稲村ヶ崎駅

はぶか牛肉店
はぶか ぎゅうにくてん

肉のことならお任せ!料理に合う肉を切り出してくれる老舗精肉店

江ノ電「稲村ヶ崎駅」から徒歩1分。駅下車すぐの場所にあるのが、昭和25年(1950年)創業の精肉専門店【はぶか牛肉店】です。

創業時、稲村ヶ崎駅は数百メートル先にありましたが、現在の場所を移し、さらに改札口がお店の方に向いたことで、「私が小学生の頃、稲村ヶ崎駅がウチに近づいてきてくれて、店を駅前にしてくれた」と2代目の卓男さん。駅を降りたらすぐという好立地ということもあり、地元住民にも観光客にも愛されています。

卓男さんは15歳で先代を手伝いはじめ、23歳で店を継ぎました。取材時は78歳。キャリア60年以上のスペシャリストです。牛、豚、鶏と肉のことならお任せ! 日本全国から厳選された美味しい肉を、一番美味しい食べ方、一番美味しい状態で提供しています。

店内のショーケースには、ベーコンやソーセージ、ミンチなどが並びます。ほかの部位は注文を受けてから冷蔵庫から肉塊を取出し、包丁で手切りをする販売スタイル。「肉は切ってしまうと旨味が徐々に蒸発してしまうので、どんな料理に使うかを聞いてから、一番マッチした部位をご提案して、必要量だけを手切りしています」と卓男さん。これも一番美味しい状態で食べてもらいたいという想いから、手間のかかる方法ながら真心を込めて切り分けています。

▲A5ランクの肉を手切りする卓男さん。包丁は先代から引き継がれたモノを含めると20本以上。これからも手技と共に引き継がれていきます

▲切り口の肉の模様で味が分かるという卓男さん。煮物に揚げ物、焼肉など使用する料理や予算に合わせてベストな提案をしてもらえます

▲「焼き豚」100gあたり497円(自家製たれ付き)

はぶか牛肉店の名物と言えば「焼き豚」。 一般的には肩ロース肉で作られることが多い焼き豚ですが、はぶか牛肉店では脂身の多い“肩バラ肉”を使用しています。脂の量を調整するために肉を広げてすき、ちょうどいい量の脂に調整します。その絶妙なバランスが、焼き豚の人気の秘訣。味付けは塩のみ。ギュッと丸めて糸で縛った肩バラ肉を一日熟成させ、2時間かけてじっくりと炭火の上で吊るして焼き上げます。半年寝かせた自家製たれはお好みで。食卓の一品としてお土産にもぴったりです。

▲人気の「ピリ辛フランク」200円位、ころんとかわいい「フランクフルト」230円位。※グラムによって価格が変わります

▲卓男さんの孫で3代目となる遼亮さんが、1年半前から店で修業をスタート。これからも長く愛される店になること間違いなしです

概要

※掲載している情報が変更になっている可能性がございますので、公式サイト等で最新の情報をご確認ください。

店舗名
はぶか牛肉店
はぶか ぎゅうにくてん
住所
〒248-0024 鎌倉市稲村ガ崎3-3-30
アクセス
江ノ電「稲村ヶ崎駅」徒歩1分
営業/拝観時間
9:00~18:30
定休日
火曜、水曜