#絵はがきになる日常を

【2025冬】ローカルに愛される冬におすすめグルメ&スポット

冬こそアクティブに出かけませんか? 朝から深夜まで楽しめるおすすめスポットをご紹介

9:00【EENY BREAKFAST & SHOP】どれにしようかな! チョイスが楽しい朝食で一日をスタート

江ノ電「鎌倉駅」から徒歩約4分。鎌倉のオシャレな新スポットとして話題になっているのが、ブレックファスト&雑貨のお店【EENY(イーニー)】。チョークアーティストの"チョークボーイ"こと吉田幸平さんが率いる手描き結社「WHW!」が手掛けるお店で、店内は明るくポップな色使い、窓や黒板、小物への手描きペイントがアクセントになっています。

手作りにこだわった「EENY プレート」は、おなかの空き具合に合わせて、S・M・Lの3サイズからチョイス。パン、卵料理、肉料理を、その日の気分に合わせて選んで。朝食だけでなくランチ利用もOK。楽しくメニューを選んでほしいと、店名は英語の数え歌「Eeny,meeny,miny,moe」(日本語で、どれにしようかな)が由来。だから思う存分、迷ってOK(笑)。

10:00【BREAD IT BE】パンがパンであるために。素材を追求した個性豊かなベーカリー

江ノ電「鎌倉駅」東口から徒歩4分ほど、若宮大路を鶴岡八幡宮へと向かい小町通りとは反対側の路地に入った住宅街に店を構える【BREAD IT BE(ブレッド イット ビー)】。神奈川・秦野産をはじめ、国内外より選りすぐった小麦粉を毎日石臼で挽くことから店の朝は始まります。

「粉は挽いた瞬間から酸化が始まってしまうため、挽きたての粉の高い香りと風味を味わってほしい」と話すベーカリー統括責任者の森田さん。

農家から粒のまま仕入れる小麦を工房内の石臼で挽き、常に30種以上の小麦からそれぞれのパンに最適な粉をブレンドしているというこだわりです。さらに、小麦の旨味を最大限引き出すため酵母も極力少なくし、長時間にわたってじっくりと発酵させるなど手間暇を惜しみません。

「パンがパンであるために。ただそれだけを追求した」というコンセプト通り、ひと品ごとにそれぞれの個性が際立つ魅力を放つブレッド イット ビーのパン。森田さんおすすめは、国産小麦を5種ブレンドした「BIBバゲット」噛めば噛むほど味わいが増すと評判の看板商品です。

▲鶴岡八幡宮に向かう参道の入り口、段葛の二の鳥居手前から小町通りとは反対の路地に入った静かな住宅街に店はあります。晴れた日は、入り口前のウッドデッキテラスで陽だまりを感じながら、テイクアウトのコーヒーをお供にブレックファーストもおすすめ

▲朝8時のオープン後間もなくから、ご近所の常連客や観光客が焼き立てを目当てに訪れる人気ぶり。販売カウンターの奥に広々と開放的な工房を備え、店中に終日甘く香ばしい焼き立てパンの香りが漂います

▲ドイツから取り寄せた石臼で毎日挽いた小麦に、国産小麦、オーガニック小麦などをブレンドしたものが「ブレッド イット ビー」のパンのベース。店の顔である5種の国産小麦をブレンドした「BIBバゲット」(手前)。通年通して定番人気は、横須賀・安田養鶏場の新鮮卵をふんだんに練り込んだ「安田養鶏場卵のブリオッシュ」(奥右・1/2個)

12:00【惣 common】風や鳥のさえずりが心地よいカフェ。ここにしかない時間を感じてみよう

鎌倉山の竹林に面したブック&カフェ。「本やカフェを通じて、人が集い、思いを共有する場所」を掲げ、新刊と古書を区別せず“読んだ本をお店に戻せる”循環の仕組みが特徴です。テラスや大きな窓からの緑も心地よく、ひとりでふらりと寄って、静かに過ごしたい日にぴったり。

14:00【隣(tonari)】稲村ヶ崎の古き良き長屋「向こう三軒両隣」にあるスペシャルティコーヒーの店

江ノ電「稲村ヶ崎駅」の改札を出て海とは反対の方に歩いて1分、左手に築60年ほどの長屋が軒を連ねる一角。昔ながらの瓦屋根の下、道路に面したガラス戸を開けると、細長く奥行きのある和モダンな空間が広がります。

