先代が1970年に東京都大田区で「嶋田屋」を開店。その後1977年に「そば処 嶋田庵」として藤沢市・長後へ移転し、2017年末までの40年間の営業を経て、2018年3月に鵠沼海岸にオープンしたのが「蕎麦兄」。
サーフィンをしている時(海の中)でも蕎麦屋の兄ちゃん、蕎麦兄と呼ばれていたので、そのままお店の名前にしました」と、日焼けした笑顔で語る店主の嶋田さん。
蕎麦兄の蕎麦は、色の濃い田舎蕎麦でも真っ白な更科そばでもなく、いわゆる江戸前の「並そば」。自家製粉、手打ちの二八の新鮮な蕎麦を手繰ると新鮮な香も漂い食欲を刺激します。
「波が良いと何時までも海に入り続けるサーファーのために、休憩時間は設けずに通しで営業しています」。
いわゆるランチタイムが過ぎた午後の時間にも美味しいお蕎麦がいただけます。注文が入ってから揚げる天ぷらをはじめ、お蕎麦と一緒に楽しめる「蕎麦前」などの一品料理、酒の肴も充実。昼夜問わず、食事もお酒も楽しめる頼もしいお店です。
▲お店の看板メニュー「天せいろ」。北海道産のオーガニックの蕎麦を使っており新蕎麦の時期以外もやや緑色を感じさせる色合いに仕上がるそう
▲合鴨のほどよい脂がにじみ出た蕎麦つゆに冷たい蕎麦の相性たるや。暑い季節にもぴったり
▲先代から蕎麦屋を継ぎお店を切り盛りする店主嶋田さん。日焼けした肌に白いシャツがお似合いです
▲引地川沿いの新しいグレイの建物に白い暖簾が目印。店頭にテラス席もあり、すぐに分かります