• 遊行寺
  • 遊行寺
  • 遊行寺

藤沢駅

遊行寺
ユギョウジ

大銀杏の秋の黄葉が美しい、時宗総本山

藤沢駅北口から徒歩約15分の場所にある【遊行寺(ユギョウジ)】。正式名称は「藤澤山無量光院清浄光寺(とうたくさん むりょうこういん しょうじょうこうじ)」といい、藤沢宿発祥の地と言われています。

遊行寺の成り立ちは、全国を歩き「南無阿弥陀仏」の念仏札を民衆に配る旅を長年続けていた宗祖・一遍上人(いっぺんしょうにん)から始まります。
信仰のある人、ない人にも分け隔てなく、旅をしながら「念仏札」と「踊り念仏」で極楽浄土へと導いた一遍上人は、当時の人々にとって大きな救いとなったことでしょう。

歌いながらみんなで踊ったという「踊り念仏」は、全国各地の盆踊りのルーツになったとも言われています。

この一遍上人やその教えを受け継ぐ者の敬称を「遊行上人」といい、遊行四代他阿呑海上人(どんかいしょうにん)が「藤澤山無量光院清浄光寺」を開山して以来、遊行上人が住む寺として「遊行寺」という通称で親しまれています。

春にはハクモクレンや桜、夏には菖蒲やアジサイ、ハスなどが見頃を迎えますが、何と言っても境内の中央にそびえ立つ樹齢700年とも言われる御神木「大銀杏」が鮮やかに境内を彩る秋の黄葉が有名です。

▲遊行寺の大銀杏は藤沢市の天然記念物に指定されています。昭和57年と令和元年、2度の台風で一部の枝が折れてしまいましたが、いまも秋になると見事な黄葉を見ることができます

▲春には惣門から続くいろは坂や、境内を桜が彩ります

▲本堂の前では、宗祖・一遍上人像が参拝者を出迎えてくれます

▲踊り念仏が“盆踊り”のルーツであることから、毎年7月末には遊行寺境内などを主会場に「遊行の盆」が開催されます。日本三大盆踊りの“阿波踊り”“郡上踊り”“西馬音内盆踊り(にしもないのぼんおどり)”の競演を楽しむことができます

▲遊行寺の惣門から続くアプローチは桜並木になっており、春には満開の桜のトンネルになります

取材協力:原田寛

掲載記事

概要

※掲載している情報が変更になっている可能性がございますので、公式サイト等で最新の情報をご確認ください。

店舗名
遊行寺
ユギョウジ
住所
〒251-0001 神奈川県藤沢市西富1-8-1
TEL
0466-22-2063
アクセス
江ノ電・小田急・JR「藤沢駅」北口より徒歩約15分 または 藤沢駅北口4番または5番のりば神奈川中央交通バス「戸塚バスセンター行」「大船駅西口行」乗車、「藤沢橋」下車
営業/拝観時間
5:00-17:00(寺務所受付 9:00-16:00)
定休日
なし
公式サイト
こちら