【2024冬】おさんぽコース【長谷〜藤沢】

長谷駅から藤沢駅へ。デートや日帰り散策にもオススメ! 最旬スポットを巡る冬のお散歩コース

この冬は いつもの定番を飛び出して、最旬のスポットを巡ってみませんか?

四季折々の魅力がある鎌倉・江の島。冬にしか見ることができない観光スポットから、近年オープンした話題のショップ、心も身体も満たしてくれるカフェまで、冬のデートや女子旅のヒントになるモデルコースをご紹介します。

10:00【TEMPLE Cafe&Bakery】 心と身体にやさしいカフェでモーニングを堪能

江ノ電「長谷駅」から徒歩4分。由比ヶ浜大通りでひと際目立つピンク色のお店は、【TEMPLE Cafe&Bakery(テンプル カフェアンドベーカリー)】。2024年5月のオープン以来、地元客はもちろん、同業者からも支持を集めているお店です。

ここで味わえるのは、卵もバターも牛乳も使わないプラントベースのスイーツたち。一番人気の「オリジナルグレーズド」に、日替わりで登場する「シナモンロール」、ご指名が多い「キャロットケーキ」など、どれもプラントベースだから、朝からでも罪悪感なく食べられるのが嬉しい!

12:00【Talk】必需品に出合えるセレクトショップで新たな発見を

“生活必需品ではないモノ”を取り扱うセレクトショップ【Talk(トーク)】。生活必需品ではなくても、誰かにとって欠かせないモノとなるような、オブジェや香り、インテリアなど、幅広いアイテムを取り扱っています。

ボタニカルブランド「The Landscapers(ザ ランドスケーパーズ)」や、フレグランスブランド「SCENTAHOLIC(センタホリック)」のフラッグシップショップに加え、ヴィンテージやアートブック、古着もラインナップ。見ればきっと欲しくなる、あなたの暮らしを豊かにしてくれる“必需品”と出合えるはずです。

▲ドライフラワーのインテリア「DRY CYLINDER」。2023年から登場した照明木台座「LIGHTING WOOD PEDESTAL」と組み合わせると、照明インテリアとして楽しめます

▲マクラメ編みアーティスト小野正史さんのブランド「wood&knot(ウッドアンドノット)」。同じモノが一つとない石のオブジェ「関守石(せきもりいし)」10,450円~19,800円

13:00【KINO WINE SHOP & CAFE DINING】本格料理にワイン! 江ノ電が通るワインビストロで舌を打つ

江ノ電「腰越駅」駅前に2024年3月にオープンしたのは、【KINO WINESHOP & CAFE DINING(キーノ ワインショップ アンド カフェダイニング)】。ワインインポーターや輸入食品小売チェーン、ワイナリー経営など、30年以上に渡ってワインのキャリアを積んできたスペシャリスト・MASAさんが手掛ける、ワインビストロです。

江ノ電がゆっくりと走る姿も楽しむことができるランチタイム。人気のランチメニューは「昭和の煮込みハンバーグ」。滋賀県・近江八幡でフナの稚魚と一緒に育てられた有機米「ゆりかご米」に、山梨県・うえのはらハーブガーデン産の有機野菜、昭和時代のデミグラスソースをイメージして作ったハンバーグはライスに合わせたレシピ。ライスの旨味が引き立ち、箸が進みます。

▲食べ応え抜群の「昭和の煮込みハンバーグ」1,848円。合わせたいワインは華やかで豊かな果実味が特徴、イタリア・トスカーナのオーガニックワイン「コルツァーノ キャンティ」グラス924円

店の一角を占める大きなワインセラーでは150種類以上のワインを販売。ランチを食べた後は、自分へのお土産にワインを選んで。旅を思い出しながら、家でも一杯楽しみましょう。

▲ソムリエオススメの3本。左からイタリア・プーリアの赤ワイン「サリーチェ サレンティーノ・リゼルバ」1,458円、イタリア・ピエモンテの赤ワイン「カザスカルパ2017」3,218円、ヴィーガン対応の白ワイン「サンローム」3,278円

14:00【cohiki】ゆっくりと江ノ電が通るカフェ&雑貨店でほっとひと息

▲バナナケーキ+ホットドリンク(チャイ)の「ケーキセット」880円

江ノ電「腰越駅」から徒歩約5分。江ノ電が道路を通る江ノ島~腰越間にあるのが、2023年11月にオープンしたカフェとセレクト雑貨のお店【cohiki(コヒキ)】です。

