海辺だけじゃない!丘の上や坂の途中にも美味しい、楽しいが沢山

七里ガ浜をまるっと巡る おさんぽ旅

海風香る江ノ電【七里ヶ浜駅】を起点に。まずは七里ヶ浜海岸へ!

▲住宅が立ち並ぶ通り沿いにある「七里ヶ浜駅」。ホームの両端から入場することができ、交通系ICはもちろんのこと、クレジットカードでのタッチ決済にも対応しています

藤沢駅と鎌倉駅間を結ぶ江ノ電沿線のほぼ中間にあるのが、七里ヶ浜駅です。江の島や相模湾ビューといったロケーションと、世界一の朝食と言われるパンケーキや卵料理が人気の「bills 七里ヶ浜」や、鎌倉でカレーと言えば「モアナマカイ珊瑚礁」、というような人気店が多い海沿いは、湘南屈指の観光エリアです。

ビーチサイドだけでなく、坂道を登った先にもローカル色の強い個性豊かなお店が多く、散策やショッピングスポットも多いことをご存知ですか?今回は、そんな七里ガ浜の魅力を余すところなくご紹介します。

▲七里ヶ浜海岸から望む江の島方面。美しい眺めは、浮世絵の時代から変わりません

干潮時には広い砂浜が現れる七里ヶ浜海岸は、日本の渚100選にも選ばれた湘南を代表する観光名所です。腰越との境目、小動岬から稲村ガ崎までの約2.9kmの海岸です。波がある日には、サーファーが波乗りに興じ、風がよい日には、ヨットの格好のゲレンデに。潮が良い日には、漁船が浮かぶ相模湾が目の前に広がっています。

砂浜に降りて、波打ち際を歩き、沖を眺めて過ごすひと時――。江ノ電各駅の中でも、七里ヶ浜駅は、お隣の鎌倉高校前駅に次ぐ海近の駅です。行合川沿いに歩いてわずか3分でビーチに到着します。まずは海岸を目指しましょう!

▲七里ヶ浜駅からすぐの踏切近くにある「七里ヶ浜駅」バス停から、七里ヶ浜循環バスに乗車できます

海とは反対側、江ノ電の線路を越えたあたりから丘陵地となり、坂道が多い地形となっています。ほぼ1時間に3本のペースで走っている七里ヶ浜循環バスに乗れば、坂道を歩くことなく、丘の上まで簡単にアクセスできます。料金(2026年3月31日~)は大人240円、小児IC50円です。

▲七里ヶ浜駅バス停から乗車し、鎌倉プリンスホテル最寄りの「潮騒通り」を経て、「七里ガ浜桜のプロムナード前」まで、わずか2分ほどで到着!坂道をてくてくと歩くと13分ほどの距離が、バスならあっという間です

住宅が立ち並ぶ七里ガ浜や稲村ガ崎の住民御用達のスーパーや地域密着の飲食店が軒を連ねるのが、七里ガ浜 桜のプロムナードです。

南国風情を感じるヤシの木をはじめ、ソメイヨシノが並ぶ広い遊歩道は、住民の憩いのスペースにもなっています。近くには、ウクレレの専門ショップ、Quiet Villageやケーキが評判の稲村ヶ崎洋菓子店もあり、じっくりと散策を楽しむ方が増えています。

地物の鮮魚と鎌倉野菜でつくる魚料理や和食が評判のお店【さらい】

▲桜のプロムナードのほぼ中央にある「さらい」。グレーの建物が目印です

せっかく鎌倉まで足をのばしたのなら、相模湾の海の幸や鎌倉野菜などの豊かな食材を活かしたお料理を楽しみたいもの。この七里ガ浜で開店から32年を迎えた「さらい」は、地元のお客さまを中心に支持される名店です。

▲落ち着いた雰囲気の清潔感溢れる店内。ゆっくりと食事と会話を楽しむことができます

ご主人は、割烹料理店で腕を磨いた後、七里ガ浜にさらいを開店。現在32年目を迎えました。

開店以来、平塚や佐島などの市場へ毎日出向き、地物の魚介を目利きし、近隣の農家さんから新鮮な野菜を直接仕入れているそうです。海も畑も近くにある鎌倉の自然の恵みを活かし、丁寧に調理し提供していることが、凛とした店内の雰囲気からも伝わってきます。

