#夕暮れ食べ呑みダイアリー③

早めの時間から楽しめる食事やお酒のお店をご紹介【鎌倉 松原庵 青】

江の島、腰越漁港も見える モダンな空間で愉しむ 地物の酒と肴と手打ち蕎麦

 由比ガ浜の人気店「鎌倉 松原庵」の姉妹店として2020年8月に新たにオープンした「鎌倉 松原庵 青」。風情あるお屋敷の佇まいの「鎌倉 松原庵」とは異なるモダンで洗練された明るい空間。二八のお蕎麦以外、お料理は「鎌倉 松原庵 青」専用に、湘南から三浦など地域で採れる魚や肉、そして野菜の選定から新たに作り上げたそうです。

片瀬海岸や江の島も見え、採光もたっぷりの明るい店内。席の間隔も広く、通路が広いのも嬉しいです

白、グレーを基調にした意匠に、店名の由来でもある「青」をモチーフにした絵画が飾られています。店名の「青」には、「自然の空と海のように、季節や時間によって幾通りも存在する美しい青色のように、自然や食材と対話しながら、美味しい料理やサービスを提供したい」という願いが込められているそうです。

「三浦野菜の浅漬け」と「地サザエのつぼ焼き」など。お蕎麦の前にお酒と一緒に

広い店内は客席の間隔もゆったりの贅沢空間。密になることを避け、遅めのランチタイムや夜の時間が始まる前にお酒と肴から愉しみましょう。

いわゆる「蕎麦前」として定番の「板わさ」や「卵焼き」はもちろん、地元野菜を使ってさっぱりと漬けた浅漬けや新鮮なサザエを焼いたつぼ焼きなど、地域の素材を活かした肴も充実しています。旬が楽しめる日替わりのお刺身も人気とのこと。

地元神奈川県内酒蔵の日本酒利き酒が楽しめるセットも

個性ある地元のお酒を飲み比べてみましょう。日本酒以外にも茅ヶ崎 熊澤酒造の季節限定のクラフトビールやオリジナルのジンや果実酒なども。その日の気分で選べるのも嬉しいですね。

毎朝、厳選されたそば粉を使い丁寧に店内で手打ちされる蕎麦

天せいろ。海老、烏賊、大葉、三つ葉の天ぷらが別添えでサーブされます

細めに切られ茹で上げられたお蕎麦を手繰ります。鰹節や利尻昆布などの出汁の旨味を感じる辛口のそばつゆにさっと潜らせて一息に。お蕎麦は音が出るくらいに豪快にいただくのが江戸前スタイルですね。天ぷらも熱々でカラッと揚がっていてとても美味しくいただきました。お蕎麦の後は、蕎麦湯で締めて、ご馳走様でした。

開店の11時~16時までが昼の部メニュー。16時以降は夜の部メニューとなります。

腰越橋に新しく出来た「HOTEL AO KAMAKURA」の1階にある「鎌倉 松原庵 青」のファサード

2021年3月にオープンしたばかりの「HOTEL AO KAMAKURA」の1階海側部分が「鎌倉 松原庵 青」です。

HOTEL AO KAMAKURAは、「美味しい食事、お蕎麦を存分に楽しんでゆっくりと寛いでいただけるように。食をテーマにしたホテル」として「鎌倉 松原庵」がつくった新しいコンセプトのホテル。全16室と部屋数は少ないものの、目の前が134号線の立地とは思えないような静かで上質な空間のお部屋で驚きました。

鎌倉・江の島方面に宿泊でお出かけの予定がある方は、宿泊先の候補として検討してみてはいかがでしょうか。ホテル上部にはウエディングに対応したバンケットもあり、江の島・鎌倉エリアの新しいウエディング会場として早くも人気のようです。ホテルの情報はこちらでご覧いただけます。