江ノ電・江ノ島駅から徒歩5分。かつて江の島詣の人々が行き交った旧参道沿いに佇む、日蓮宗の寺院「常立寺」。駅の近くにありながら、境内へ一歩足を踏み入れると街の音が少し遠のき、穏やかな時間が流れます。境内には、鎌倉時代に元から使者として日本を訪れ、この地で命を落とした杜世忠らを弔う「元使塚」が残され、長い歳月を経た今も片瀬の歴史を静かに伝えています。2月から3月上旬にかけては紅白の枝垂れ梅が見頃を迎え、静謐な境内がふわりと華やぐ季節。江の島へ向かう道すがら、可憐な梅を愛でながら、季節の気配と、この土地が重ねてきた記憶にそっと触れてみて。