▲食事メニューから「ばらちらし」、奥は「釜揚げしらすとあじのハーフ」。左は「鎌倉野菜の炊き合わせ」も人気の一品です

春らしい華やかな「ばらちらし」はお店の看板メニュー。この日のネタは、かんぱち、真鯛、スズキ、ヒラメ、鮪といくら。自家製の漬け醤油で下味をつけた、さいの目状に切られた鮮魚を口に運ぶと、異なる旨味が広がります。上品に味付けされたご飯も絶妙で、いっそう魚の味わいを広げてくれるようです。(※ばらちらしのネタは季節や旬で変わります)

「地物あじのづけ丼」と「釜揚げしらす丼」を半分ずつ盛り合わせた「釜揚げしらすとあじのハーフ」は、ばらちらしと並ぶ人気メニューとのこと。新鮮な鯵とたっぷりのしらすを一度に食すことができる嬉しい丼です。相模湾の朝採れ鯵は、溶けるような脂感と新鮮な身のぷりっとした両方の食感があります。自家製の漬け醤油で漬けた鯵は、鯵の本来の風味をいっそう感じられるようです。「当店では自家製の漬け醤油を使うことで、その魚がもつ旨味を引き出すようにしています」とのこと。

食事メニュー以外の一品料理も充実しています。写真の「鎌倉野菜の炊き合わせ」は、大根や里芋など別々にお出汁で炊いたものを、最後にまた別のお出汁で炊き合わせ、味を決めるという手の込んだ一品です。出来上がりの美しさだけでなく、上品な和の味わいに驚きます。

他にも、出汁まき玉子や地魚フライ盛り合わせをはじめ、手作りというプリンや白ゴマアイスなどデザートまで多様なメニューが用意されています。

さらいは、昼夜の2部制の営業ですが、メニューは共通です。ランチ利用だけでなく、夕食に訪れるのも良さそうです。丁寧に調理された和食、新鮮な魚料理の数々と選りすぐりのお酒を一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

さらい
住所 鎌倉市七里ガ浜東3-1-11
TEL 0467-31-0803
アクセス 江ノ島電鉄「七里ヶ浜駅」から徒歩14分
営業時間 【ランチ】11:30~14:30(L.O.14:00) 【ディナー】17:00~21:00(L.O.20:00)
定休日 水曜、木曜 祝日の場合は営業

鎌倉プリンスホテル敷地内の新レジャースポット。コーヒースタンドやショップも魅力的な【Pacific GOLF CLUB】

▲鎌倉プリンスホテルの敷地に入ってすぐ左手にPacific GOLF CLUBのエントランスがあります

ランチをいただいた後は、七里ガ浜桜のプロムナード周辺の散策がお薦めです。そして、再び海方面へ向かう途中、鎌倉プリンスホテルの敷地にある話題のスポットもチェックしましょう!

Pacific GOLF CLUBのロゴを見て、ピン!ときた方も多いのではないでしょうか。同施設は、七里ヶ浜海岸駐車場内でハワイアンテイストの食事を提供する「Pacific DRIVE-IN」や、プロムナードにある人気のパティスリーショップ「Pacific BAKERY」の姉妹店です。鎌倉プリンスホテル直営だったゴルフ練習場を引き継ぎ、Pacific GOLF CLUBとして、24年5月2日にリニューアルオープンしました。

▲吹き抜けのエントランス正面にあるショップは、オリジナルのゴルフウエアやグッズが販売されています

ゴルフ練習場とは思えないほどカジュアルで明るい雰囲気のエントランス。その正面にあるショップには、Pacific GOLF CLUBオリジナルの商品が並んでいます。アパレルは、男性用、女性用さらにキッズ用まで。タンブラーやバイザーなど普段使い出来そうな商品も多く、ゴルファー以外も楽しむことができます。

▲タウンユースできるアイテムも充実!中でもTシャツやポロシャツなど、普段着に使えそうなユニセックスの商品も多く、ゴルファーに限らず、お土産選びやショッピングにもぴったりです

▲ショップの左隣には、ゴルフ練習場の受付カウンターがあり、さらに奥にはコーヒースタンド「Pacific STAND-IN」が。ゴルフ練習をしないお客さまの利用も大歓迎とのことです

