1869年、明治天皇の命によって創建された神社【鎌倉宮】。後醍醐天皇の皇子であり、鎌倉幕府打倒の立役者として活躍した功績により1333年に征夷大将軍に任じられた護良親王が祀られています。
護良親王は、1334年、足利尊氏との対立から鎌倉二階堂の東光寺に幽閉の身となり、翌1335年に北条時行が鎌倉を攻めた「中先代の乱」による混乱の中で足利直義の手により暗殺され、28歳の若さで最期を迎えました。
御社殿の奥には、親王幽閉の地といわれる土牢が残されており、宝物殿には親王ゆかりの品々も所蔵されています。
▲鎌倉宮の本殿。1959年から行われている「鎌倉薪能」は、夜の境内に篝火を灯して行われている鎌倉の秋の風物詩です
▲獅子頭が描かれた絵馬。護良親王が戦いに赴く際に兜の中に「獅子頭守」を忍ばせていたという由緒があります。社務所では御守りも各種販売されています
境内には「厄割り石」が設置されています。“かわらけ”に息を吹きかけ、自分の厄を乗せたかわらけを石に投げつけて割ると厄を祓うことができるそう。割れなければ、割れるまで何度も挑戦してOK!
また、境内の社務所窓口では、御朱印を拝授することができます。
鎌倉宮の基本の御朱印は、見開き2ページで初穂料600円。その他に、季節限定御朱印、祭典神事毎の限定御朱印も選ぶことができます。
▲季節限定の御朱印も数種類から選ぶことができます。各500円
▲青い空に映える鳥居はフォトスポットとしても人気です