弁財天さまはもともとインドの水の神に由来し、海の神、そして音楽などの芸能の神、さらには福徳財宝の神として広く信仰を集めてきました。江島神社は近江琵琶湖に浮かぶ竹生島と安芸の宮島と並び日本三大弁財天の一つに数えられています。
鎌倉時代には武将や僧侶たちが祈願する聖なる場所であり、徳川家康も征夷大将軍になる前に祈祷に参詣されました。
奉安殿には八臂弁財天・妙音弁財天の両御尊像のほかにも源頼朝、北条政子、弘法大使、杉山和一(検校)などに由来する宝物が収蔵されています。じっくりと鑑賞してお楽しみください。