ゴルフ練習後にひと息を入れるお客さま向けのコーヒースタンド「Pacific STAND-IN」では、Pacific DRIVE-INと同じコーヒー豆を使ったホットコーヒーやアイスコーヒーをはじめ、各種ソフトドリンクからビールなどアルコール類も販売しています。週末には、姉妹店のPacific BAKERYで製造された焼き立てのスコーンなどのパティスリーも並ぶとのこと。散策途中のブレイクに、こちらに立ち寄るのも良さそうです。

▲ガラス張りで外光もたっぷり入る明るいカフェエリア。ソファーで寛ぎながら、ドリンクをいただきましょう

施設内には、白金の人気ピラティススタジオが運営する「Pilates Studio eleven七里ヶ浜」も併設されています。グループでの体験レッスンも提供していますので、ご興味のある方は、ホームページからお問い合わせ、お申し込みをしてみてはいかがでしょうか。

▲フォームのチェックやゲーム感覚で練習できる最新設備が導入されたドライビングレンジ

Pacific GOLF CLUBは、132もの打席数を誇る本格的なゴルフ練習場として近隣のゴルファーから支持を集めています。5名もの所属プロが揃うレッスン・スクールも評判で、年齢や性別を問わず初心者の利用も多いのが特徴です。ゴルフをはじめてみたいという方、もしくは久しぶりに再開してみようという方、開放的でお洒落なPacific GOLF CLUBへまずは体験にお出かけみてはいかがでしょうか。

Pacific GOLF CLUB
住所 鎌倉市七里ガ浜東1-2-18
TEL 0467-55-8040
アクセス 江ノ島電鉄「七里ヶ浜駅」から徒歩約8分
営業時間 平日8:00~21:00 土日祝日7:00~21:00
(ショップ9:00~18:00。コーヒースタンドは施設と同じ※L.O.20:00)
※天候等により、営業時間が変更または休止になる場合があります。
定休日 不定休

七里ヶ浜海岸前で味わう熱々ポテトフライと手作りシェイクの専門店【potatis】

▲七里ヶ浜海岸の目の前、行合橋からすぐの場所にある2階建ての青いKAMAKURA310ビルが目印です

丘の上も含めると意外と広い七里ガ浜エリア。まるっと散策を楽しんで、お腹が空いてきたら、おやつ時間を楽しみましょう。七里ガ浜のビーチフロントにある、全国的にも珍しいフライドポテトとシェイクの専門店「potatis(ポタティス)」を訪れましょう。Pacifin GOLF CLUBからは、歩いて11分ほど。七里ヶ浜駅からは3分の場所にあります。

▲建物中央階段から入るpotatisの店内は、まるで船内のような空間にワクワクします

船の装備品やアンティーク家具で装飾された店内は、まるで船内の食堂の趣。開かれた入口ドアからは、相模湾の水平線が見える距離感です。店内でイートインするもよし、商品が出来る上がるまで待って、テイクアウトして海辺でいただくのもいいですね。(上空のトビには、くれぐれも注意しましょう)

▲皮つきのウエッジのLサイズ(左)とスティックのMサイズ(右)

看板メニューのポテトフライは、まずポテトの種類とサイズを選びます。ポテトは、皮つきのポテトをカットした「ウエッジ」やポピュラーな形状の「スティック」の定番のほか、小さなサイズのじゃがいもをそのまま素揚げする「ミニ」や格子状(網目状)にカットされた「ラティス」など、全5種から選びます。

さらに迷うのが、ディップ用のソースです。常時12種類のソースがあり、ポテトひとつにソース1つが付いてきます。一番人気という、「明太マヨ」と、定番という「ガーリックバジルマヨ」、さらに「アンチョビバター」を追加してみました。(追加ソースは別料金)

ポテトは、オーダーが入ってから調理をスタート。180℃の大豆油でじっくりと揚げた熱々が提供されます。まずは、その揚げたてのポテトをひと口。ウエッジは、カリっとした食感の後、中のホクホク感が絶妙です。スティックは、全体的にソフトな食感で食べやすく、口に運ぶ手が止まりません。ほんのりと塩味もあり、ディップなしでも素朴なじゃがいもの食感と風味が楽しめます。他のミニやラティスとの違いも試したくなります。

