、33歳で「炭火焼ひもの 伝」を開業しました。「においや煙が敬遠され、家で干物を食べることに抵抗感がある人が増えているようです。若い人だけでなく、年配の方も。まずは、うちの干物を炭火焼で食べてもらい、その美味しさを実感していただくこと。それが“干物文化”への入口になれば」という思いで定食屋を始めたそうです。
定食のメニューはレギュラーの干物(あじ、さば、かます、いわし)の他に、ハーフサイズの干物を2種類、あるいは3種類盛り合わせた定食があります。鮮度の良い焼き立ての干物を色々と食べ比べできるのが嬉しいですね。変わり種は、あじの干物のフライ。普通のあじフライよりも身の味が濃く、また太い中骨をはずし食べやすくカットしてフライにしているので、お子さんにも人気とか。
昼間(10:30~14:30)だけの営業ですが、軽呑みもできます。定食を食べる前に、焼きいかをつまみに小瓶のビールをぐいっと。マヨネーズと七味が堪りません!
開業して1年。こちらで干物定食を食べてから、鈴伝商店で干物をお土産に買って帰るお客様も多いそうです。ごはんに味噌汁、漬物、そして干物。日本人はもちろん、江ノ島観光に来る外国の方にもぜひ味わってもらいたい、日本の食文化です。
※価格はすべて税込みです。
※掲載情報は取材日時点(22年7月)のものです。
取材:ALOHAS