鶴岡八幡宮から徒歩5分。2023年12月、金沢街道沿いにオープンしたのが「カズローデリカマクラ」です。中東地域の庶民的な食べ物ファラフェルサンドと野菜たっぷりのベジボウルを中心にした、動物性食材を使わないヴィーガンメニューが評判のカフェです。
鶴岡八幡宮から徒歩5分。2023年12月、金沢街道沿いにオープンしたのが「カズローデリカマクラ」です。中東地域の庶民的な食べ物ファラフェルサンドと野菜たっぷりのベジボウルを中心にした、動物性食材を使わないヴィーガンメニューが評判のカフェです。
中東地域で主食として食べられているピタパンは小麦粉や水、オリーブオイルなどでつくられるポケット状のパン。薄い生地ながら破れにくく、中にはさんだ具材の旨味を引き立てます。
「ファラフェルサンド」は渡邉さんが毎朝フライパンで焼くピタパンに、ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)、フムス、トマト、レタス、玉ねぎ、キヌアをはさみ、豆乳ヨーグルトのディップをトッピングしたもの。ヘルシーで食べごたえがあり、単品でもスープとのセットでも注文ができます。
「風のベジボウル」の炊き込みごはんは10種類あり、日替わりで毎日違うごはんが提供されます。添えられる惣菜はファラフェル、パセリのサラダ、ナスとレンズ豆のザクロ果汁煮込み、マスタードポテトサラダ、スパイシーなキャロットラペ、レバノンのコールスロー等、すべて動物性食材不使用です。
ボリュームたっぷりですが、優しい味付けなので胃にもたれず軽やか。ごはんと混ぜ合わせながら食べるのがおすすめです。
フードやドリンクメニューはすべてテイクアウトに対応されているとのこと。
この日のケーキは「バクラヴァ」と「バスブーサ」。二つとも中東の伝統的ケーキですが、材料の卵をバナナに変え、豆乳ヨーグルトを使用するなどヴィーガンレシピでつくられています。
コーヒーは鎌倉のcafé vivement dimancheから浅煎りの豆を、Baked Sweets TOROkkoから中深煎り豆を仕入れ、お客様の好みに合わせてお出ししているそうです。
店主の渡邉和郎さんは30代に勤めた貿易会社で、外国の食材を輸入し、都内のレストランなどに販売する仕事を担当。その時に海外のシェフたちと知り合ったことが現在のベースになっているそうで、とりわけ「イスラエル人のシェフから中東の料理を紹介されて輸入したフムスなどが、外国人向けスーパーで大人気になったんです」と、渡邉さん。
その後、縁あって北鎌倉のシェアアトリエ「たからの庭」でコーヒースタンド出店を経験し、「そこから新しいキャリアデザインが始まった」そうです。
2017年には鎌倉駅近く、若宮大路沿いのテナントに「デイリースタンド ワカミヤキオスク」を開店し、ファラフェルサンドなどの中東料理の惣菜やコーヒーなどテイクアウトを中心に販売。移転先として、2023年12月に「カズローデリカマクラ」をオープンしました。
お店のお客様は鎌倉在住の外国人や地元の女性が中心で、少しずつ海外からの旅行者も増えてきているそうです。日本ではまだ馴染みの薄い中東の料理やヴィーガンメニューですが、食を通じて、その国の文化が見えてくることもあるかもしれません。カズローデリカマクラにぜひお立ち寄りください。
取材:ALOHAS
※掲載情報は2024年4月取材時点のものです。
※掲載している情報が変更になっている可能性がございますので、公式サイト等で最新の情報をご確認ください。