【月と松】は、鎌倉・材木座の閑静な住宅街にある、知る人ぞ知る蕎麦処。昭和6年に建てられた日本家屋の風情のある佇まいと、桜や沈丁花、柏葉アジサイなど季節の花木が楽しめる和庭園を眺めながら、ゆっくりと食事が楽しめます。
ここでしか味わえないのが、日本三大珍味の“からすみ”を使用した「からすみ蕎麦」。蕎麦つゆでいただく蕎麦でも、蕎麦粉にからすみを練り込んだものでもありません。からすみ粉をふんだんにまぶしていただく、美しく贅沢な逸品です。
からすみ蕎麦で使われている蕎麦は七割蕎麦。秋田と北海道の国産蕎麦粉をブレンド、からすみと調和するしっかりとした風味が特長です。からすみは兵庫県姫路市の沖合、瀬戸内播磨灘に浮かぶ坊勢島(ぼうぜじま)のボラの卵から、塩だけで手仕込みされた自家製。そのため、素材が持つ美味しさをそのまま味わうことができます。
からすみ蕎麦を気軽に楽しめるのが「お料理とからすみ蕎麦のショートコース」。からすみ蕎麦と一緒に、地元・湘南の食材を使った旬のお料理が彩りを添えます。この日のコース内容は、からすみ蕎麦、足赤海老と春キャベツのソプ、ぐじ(福井や京都ではアマダイをこう呼ぶ)と湘南ゴールドのお料理の3品。コース内容は二十四節気に合わせて変更されており、季節に合わせた料理が楽しめます。終日通し営業で、ランチタイムだけでなく夜も同料金でコースを提供。お祝いの席での利用はもちろん、ゆっくり蕎麦とお酒を楽しめるお店として、地元住民からも愛されています。