御成通りと由比ガ浜大通りにオープンした【CHABAKKA TEA PARKS(チャバッカ ティーパークス)】は、13種類もの日本茶を提供する専門店。しかし実は、オーナーの三浦健さんは、もともとはまったく別の業界で働いていたそう。
御成通りと由比ガ浜大通りにオープンした【CHABAKKA TEA PARKS(チャバッカ ティーパークス)】は、13種類もの日本茶を提供する専門店。しかし実は、オーナーの三浦健さんは、もともとはまったく別の業界で働いていたそう。
「日本のものづくりを応援する仕事をしたいと考えていたとき、母が淹れてくれた日本茶を飲んで衝撃が走ったんです。そのお茶は、希少なシングルオリジンの茶葉でした。それから日本茶を夢中で調べ始め、産地や品種、生産者によってお茶の味は全く異なることや、日本人があまり日本茶を飲まなくなっていることを知りました。『もっと多くの人においしい日本茶があることを知ってもらいたい!』という気持ちが湧きあがり、お店を開くことを決めました」
飲食店では珍しいことに、なんと、チャバッカでは食べ物の持ち込みOK。それはお茶とお茶請けの組み合わせで、双方の印象が変わることを知ってもらいたいから。
「僕も和洋問わず近所の店でお菓子を買い、お茶と合わせて楽しんでいます。もっとお茶に親しみを持ってもらえるよう、急須型の日本茶ドリッパーをデザインしたり、ビールサーバーで入れるドラフトティーなども提案しています。たくさんの方にお茶を自由に楽しんでもらえたら嬉しいですね」
鎌倉駅西口を出てすぐのところにある【OKASHI 0467 GIFT】は、長谷に本店があるギフトにピッタリなお菓子の専門店。でも、今日は自分のために。「ティグレ」は、チョコチップを練り込んだフィナンシェ生地に口溶けのよいガナッシュクリームが流し込まれた人気のお菓子。
三浦さんが「ティグレ」に合わせるのは、宮崎県五ヶ瀬の茶葉を使った「ほうじ茶ラテ」。「すっきりした風合いなので、チョコの香りとしっかりした甘みをより際立たせてくれます」
牧草のみを食べて育った乳牛のミルクなど、厳選素材を使ったジェラート店【Collina KAMAKURA GELATO】は、チャバッカからすぐ近く。生の状態から焙煎~ペーストにしたピスタチオを使ったジェラートは、香ばしさがまるで違う!
これに合わせるのは佐賀嬉野の「べにふうき」、紅茶用に開発された品種だが、緑茶としても非常に人気。「生産者さんの努力によって独特の渋みが抑えられ、ジェラートの甘みが引き立ちます」
代官山の老舗から独立した洋菓子店【鎌倉小川軒 本店】の「レーズンウィッチ」。バターサブレと濃厚なバタークリームが、しっとりした自家製ラムレーズンを包み込む開店以来の逸品。
濃厚なレーズンウィッチには、茨城県で生産されている「和烏龍茶・いずみ」でサッパリと。「ジャスミンやピーチのような爽やかな香りのシングルオリジンの烏龍茶は、ラムレーズンとよく合います」
定番から期間限定品まで、【MISAKI DONUTS 鎌倉店】はオリジナリティあふれる手作りドーナツ店。人気のレモンクリームチーズは、ふわふわ生地にクリームチーズとレモンピールのクリーム入り。
さっぱりしたレモンクリーム香るドーナツには、京都宇治の抹茶を使用した【抹茶ラテ】でミルキーに。「クリーム入りのドーナツと牛乳を使ったラテは、ミルクつながりで相性ぴったり。双方の味を引き立て合います」
常時4〜5種のサツマイモを用意し、品種の食べ比べもできる焼き芋専門店【鎌倉やき芋本店】の紅はるかの焼き芋入りパウンドケーキは、バニラビーンズやバーボンがほのかに香る大人の味。
合わせる「ドラフトティー」とは、ビールサーバーで注ぐ泡たっぷりの水出し煎茶。今回は「あさつゆ (鹿児島頴娃)」をセレクト。「口当たりがなめらかで飲んだ後の清涼感も抜群です。サツマイモが持つ強い甘みと好対照」
国内外の名店で研鑽を積んだオーナーパティシエによるパティスリー【Grandir Ensemble(グランディール アンサンブル)】の「シュー ア ラ クレーム」は、サクッとした生地に風味が豊かな濃厚カスタードクリームがたっぷり。
「コクのあるクリームとよく調和します」と差し出したのは「和紅ほうじ茶」。国産紅茶を焙じた、紅茶の香りとほうじ茶の香ばしさを併せ持つお茶が、クリームをしっかりと受け止めて香りが広がる。