【鎌倉古今(かまくらここん)】は、築160年以上の建物をフルリノベーションした、1日2組だけの古民家ホテル。
閑静な邸宅地の一角、鉄の門扉の先に足を踏み入れると、くるりと昔の世界に巻き戻されるような錯覚に。美しい瓦葺きの屋根、歳月に洗われて艶を増した木の床、まるで老舗旅館を訪れたかのような風格ある日本家屋が、鎌倉の山に抱かれるように佇んでいる。
日本庭園を望む玄関とその奥にあるレストランを中心に、80㎡以上のスイートがふたつ。扉を開けると、すうっと空気が変わる 「蔵メゾネットスイート」 は、明治時代の蔵を改装したもの。大きな窓から景色が楽しめる 「古今メゾネットスイート」 は、広々としたリビングもあり、別荘で暮らすように過ごせそう。古いガラスが表情豊かな格子戸、太い梁に畳の香り。趣深い和の風情がありつつ、なぜか重さを感じさせない。