2021年7月にオープンした【BREEZE BIRD CAFE & BAKERY(ブリーズバード カフェアンドベーカリー)】は、地元でも話題のお店。まずびっくりするのが、江ノ電・和田塚駅の改札から徒歩“3歩”という立地! 敷地のすぐ横を江ノ電が走るこの距離感は、沿線ならではの面白さです。改札の目の前には表札のついた立派な石門があり、思わずひとこと「お邪魔します......」。築25年の民家をリノベーションしたのだそう。駅前なのに、隠れ家的な雰囲気が満載です。
2021年7月にオープンした【BREEZE BIRD CAFE & BAKERY(ブリーズバード カフェアンドベーカリー)】は、地元でも話題のお店。まずびっくりするのが、江ノ電・和田塚駅の改札から徒歩“3歩”という立地! 敷地のすぐ横を江ノ電が走るこの距離感は、沿線ならではの面白さです。改札の目の前には表札のついた立派な石門があり、思わずひとこと「お邪魔します......」。築25年の民家をリノベーションしたのだそう。駅前なのに、隠れ家的な雰囲気が満載です。
店頭に並ぶのは、酵母から水分量、発酵までこだわって作る焼きたてパン。モーニングメニューでは、好きなパンにサラダやスープ、デザート、ドリンクを組み合わせて楽しむことができます。今回はチーズのモチャバッタ、鎌倉山リュスティックベリー、ふわパンをチョイス。3種のパンの食べ比べなんて、贅沢な楽しみです!
その他に、シェフおすすめのモーニングサラダとカフェラテをオーダー。目にも華やかなサラダは、惣菜やカルパッチョなど5種ほどのデリが載っておりボリューム満点です。ドレッシングやお皿の周りのソースも控えめで、厳選された食材の個性を邪魔しないように配慮されています。【BREEZE BIRD CAFE & BAKERY】のモットーでもある、素材そのものを楽しんでほしいという思いが込められています。
奥にある庭には、ウッドデッキのテラス席も。鳥のさえずりを聞きながら、ひと口ごとの味わいを大切に、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
朝から気の向くままひとりでプチトリップしてみるのも、通な楽しみ方。まずは鎌倉駅近くで腹ごしらえ、そんな時こそ目指すは朝7時から営業している【FOODSTAND magali(フードスタンド マガリ)】。カウンター席を中心にしたフードスタンドはひとりで気軽に訪れるお客さんが多く、サードプレイスとして愛される存在。
2016年に御成町に店を構えてから6年、「ちょうどいいなぁと感じてもらえる空間と食事」を提供し続けてきました。将崇さんが「ペストリーやサンドイッチを片手に気軽に過ごす、アメリカのコーヒーショップみたいなイメージで作ったんです」と言うと、「そうそう、レストランというより、日常的に使ってほしくて」と、みどりさんも頷きます。とはいえ、フレンチレストランで修行したみどりさんの料理は、カジュアルな中にも本格的な味わい。モーニングメニューの人気者、アボカドトーストを手際よく作り始めると、店内はベーコンや目玉焼きを焼く音や食欲をそそる香りに包まれます。これぞ小さな店ならではの臨場感と楽しさ。
壁際のグローサリーコーナーに並ぶ、美味しそうなジャムやジュースも気になります。「お客様にご紹介いたいて気になったものや、出身地の喜界島の食材を取り扱っています。自家製ドレッシングの販売も計画中ですよ」と、教えてもらいました。
カウンター席は会話も自然と生まれやすく、「今日、これからどこへ行こうかな......」と観光の相談をされることもあるのだとか。ちょっとした会話を楽しんだり、ひとり静かに考え事をしたり、ほどよい距離感が居心地よさの秘密かもしれません。
カフェを出る頃には、居心地の良い自分だけの“基地”を見つけたような気持ちに。鎌倉を訪れる度、立ち寄りたくなる場所を発見できました。
オーシャンビューのカフェタイムも、江ノ電さんぽの楽しみのひとつ。長谷駅から海へ向かって徒歩約4分、フォトジェニックな可愛い三角屋根のカフェ【CUPS kamakura(カップス カマクラ)】が見えてきました。目の前に広がる由比ガ浜を一望できる、とっておきのシチュエーション。なんとも言えぬ解放感に、身も心ものびのびします。
【CUPS kamakura】の名物は、オーガニック素材で作るグルテンフリー、ギルトフリーのカップケーキ。定番のプレーン、スイーツ系の他、珍しいお食事系のカップケーキも! 手のひらサイズのカップケーキは見た目もキュートで、あれこれ頼んでしまいたくなります。せっかくなので、カップケーキ3個のドリンクセットをお願いしてみました。
お食事系のカップケーキは米粉の惣菜パンのようで、甘いケーキのイメージを覆す新しいおいしさ! さらにしっかり食事をしたい人には、米粉のピザや米粉・とうもろこし生地のラップサンドもありますよ。
ヘルシーフードのおともは、輝く海の色、波の音。体の声と、心の声にも耳を澄ませて、まあるい優しい気持ちを取り戻す時間に浸れそうです。
取材・文 二木薫
写真 立原継望
※掲載情報は2022年2月末時点のものであり、変更になることがあります。