通り過ぎる江ノ電を眺めながらカフェタイム。自家製の「ケーキセット」は、北海道産小麦粉に完熟バナナをふんだんに練り込んだ、しっとりかつ軽い食感の自家製バナナケーキが絶品。ドリンクの人気No.1はスパイスが効いた「プラナチャイ」。後味のスパイスの余韻も楽しんで。

▲江ノ電が目の前で楽しめるカウンターは特等席

カフェタイムの後は、店内の雑貨・インテリアを手に取って堪能して。取り扱う商品はすべて、インテリア業界出身の店主・池田さんの目利きでセレクトされたモノ。コンセプト“男女どちらにも合うモノ”を厳選。自分用にギフト用に、贈る相手を思い浮かべながらチョイスしよう。

15:00【江の島サムエル・コッキング苑】この季節限定! 江の島ウインターチューリップ

春夏秋冬、様々な植物が楽しめる【江の島サムエル・コッキング苑】。明治18年に英国貿易商のサムエル・コッキング氏が造園した植物園が始まりです。当時コッキング氏が持ち込んだ珍しい南洋植物のほか、貴重な温室遺構は今も大切に遺されています。

そんな江の島サムエル・コッキング苑で、この季節だけ楽しめるのが「江の島ウインターチューリップ」。赤やピンク、オレンジ、黄色など、およそ1万5000株ものアイスチューリップが、冬の寒空の下に鮮やかに花開きます。日が落ちた後に開催されるイルミネーションイベント「湘南の宝石」と併せて、「江の島ウインターチューリップ」でひと足先に春を感じてみませんか。

16:00【Tallo.FLOWER STUDIO】インテリアを見る感覚で立ち寄りたい、鵠沼海岸のフラワーショップ

小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」から徒歩約2分。オープン以来、散歩帰りや地元の方で賑わっているのが、【Tallo. FLOWER STUDIO(タロ フラワースタジオ)】です。

花は淡いピンクやオレンジ、イエローなど、優しく明るめの色で揃え、1本から購入できます。“花にマッチする花瓶が見つからない“というお悩みに応えるべく、飾りやすい花瓶も多数セレクト。花と花瓶をコーディネイトして一緒に購入される方や、雑貨目当てのお客様も多く、インテリアショップ感覚で立ち寄ることができます。

▲飾る花に合わせて選びたい、様々なテイストの花瓶たち

▲青い瓦屋根とアールの効いた窓がノスタルジックな雰囲気。店名の「Tallo(タロ)」は、フィンランド語の“家”が由来となっています

18:00【ナチュラルワイン 混醸】ブドウのように人と人とが混ざり合う、ワイン酒場で乾杯!

▲右から「季節のポテトサラダ」600円、「藤沢みやじ豚 ロースのロースト ゴルゴンゾーラとワサビのソース」2,500円、ロゼワイン「ミル リュー レバッフォン」グラス800円~

江ノ電「藤沢駅」から徒歩3分。藤沢の飲食街の一角にあるのが、ナチュラルワインと創作イタリアンのお店【混醸(こんじょう)】。藤沢のイタリアン「Gotta」がオーナーを務める店ということもあり、料理もワインもこだわりがいっぱいです。

料理はイタリアンをベースにアジアンテイストも取り入れた創作メニューが人気。常連客が必ず注文するメニューが、混醸名物の「季節のポテトサラダ」。サケ、サバやタラなど脂の乗った旬の魚介を主役にした一品です。その他、地元・藤沢のブランド豚を使った「藤沢みやじ豚 ロースのロースト ゴルゴンゾーラとワサビのソース」や、豚肉やポテトサラダとの相性も抜群のナチュラルワイン「Mille Lieux Les Bas Fonds(ミル リュー レバッフォン)」のロゼワインもご一緒に。最高のペアリングを楽しんで。

▲ソムリエおすすめのナチュラルワイン3選。左からイタリアの赤「バルスリーナ」、フランスのロゼ「ミル リュー レバッフォン」、イタリアの白「リトロッツォ」。ワインはグラス800円~、ボトル4,800円~

店名の「混醸」は、様々な品種のブドウが混じり合う“混醸ワイン”が由来。ブドウのように人と人とが混ざり合う出会いの場所になれば、という思いが込められています。

旅の終着駅「混醸」のナチュラルワインで乾杯! 今日一日の思い出を語らいながら、心ゆくまで楽しい夜を過ごしましょう。

監修 湘南スタイルマガジン
取材・文 小宮山真美
写真 立原継望