鶴岡八幡宮境内入口から徒歩2分ほど。路地を入ったところにあるのが「古民家カフェ ユキノシタ」です。趣のある築80年の日本家屋と庭をいかしたカフェで、動物性食材を使わないのにコクのある美味しさのヴィーガンスパイスカレーやケーキ、東ティモール産の香り高い有機栽培コーヒーなどをゆったりと楽しめます。
鶴岡八幡宮境内入口から徒歩2分ほど。路地を入ったところにあるのが「古民家カフェ ユキノシタ」です。趣のある築80年の日本家屋と庭をいかしたカフェで、動物性食材を使わないのにコクのある美味しさのヴィーガンスパイスカレーやケーキ、東ティモール産の香り高い有機栽培コーヒーなどをゆったりと楽しめます。
カフェへの入口は砂利が敷き詰められ、縁側や奥の庭へのアプローチになっています。手前にある沓脱石(くつぬぎいし)の所からガラス戸を開けて靴を履いたまま店内に入り、先に注文をします。気持ちのよい風が吹き抜ける縁側やお庭にある席はワンちゃん連れもOKです。
梁や壁といった基本構造は残しつつ、障子やふすまは取り払ってガラス戸に、畳が敷かれていた床はフローリングにするといった改修を経て、2024年2月、築80年の日本家屋が「古民家カフェ ユキノシタ」に生まれ変わりました。
前オーナーが生活の中で使っていたテーブルや椅子などの家具、照明器具、カップ等もカフェに引き継がれ、大切に使われています。
カフェ一番の人気メニュー「ユキノシタ スパイスカレー」は動物性食材を使用せず、昆布や椎茸などの乾物と野菜で丁寧に出汁を取り、長期間熟成の味噌や自家製の玉ねぎ麹で旨味とコクを出し、オリジナルで調合されたスパイスをふんだんに使って完成するそうです。具材が溶け込んでサラっとしたカレーは少し辛口ですが、口に入れた時に感じる辛みはすぐに消え、豊かなスパイスの香りが口中に広がります。そして、ほのかな味噌の旨味と麹の甘みも。付け合わせの紫キャベツの酢漬け、根菜アチャール(インドの漬物)もさっぱりとした酸味がカレーによく合います。
スイーツのおすすめは逗子でヴィーガン料理やケーキを提供している SANTÉ!(サンテ)さんのケーキ2種盛り合わせ。「レモンジンジャーケーキ」と「クランベリーのヴィーガンベイクドチーズケーキ」は、国産レモンと生姜、きび糖でつくられたジンジャージャムや厳選された素材で丁寧に作られていて、濃厚な美味しさです。
平日の朝11時まで注文できるセットメニューは遅めの朝食やブランチに人気です。海藻ソーセージと枝豆ディップのオープンサンド(ハーフサイズ)か、自家製バナナジャムとキャラメルソースのトーストセット(ともにドリンク付き)を選べます。パンは小町のベーカリーBREAD IT BE のトースト、ソーセージは雪ノ下の老舗アルトシュタットのものを使っているそうです。
取り壊し寸前であったこの建物と出会い、改修に約半年もの時間をかけ築80年の日本家屋を再生し、お店を開いたリサさんは語ります。「鎌倉には素敵な建物がたくさんあるのに、どんどん取り壊されていってしまうのが寂しく、残念に思っていました。建物を遺して、古民家カフェや宿泊施設などがもっとできて、みんなが集える場所がたくさんできたらいいなと思います。」
「古民家カフェ ユキノシタ」オープンにあたってのコンセプトは「古いものでも、使えるものは遺して使っていく」だそうです。前オーナーから譲り受けた家具や食器を大切に使い、その想いを引き継ぐ。また、地産地消を意識して地域の食材を積極的にメニューに取り入れていく。こんなサステナブルな価値観を持つ「古民家カフェ ユキノシタ」。隠れ家のような素敵なカフェで、鎌倉の魅力を再発見できるかもしれません。
なお、お支払いはキャッシュレス決済のみに対応しておりますので、ご用意ください。
取材:ALOHAS
※掲載情報は2024年4月取材時点のものです。
※掲載している情報が変更になっている可能性がございますので、公式サイト等で最新の情報をご確認ください。