途中からは、ディップで味変を楽しみましょう。明太マヨは、ほんのり辛味を感じながらも濃厚な風味と酸味のバランスが見事です。ガーリックバジルマヨやアンチョビバターも癖になる味で、あっという間にポテトが無くなってしまいました!オリジナルレシピというディップの虜になって、リピートされるご近所のお客さまが多いというのも頷けます。

▲バニラ味またはヨーグルト味のベースに、ソースやトッピングを選んでカスタムします。写真はSサイズ。ひとまわり大きなRサイズもあります

熱々のポテトの後は、冷たいシェイクをいただきましょう。potatisのシェイクは、アイスクリームのように濃厚なバニラシェイクと、爽やか且つクリーミーなヨーグルトシェイクの2種類があります。どちらをベースにするかを決め、さらにチョコチップなどのトッピング系(スプリンクルス)やラズベリーやマンゴーなどのソースを自由に選んでオーダーします。

この日は、エスプレッソソース入りのバニラシェイク(写真左)とマンゴーとパイナップルの2種類のソースを加えたヨーグルトシェイクをオーダー。どちらも、濃厚な味わいながら、後味はすっきり。

バニラシェイクはほどよい甘さで、ヨーグルトシェイクは、さっぱりした味わいながらも満足感があります。ヨーグルトとフルーツの酸味の組み合わせ、相性がいいですね。

他にもコロッケサンドやホットドックをはじめ冬季限定のクラムチャウダーなどの軽食メニューも。もちろんビールやコーヒーなどのドリンクも揃っています。フードもシェイクも手作りで、オーダーが入ってからの調理とのことで、繁忙時は少しお待たせすることがあるそうです。そんな時は、目の前に広がる景色を楽しみながら、ゆっくり出来上がりを待ちましょう。

▲お店のオープン以来、接客はもちろん調理やレシピ開発まで担う看板娘のMINAさんとMIKAさん

potatisの開店は、2014年7月。開店当時からフライドポテトとシェイクの専門店という珍しいコンセプトのお店で話題を集め、12年目を迎えた現在では、ご近所のお客さまはもちろんのこと、遠路はるばるpotatisを目当てに、七里ガ浜まで足を運ぶというお客さまが多い人気店となっています。

フライドポテトやシェイクは、定期的に改良を重ねてきたとお二人は言います。多くの試作と試食が続き、体重が増えることも度々で大変だったというMINAさん。そのような苦労を重ねながらも、お客さまの満足されたお顔や言葉が嬉しいというというMIKAさん。双子の姉妹というお二人を中心に、potatisの美味しさは、さらに磨かれ、進化が止まることはなさそうです。

七里ヶ浜海岸で軽く食べたくなった時や喉が渇いたら迷わずpotatisへ駆け込みましょう。朝9:30から開店していますので、朝食代わりのポテトやシェイクもお薦めです!

potatis
住所 鎌倉市七里ヶ浜1-3-12 KAMAKURA310ビル1F
TEL 0467-32-1177
アクセス 江ノ島電鉄「七里ヶ浜駅」から徒歩約3分
営業時間 9:30~18:00(L.O.17:30)
定休日 木曜・第2、4水曜

地域密着&個性豊かなお店からリゾートホテルまで 七里ガ浜周辺のスポット情報

▲マジックアワーを迎える湘南、七里ヶ浜海岸の夕景

海辺から丘の上まで、まるっと七里ガ浜を巡るモデルコースをご紹介しました。巡回する江ノ電バスも利用しながら、散策をお楽しみください。
なお七里ガ浜エリアには他にも、魅力的なお店やスポットがたくさんあります。気になるお店を巡る、おさんぽコースを組み立てて、ぜひ七里ガ浜へお出かけください。

【レストラン、カフェ、食】
Double Doors 七里ヶ浜店本店 (レストラン・カフェ)
DoubleDoors NAVY(レストラン・カフェ)
Sunrays island(カフェ)
AMALFI CAFFÉ(カフェ)
(E)2102(カフェ)
AWANOUTA(ラーメン)

【宿泊】
鎌倉プリンスホテル

スポット情報の「駅から探す」で七里ヶ浜駅を選んでご利用ください。個性的なお店やスポットが沢山あります!ぜひ七里ガ浜へお出かけください。

取材 ALOHAS
※掲載情報は2026年3月取材時点のものです。