2023年9月に小田急「鵠沼海岸駅」近くにオープンしたカフェ【Better Together Coffee】。鵠沼海岸で育った石榑那海(ナミカ)さんと山崎李海(モモカ)さん姉妹が2人で営むカフェです。
カフェ文化の中心地ともいわれるオーストラリアのメルボルンで人気のカフェ「Market Lane Coffee(マーケット・レーン・コーヒー)」のバリスタとして働いていた李海さんがメルボルンのコーヒー文化と本場の味を、那海さんがグルテンフリーの身体に優しい自家製スイーツを提供しています。
コーヒー豆は、李海さんが働いていた「マーケット・レーン・コーヒー」から直接輸入。常時、ここのコーヒーを提供しているカフェは国内でも稀で、湘南では唯一なのだとか。「マーケット・レーン・コーヒーは、農家さんとの関係性を大切にしていて、豆の特徴が感じられる焙煎方法にこだわっています。クリーンな味わいでどなたでも飲みやすいので、地元・鵠沼の皆さんにもぜひ知ってもらいたいです」と李海さん。
▲那海さんと李海さんの2人でお店を切り盛りしています
コロナ禍で一緒にいる時間が増え、李海さんが家族のためにコーヒーを淹れたり、2人でお菓子づくりをしてコーヒーのペアリングを楽しんだりするうちに、「一緒にカフェをやりたい」という夢が膨らんでいったそう。2022年7月には、コーヒーを勉強しようと李海さんがメルボルンへ1年間のワーキングホリデーに。
李海さんがメルボルンでコーヒーの知識を学び、経験を積んでいる間、那海さんは日本でスイーツの研究をしながら物件探し。離れた場所で互いにカフェづくりへの準備を進め、約1年かけてお店のオープンを実現したそう。今では、近所の人たちが偶然集まり、井戸端会議が開かれる地域の憩いの場所になっています。
店名でもあるBetter Together=「一緒だとより良い」という言葉は、姉妹が協力したからこそ実現したこの店の成り立ち、そして、この店のコンセプト「コーヒーに何かをプラスして、より良い時間を過ごせますように」という思いとも重なっています。
▲本日のコーヒーとバナナブレッドのセット「ベタートゥギャザーコンボ」1,000円
人気メニューの「ベタートゥギャザーコンボ」は、「バナナブレッド」と「本日のコーヒー」のセットです。バナナブレッドは、トーストしてバターを乗せて食べるのがメルボルンスタイル。自家製でグルテンフリー、材料選びからこだわった一品です。
「基本的に焼き菓子は米粉を使用して作ったグルテンフリーのお菓子です。身体への負担が少なく、子どもから大人まで、同じスイーツを一緒に楽しんでいただけます」と那海さん。
健康を意識する人やアレルギーの人など乳製品を控えている人も味わえる、ヴィーガンの「チョコレートチャンククッキー」も人気です。「今後は、オーストラリアで行われている、イースターやアンザックデーなどのイベントのお菓子も手作りで提供していけたらと思っています」。
▲一杯一杯丁寧にコーヒーを淹れています。テイクアウトもOK!
「メルボルンには朝の時間に、カフェで一杯のコーヒーを飲む文化が根付いています。湘南でもそんなコーヒー文化を広げていけたら。そして、ゆくゆくはコーヒー豆の焙煎にも挑戦したいと思っています」と李海さん。
ベタートゥギャザーコーヒーの美味しいコーヒーとお菓子で、湘南の素敵な朝を過ごして♪
▲木のぬくもりを感じる店内には、小さなキッズコーナーも。子ども連れでも来店しやすい
▲「マーケット・レーン・コーヒー」のコーヒー豆も購入可能。250g 4,000円〜(豆の種類により価格は異なります)
▲外のベンチにはワンちゃん用の水トレーも用意。お散歩の途中にも立ち寄りたい