「稲村のゆるっとした雰囲気に合わせて、あまり肩肘張らず、来店された方が居心地良い雰囲気でありたい」と話す店主の狩野さん。

【隣(tonari)】という店名は、物件の立地や稲村という土地の雰囲気、日常に在る気軽に入れるお店でありたいという考えから、漠然と「向こう三軒両隣」という関係性の言葉を思いつき、そこからお店に来る方のお隣さん的お店を作ろうという思いで命名したそうです。

▲昭和の風情を残す長屋の一角に2024年12月にオープン。江ノ電「稲村ヶ崎駅」から徒歩約1分の立地にあり、海とは反対方向の静かな住宅街に位置しています

▲店内奥のスペースは、丁寧に淹れられたコーヒーと供にゆったりと思い思いのひとときを過ごせる極上の空間。主に住宅を手掛けている宮田一彦さんによる店舗のリノベーションという噂を聞きつけ、立ち寄る建築ファンも多いそう

▲ホットコーヒーは香りが立つよう選んだ有田焼のカップで提供。「ハンドドリップコーヒー」。自家製の「エスプレッソ・クレームブリュレ」。クリームに混ぜるエスプレッソは、エチオピアやコロンビアなど日によって変わります

18:00【湘南の宝石】冬の江の島がまるごと光に包まれるイルミネーション

今年の開催は2025年11月22日(土)〜2026年2月28日(土)の約3ヶ月間。冬の江の島は、橋を渡ると空気ごときらめきが変わります。

江の島の頂上【江の島サムエル・コッキング苑】の園内にそびえる展望灯台【江の島シーキャンドル】から、放射状に広がる“光の大空間”が夜の合図。帰り道は、港の灯りが見下ろせるデッキや弁天橋のイルミネーションも余韻にどうぞ。

入場は、イベント時間帯の苑内が有料(大人500円/小人250円)、シーキャンドルは別途(大人800円/小人400円)。デジタルチケットやセット券が便利です。混雑しやすいクリスマス前後は、時間に余裕を。

江の島のイルミネーションは“海風の冷たさ”も演出の一部。歩きやすい靴と防寒で、マジックアワーから夜の濃い青へ—光と空のグラデーションを楽しんで。現地の見どころは特集記事を要チェック!

20:00【麺屋酒場 盛盛】〆の一杯で心も温まる、深夜まで飲んで食べて、また来たくなるラーメン居酒屋

江ノ電「江ノ島駅」から徒歩すぐの住宅街に位置する【麺屋酒場 盛盛(もりもり)】は、深夜までラーメンとお酒を気軽に楽しめるローカルに人気のスポット。店の看板メニューである、青森のB級グルメ「味噌カレー牛乳ラーメン」を求めて、遠方からも多くのラーメン愛好家が訪れます。

国産豚肉を使用し食べ応えもあるジューシーな「しゅうまい」や、「にん辛もやし炒め・炙り6枚のせ」「盛盛チンジャオロース」など、食欲をそそる一品料理の他、「パリピ(パリパリ自家製味噌ピーマン)」「おつまみマカロニ」などお酒のアテにぴったりな手軽なおつまみも充実。「名古屋コーチン鳥刺し(レバー/ハツ)」などレアな逸品を、店主選りすぐりの日本酒と共にじっくり味わうもよし。もちろん味が染み込んだ自家製「煮玉子」や、ごま油の風味香る「極太メンマ」などラーメン酒場ならではの一品料を堪能するもよし。〆ラーメンは心もお腹も満たしてくれる逸品が揃います。

▲圧倒的1番人気は、濃厚な北海道産の合わせ味噌にまろやかな牛乳とバターのコク、スパイシーなカレーの風味が調和した「味噌カレー牛乳ラーメン」。発祥は青森の中高生達の中で流行り、今ではご当地カップラーメンになるほどの人気メニューを店主が現地で食べ、盛盛流にアレンジ。1度食べたらやみつきになる人続出という店の看板メニュー

▲一品メニューで一番人気は、国産豚肉を使用し一つずつ丁寧に手包みして作る食べ応えもあるジューシーな「しゅうまい」。添えられた生姜の醤油漬けもアクセント

▲2階からオーダーを受けると、昭和の町中華でお馴染みだったオカモチで出前してくれます。親しみやすい遊び心に溢れた演出も、ぜひ楽しんで