「子どもの頃は1日3食お好み焼きでした。離乳食もお好み焼き(笑)」と語るのは、「広島お好み焼き おっこんゆきちゃん」店主、広島出身の高橋ゆきさん。店名の「おっこん」とは地元の言葉でお好み焼きのことだそうで、ゆきさんも友達と「おっこん食べに行こうよ!」という挨拶をよく交わしたとか。
「子どもの頃は1日3食お好み焼きでした。離乳食もお好み焼き(笑)」と語るのは、「広島お好み焼き おっこんゆきちゃん」店主、広島出身の高橋ゆきさん。店名の「おっこん」とは地元の言葉でお好み焼きのことだそうで、ゆきさんも友達と「おっこん食べに行こうよ!」という挨拶をよく交わしたとか。
店主のゆきさんが鎌倉に引っ越してきたのは15年前。しばらくして、自宅でお好み焼きの調理を始めたところ、たちまち評判になりました。その後、夏祭りへの出店等で地元の人たちとの交流を深め、2019年に腰越駅前の現在の場所にお店をオープンしました。
広島お好み焼きは、薄くのばした生地にキャベツや豚肉をのせ、焼きそばや玉子を重ねていくスタイル。シンプルなだけに、具材の良さが味の決め手です。熱々のスキレットで運ばれたお好み焼きは弾力のある中華麺が甘辛のソースとからんで、絶妙な美味しさでした。
お好み焼きの材料の野菜、麺、ソースや調味料などは広島から。中でも、特にこだわっているのはたっぷりと使うキャベツで、広島の農家から無農薬栽培の新鮮なものを取り寄せているそうです。
蒲鉾用のすり身に野菜を混ぜ、薄く延ばしてパン粉をつけて揚げた「がんす」。広島名物で、香ばしさと食感のよさが生ビールのアテにぴったりです。お店では鉄板でさっと温めて出してくれます。ドリンクは生ビールのほか、サワー、広島の地酒、各種ソフトドリンクが揃っています。
湘南の風を感じる明るい店内は、鉄板前のカウンターに3席とテーブル3卓。忙しい調理の間でも、ゆきさんとお客様との会話がはずみます。
地元住民の心をつかみ、愛されるお店になっているおっこんゆきちゃん。腰越では「ランチはおっこんに行こうか?」「夕飯はゆきちゃんのお好み焼きを持ち帰りね」なんていう会話が交わされているそうです。
江ノ島、鎌倉を巡った後に、熱々の本格広島お好み焼きを食べて、冷たいビールで流し込む。目の前が腰越駅だから帰りも楽ちんですね。
すべてのメニューをテイクアウトできます。
※価格はすべて税込みです。
※掲載情報は取材日時点(22年7月)のものです。
取材:ALOHAS