藤沢駅から徒歩5分。ビルの2階にある「カフェ パンセ」はコーヒーとホームメードケーキが人気のお店です。1988年にマスターの金井さんが創業した当時、ケーキは2種類だけだったそうですが、今では通年で20種類以上をラインナップし、季節ごとに旬の味を提供しています。「うちのはカフェのケーキだから、手の込んだ仕上げはしていません。」と語る金井さんですが、素材の味を生かした甘さ控え目のタルトの他、シフォンケーキやガトーショコラなどにも多くのファンがいるそうです。すべて1ピース480円。
しらすや帆立など常時2~3種類用意されているキッシュも人気のメニュー。調味に使う塩を極力抑え、素材の味を生かす工夫をしているそうです。一つひとつ注文ごとにカットされ、温かくしてサーブされるので、食べるとすぐに旨味が口の中に広がります。
カフェ パンセのコーヒーは3年以上寝かせ、熟成させた生豆を使うオールドビーンズコーヒー。沸騰したお湯を80~85℃にしてから、マスターがネルドリップで一杯ずつ丁寧に淹れてくれます。酸味が抑えられたまろやかなで深い味わいが特徴です。5種類のストレートコーヒーのほか、ブレンドやエスプレッソもあります。
特等席はここ。陽光が降り注ぐ明るい席で江ノ電の往来を眺めながら思索(パンセ)にふけるのも一興です。
ガラス張りで明るい窓側の席、左奥には昔の喫茶店風のカウンターとテーブル席。どちらも長居したくなる落ち着いた空間で、ゆったりした時間が流れています。ランチやケーキを楽しむ昔からのお客様に加え、最近はレトロな店の雰囲気に惹かれて訪れる若い女性客も多いそうです。
二カ月に一度、ジャズやラテンの一流ミュージシャンによるライブも開催されています。
遠方でお店を訪れることが難しい方には、タルトやキッシュのお取り寄せ(通信販売)もされているそうです。
取材 ALOHAS
※価格はすべて税込みです。
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