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長谷駅

サカノシタ(sacanosita)
サカノシタ

海辺の古民家カフェがリニューアル。居心地の良さは変わらず、パンケーキもバージョンアップ(長谷駅)

長谷駅から海方向へ歩いて5分ほど。海沿いの坂ノ下地区の一角にあり、鎌倉の古民家カフェの先駆け的な存在であった「cafe 坂の下」(2007年開店)が2023年6月にクローズ。そのわずか3か月後、築100年の古民家を新オーナーが引き継ぎ、9月6日に新たにカフェをオープンしました。店の名前は「サカノシタ(sacanosita)」。旧店舗時代からのスタッフも含む13人のスタッフでアイデアを出し合い、メニューの検討を行ない、食材にこだわったパンケーキやオープンサンドが早くも評判を呼んでいます。

▲リニューアルにあたり屋根の修繕を行い、前庭の植栽を整えたエントランス。海沿いの町の風景に溶け込む外観はそのままです

▲古くからの漁師町で狭い路地に民家が立ち並ぶ一角。お店のアプローチから続く砂利道のすぐ向こうには、きらめく由比ガ浜の海が見えます

▲オーナーがギリギリまで悩んだという店名。最終的に、「この場所は何年たっても永遠に『坂の下』なんだ」という想いからサカノシタと決めたそうです

▲築100年の古民家の温もりを残すために、家具の配置換えと照明や小物類の変更だけで内装は元のまま。店内にはゆったりとした「鎌倉時間」が流れています

▲手づくりのレモンピールとホイップバター、生クリームが添えられた一番人気のレモンパンケーキ(1,500円)。爽やかなレモンソースやメープルシロップもたっぷりかけてどうぞ

旧店舗の看板メニューだったパンケーキ。サカノシタ(sacanosita)では、この場所にパンケーキを食べにきていただくお客様の期待を裏切らず、そして今までとは違うスタイルのものをつくるために粉の配合の検討からスタート。何ヶ月も試作を重ねて完成したパンケーキは甘さ控えめで、しっとりとして軽い食感です。オーダーのたびに材料を配合し、1枚ずつ丁寧に焼き上げているそうです。

レモン、ハーブ、バナナキャラメルナッツの3種類(1,400~1,600円、ドリンクセットは+400円)があり、トッピングのジャムやピール、フルーツソースのほとんどが自家製。この他に食事系メニューとして、ハーブパンケーキにソーセージとベーコン、スクランブルエッグに野菜やピクルスが添えられた「ハーブパンケーキプレート」(2,000円)、ジャムなど7種類のトッピングでパンケーキを楽しめるアフタヌーンティースタイルの「ピクニックパンケーキ」(3,000円)も人気です。

▲植栽に囲まれたテラス席は潮風が吹き抜け、ピクニック気分で食事やスイーツを楽しむことができます。ペット同伴可なので、散歩の途中に立ち寄るのもいいですね

▲ランチタイム(10:00-15:00)限定のオープンサンドはスープと選べるドリンク付き。具だくさんのサンドと濃厚なバターナッツかぼちゃのポタージュで食べ応えのあるセットです

パンケーキと並んで、もう一つの人気メニューがオープンサンド。「和牛の自家製ローストビーフ、鎌倉野菜のグリルとブッラータ」と「季節のフルーツのコンポート、フレッシュサラダとリコッタチーズ」の2種類があり、お好みで、どちらか1種(1,800円)、あるいは2種(2,500円)盛り合わせを選ぶことができます。

パンは鎌倉市農協連即売所(レンバイ)の中に店を構える「PARADISE ALLEY BREAD & CO」、チーズは御成町の「Latteria BeBè Kamakura」、ドレッシングは御成町の「FOODSTAND magali」、ソーセージやベーコンは雪ノ下の「アルトシュタット」、珈琲は稲村ガ崎の「ツバメコーヒー焙煎所」といったように、地元の名店とコラボし、鎌倉の魅力がぎゅっと凝縮された一皿になっています。

(*オープンサンドは季節限定メニューです)

▲入口横のサンルームのような半個室の部屋にはクラシックな丸いテーブルが二つ。お客様の楽しいおしゃべりが聞こえてきそうですね

▲スパイスのバランスがよく飲みやすい、カフェオリジナルのマサラチャイ。深い味わいと香りに心も体もホッとします

▲古民家愛、鎌倉愛に溢れるサカノシタ(sacanosita)オーナーのリサさん

cafe 坂の下からカフェを引き継いだオーナーのリサさんは横須賀出身。古民家が大好きで、将来は自分でカフェやワークショップをやりたいという夢を持っていたそうです。そして、趣味の古民家カフェ巡りを続けるなかで、以前から通っていたcafe 坂の下が閉店することを知り、それがきっかけとなって、旧オーナー様とのご縁が繋がり、晴れて古民家カフェのオーナーに。

「静かにゆったりした時間を過ごしていただけるよう、メニューを再検討し、価格も見直しました」と語るリサさん。人気TVドラマの舞台となった旧店舗を懐かしむ方も多いそうですが、そんな古くからのお客様のアドバイスも参考にしながら、スタッフみんなで店づくり、新しいメニューづくりをされているようです。

日本だけでなく、海外からの観光客もどんどん増えている鎌倉。
古民家、美味しい地元の食材、海辺の風景、フレンドリーなスタッフ・・・そんな「鎌倉的価値」に溢れたサカノシタ(sacanosita)は、これからきっとたくさんのお客様の笑顔があふれる場所になっていくことでしょう。


取材 ALOHAS
※価格はすべて税込みです。 
※掲載情報は11月取材時点のものです。

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概要

※掲載している情報が変更になっている可能性がございますので、公式サイト等で最新の情報をご確認ください。

店舗名
サカノシタ(sacanosita)
サカノシタ
住所
〒248-0021 鎌倉市坂ノ下21-15
TEL
0467-81-3361
アクセス
江ノ電長谷駅から徒歩4分
営業/拝観時間
平日10:00-17:00 (L.O. 16:00)
土日祝10:00-18:00 (L.O. 17:00)
定休日
毎週火曜 最新情報は公式インスタグラムでご確認ください。
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