長谷駅から海方向へ歩いて5分ほど。海沿いの坂ノ下地区の一角にあり、鎌倉の古民家カフェの先駆け的な存在であった「cafe 坂の下」(2007年開店)が2023年6月にクローズ。そのわずか3か月後、築100年の古民家を新オーナーが引き継ぎ、9月6日に新たにカフェをオープンしました。新しくなった店の名前は「サカノシタ(sacanosita)」です。
長谷駅から海方向へ歩いて5分ほど。海沿いの坂ノ下地区の一角にあり、鎌倉の古民家カフェの先駆け的な存在であった「cafe 坂の下」(2007年開店)が2023年6月にクローズ。そのわずか3か月後、築100年の古民家を新オーナーが引き継ぎ、9月6日に新たにカフェをオープンしました。新しくなった店の名前は「サカノシタ(sacanosita)」です。
旧店舗の看板メニューだったパンケーキ。サカノシタ(sacanosita)では、この場所にパンケーキを食べにきていただくお客様の期待を裏切らず、そして今までとは違うスタイルのものをつくるために粉の配合の検討からスタート。何ヶ月も試作を重ねて完成したパンケーキは甘さ控えめで、しっとりとして軽い食感です。オーダーのたびに材料を配合し、1枚ずつ丁寧に焼き上げているそうです。
cafe 坂の下からカフェを引き継いだオーナーのリサさんは横須賀出身。古民家が大好きで、将来は自分でカフェやワークショップをやりたいという夢を持っていたそうです。そして、趣味の古民家カフェ巡りを続けるなかで、以前から通っていたcafe 坂の下が閉店することを知り、それがきっかけとなって、旧オーナー様とのご縁が繋がり、晴れて古民家カフェのオーナーに。
「静かにゆったりした時間を過ごしていただけるよう、メニューを再検討し、価格も見直しました」と語るリサさん。人気TVドラマの舞台となった旧店舗を懐かしむ方も多いそうですが、そんな古くからのお客様のアドバイスも参考にしながら、スタッフみんなで店づくり、新しいメニューづくりをされています。長谷・極楽寺方面を散策する際にはぜひお立ち寄りください。
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参拝客で賑わう鶴岡八幡宮境内の西側には、源頼朝公の邸宅だった大倉(蔵)御所があり、その西側の門に由来する「西御門(にしみかど)」という地名が残っています。付近には有力な御家人たちのお屋敷もあり武家政治の中心的なエリアでした。今は学校や住宅も多いこの西御門の一角に、2023年6月に開店したのが「Nishimikado have cafe」です。
メニューの説明やオーダーを受ける際のはっきりとしたコミュニケーションに独特の安心感があり、質問をしてみたところ「前職は航空自衛官をしていました。一般企業より早い定年の年齢もあり10年度ほど前から自衛官退職後の夢としてカフェを開くことを考えていました」と、23年春に都内から移住されたばかりのオーナー、鈴木さんが教えてくださいました。
「以前からワンちゃんを飼っていまして、家族の一員であるペットと人が一緒に寛げるお店を作りたかったんです」と鈴木さん。「うちのワンちゃんが焼き芋好きだったこともあり、焼き芋を中心にメニューを作ろうと。サツマイモは千葉県の農家さんから直接仕入れています。」
専用の焼き芋壺を使って1時間半以上かけて焼き上げる「焼き芋」がお店の看板メニュー。開店時間に合わせて焼きあがるように朝イチから用意をされるそう。
お店には愛らしい2匹の看板犬「ハル」ちゃんと「ブー」ちゃんが居て、タイミングが合えばお店に入ってこられるお客さんを出迎えてくれます。
航空自衛隊の元同僚だったという息の合うお二人のバイタリティーあふれる明るさ、人だけでなくペットとの関わり方が地域に溶け込み、多くの方を魅了するお店として根付いてゆくことでしょう。西御門周辺の散策の際にはぜひお立ち寄りください。
鎌倉駅東口から徒歩6分ほど。小町通りと若宮大路へつながる路地に建つビル2階2023年8月オープンしたのが、モダン和風カフェ「RURU KAMAKURA(ルル カマクラ)」です。お店の中央にある大きなテーブルの上面には、お寺などの庭園を思わせ白い砂紋があり、その上を静かに水が流れています。この斬新な「水テーブル」で、羊羹に見立てた濃厚なテリーヌと香り高い抹茶ラテをいただくことができる新しいコンセプトのカフェです。
ロの字型の「水テーブル」には乳白色の小石が敷かれ、箒で掃いたような砂紋が描かれています。そして、その上をさらさらと静かに水が流れて行くという、何とも不思議な空間。これは、石や砂だけで水の流れを表現する日本庭園(枯山水)のイメージから発想したものだそうです。本来の枯山水とは意味合いが異なりますが、水を使った枯山水ということで、RURU KAMAKURAでは「濡山水(ぬれさんすい)」テーブルと呼んでいます。目の前で揺らめく水の動きを眺めていると、小町通りの賑わいが嘘のような、別世界にいるような気分になります。
抹茶やほうじ茶にホワイトチョコ、生クリーム、バター、卵を合わせ、じっくりと低温で焼き上げるのがRURU KAMAKURAの「羊羹テリーヌ」です。濃厚ながらしっとりした食感で、それぞれのお茶の風味が口のなか一杯に広がります。和皿、笹の葉、木のフォークとともに供され、見た目は和菓子そのものですが、中身はパティシエがつくる本格的な洋風スイーツとなっています。
レギュラーのテリーヌ以外に、さつまいもなど旬の素材を使った季節限定のバリエーションも提供されているそうです。(RURU KAMAKURAのメニューは各種羊羹テリーヌとラテなどドリンクとのセットメニューのみ。テリーヌのみ、ドリンクのみのオーダーはできません。)
オープン以来、連日お客様でいっぱいのRURU KAMAKURA。鎌倉での開店にあたって、店主を務める奥田さんは古都鎌倉のイメージに合う和風バージョンの水テーブルカフェということで、日本庭園の枯山水から発想した「濡山水」をコンセプトにテーブルや店舗のデザインを行い、羊羹に見立てたテリーヌというメニューを開発されたそうです。
世界で一つだけの「濡山水」テーブルでいただく羊羹テリーヌとラテ。鎌倉周辺の散策途中の癒しスポットとして、「体験」されてみてはいかがでしょうか?